1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 15:05:22 ID:mphSYG6CO
咲「おはよう、お姉ちゃん」

照「…ん。おはよ」

咲「今日は庭の枯れ葉の掃き掃除をする予定だよね」

照「……面倒」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 15:17:48 ID:mphSYG6CO
咲「落ち葉を一カ所に集めたよ」

照「お芋を買ってきた」

咲「……焼き芋するの?」

照「折角だから」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 15:20:11 ID:mphSYG6CO
照「芋を新聞紙に包んだよ」

咲「火を付ける準備完了。あとは…」

照「火は私が付ける。危ないから咲は下がっていて…」

咲「う、うん。分かったよ」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 15:25:56 ID:mphSYG6CO
照「落ち葉の下に芋を投入。そして―――燃えなさい」

咲「燃えたね、お姉ちゃん」

照「ふふん。マッチを擦り、火を起こすのなんて私にかかれば朝飯前だ」

咲「う、うん。すごいね、お姉ちゃん」

咲(別にそこまで胸を張れるようなことではないと思うけど…)

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 15:30:38 ID:mphSYG6CO
照「そろそろか」

咲「……そうだね。多分、そろそろ良いんじゃないかな」

照「とりあえず落ち葉の下に投入したモノを取り出そう」

咲「私も手伝うよ」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 15:34:20 ID:mphSYG6CO
咲「ねぇ、お姉ちゃん。なにこれ…」

照「見て分からない? ツナ缶」

咲「いや、それは分かるんだけど何でこんなものを入れてるのかな?」

照「前にベン・トーを見てたんだけど、美味しそうだと思って」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 15:43:09 ID:mphSYG6CO
照「……焼き芋おいしい」

咲「うん、美味しいね。それとさっきから気になってたんだけどそのアルミホイルに巻かれたモノはなに?」

照「……色んなモノを試そうと思って刺身用のマグロが安かったからアルミホイルを巻いて入れてみた」

咲「……へぇ」

照「咲も食べるよね?」

咲「……うん」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 15:45:44 ID:mphSYG6CO
咲「このツナおいしいね」

照「咲、ご飯いる?」

咲「炊いてるの?」

照「うん」

咲「準備が良いね、お姉ちゃん」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 15:48:42 ID:mphSYG6CO
照「ここからは未知の領域。咲、準備は良い?」

咲「うん。準備はいいよ。早くアルミホイルを開いてみようよ」

照「……急かさないで。分かった。今…開くよ」

咲「………うん」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 15:51:43 ID:mphSYG6CO
照「咲、味はどう…?」

咲「……うーん。なんだろ。温かいマグロみたいな感じだね」

照「なにそれ…」

咲「正直、微妙かな…?」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 15:54:10 ID:mphSYG6CO
照「炙ってみた」

咲「…うん。ジューシーさがなくなってるけど、こっちの方が美味しいかな」

照「……やっぱり何でもかんでも試すもんじゃないね」

咲「…だね」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 15:57:11 ID:mphSYG6CO
咲「それでそっちの新聞紙に包まれたモノは何なの?」

照「トウモロコシ。これはイケると思い、買ってきた」

咲「……それは大丈夫そうだね」

照「うん。きっと大丈夫のはず…」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 16:01:36 ID:mphSYG6CO
照「……トウモロコシ美味しい」

咲「…うん。美味しいね、お姉ちゃん」

照「………火を見ながらの食事。これは原始の頃を思い出す」

咲「お姉ちゃんに原始時代はないよね」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 16:04:17 ID:mphSYG6CO
照「……どうでもいいけど火って見てると落ち着く」

咲「…うん。なんか分かる」

照「……なんでだろうね?」

咲「うーん、それは分からないかな」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 16:08:52 ID:mphSYG6CO
咲「そろそろ火を消そうか」

照「…任せて」ギュイイイイン

咲「ちょっ、危ないからそれはダメだよ!」

照「…なんで?」

咲「お姉ちゃんが火傷しちゃうでしょ!」

照「なんとかなる」

咲「ならないよ!」

※結局、普通に火を消しました。

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 16:11:59 ID:mphSYG6CO
照「……」

咲「……」

照「……咲。そっちの本を取って」

咲「…ん、分かった。はい」

照「ありがと…」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 16:17:19 ID:mphSYG6CO
咲「………暇だね」

照「………ん」

咲「………」

照「………そういえば」

咲「……なに?」

照「………清澄の文化祭はいつだっけ?」

咲「……明日」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 16:19:52 ID:mphSYG6CO
照「……明日が文化祭なのに暇なの?」

咲「……うん。私の仕事は終わったから」

照「……ふーん」

咲「……明日お姉ちゃんは来てくれる?」

照「………行く」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 16:23:53 ID:mphSYG6CO
照「……咲のクラスの出し物はなに?」ペラッ

咲「…喫茶店」ペラッ

照「……咲は接客?」

咲「……うん。それなりに知名度の高い私や和ちゃんたち麻雀部員が接客に回れば、集客率が上がるからって半ば無理矢理に…」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 16:29:39 ID:mphSYG6CO
照「…明日はカメラを持参する」

咲「店内は撮影禁止だよ、お姉ちゃん」

照「…そうなの?」

咲「うん」

照「それは残念」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 16:35:58 ID:mphSYG6CO
照「…休憩は?」

咲「あるよ」

照「その時に一緒に文化祭を回れたりはしないの?」

咲「うん、大丈夫だよ。宣伝という名分を掲げ、休憩時間を長引かせてもらうから」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 16:42:35 ID:mphSYG6CO
翌日。清澄高校の文化祭。咲たちの教室

照「……咲。来た」

咲「お姉ちゃん!? 早かったね」

エッ、ミヤナガサンノオネエサンガキテルノ!?
アレジャナイカナ!!
ミヤナガテルサンダヨネ
サインガチョーホシイヨー

照「咲はいつ休憩…?」

咲「まだ開店したばかりだよ、お姉ちゃん」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 16:48:32 ID:mphSYG6CO
照「……分かった。それまではここに居座る」

咲「あはは…注文はどうする?」

照「…なんでもいい。私が食べそうなものを持ってきて…」

咲「うん、分かったよ」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 16:55:39 ID:mphSYG6CO
咲「―――クッキーの盛り合わせとお茶を持ってきたよ♪」

照「…ん、ありがと…」

咲「それじゃあ、ごゆっくり」

照「……うん。分かった」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 17:00:04 ID:mphSYG6CO
咲「――ちゃん! お姉ちゃん!」

照「!」ビクッ

咲「休憩にいっていいだって…」

照「ああ、ごめん。読書に集中してた」

咲「もう…」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 17:02:33 ID:mphSYG6CO
咲「まずはどこに行こうか?」

照「片岡さんのところ…かな」

咲「分かったよ。案内するね」

照「お願い」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 17:13:21 ID:mphSYG6CO
咲「ここだよ」

照「……タコス屋敷?」

咲「うん、とりあえず入ってみよう」

照「……分かった」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 17:17:28 ID:mphSYG6CO
優希「いらっしゃいだじぇ! タコス屋敷にようこそ」

照「………」

咲「………」







照(タコスの着ぐるみでひとを驚かす迷路のような……だから名前がタコス屋敷なのか)

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 17:24:29 ID:mphSYG6CO
咲「…次はどうする?」

照「タコ焼き…」

咲「……分かったよ」

咲「すいません。タコ焼きひとつください」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 17:30:40 ID:utZyxE8lO
咲「お姉ちゃん、買ってきたよ」

照「ありがと」

咲「じゃあ口を開けて」

照「?」

咲「はい、あーん」

照「……あーん」



照「…はふはふ…はふい…」

咲「ご、ごめんね。お姉ちゃん」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 17:33:08 ID:utZyxE8lO
咲「ふぅー…ふぅー…今度はちょっと冷ましたから」

照「…うん」

咲「はい、あーん」

照「あ、あーん」パクッ

咲「どう…?」

照「おいひい…」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 17:40:10 ID:utZyxE8lO
咲「次は何にする…?」

照「……演劇を見てみたい」

咲「分かった。演劇はあっちだよ」

照「………咲、ひとが多いね」

咲「…うん? まぁ、文化祭だからね」

照「はぐれないように手を繋ごうか…」

咲「! うんっ!」ニコッ

咲は照の手を引き、照はそれに引っ張られ―――連れ回されるように文化祭を回りました。

秋編おわり

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 18:25:07 ID:utZyxE8lO
ある秋の日。

照「そういえば私の方が忙しくて言い忘れてたけど、インターハイ団体戦優勝おめでとう」

咲「…ありがと、お姉ちゃん」

照「個人戦は残念だったね」

咲「うん、来年こそは優勝を狙うよ」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 18:31:27 ID:utZyxE8lO
照「個人戦は何位だった?」

咲「また二位だったよ。衣ちゃんが大量得点で優勝したんだよ。お姉ちゃんは三年連続優勝だったんだよね…?」

照「まぁ、衣みたいに火力の高いひとは出てなかったから…」

咲「……それでも凄いよ」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 18:37:33 ID:utZyxE8lO
咲「それに衣ちゃんは別格だったけど、二位から四位まではあまり得点自体は変わらなかったんだよね」

照「……二位から四位?」

咲「私と荒川さんと神代さん」

照「ふーん」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 18:49:18 ID:utZyxE8lO
照「とりあえず団体戦は……おめでとう。白糸台は二位だったんだよね。残念」

咲「そういえば…」

照「……?」

咲「淡ちゃんがお姉ちゃんの戦い方を真似しようとしてたよ?」

照「ああ…」

照(今の白糸台のエースは淡だからな。白糸台に恥じないような試合をしようと淡なりに模索してるんだろうな。とりあえず今度、久しぶりに白糸台を見に行こうかな…)


秋編(祝福編)おわり


照「四季日和」咲「秋だね、お姉ちゃん」
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1366437922/)