3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22 21:54:11 ID:/p9fZNWKP
レッスンスタジオ 昼

P「ま、あんまり上手く歌おうと思わないことも大事だよな」

夏樹「ふーん」

P「いい声で音程を外さない様にってのも確かに重要だが、あんまりそれにとらわれすぎると喉から出る声になっちまう」

夏樹「あー、わかる気がする」

P「だからあんまり正しいメロディにしたがって歌うとか考えずにのびのびと歌うという事を心がけたほうがいい、
 もちろん、大部分はきっちり歌えてるって前提だがな」

P「俺達は人間であって、機械じゃない、与えられた通りに動く必要はない、それは歌に関してもいえることだと思う」

P「特にアイドル歌手ってのはその人自身を見るために集まるファンも多い、そこで自分らしさをどう表現するかってのも必要なことなんだ」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22 22:00:51 ID:/p9fZNWKP
P「さらに言えば夏樹の場合、ロックなアイドルというコンセプトがあるからな、
 自分にしかできない歌の表現ってのに気を使わなきゃならないな」

夏樹「…だな」

P「とまあ、理屈を並べてみたせいで、なんか堅苦しくなっちまった、これじゃ本末転倒だな」

P「ともかく俺が言いたかったのは、楽しんで歌うってのもありじゃないかなってとこかな」

夏樹「なるほどな、確かにただ歌が上手いだけじゃ伝わらないことってあるよな」

夏樹「よしっ!なんだかやる気が出てきた!今度はもっとアタシらしく歌ってみるよ!ありがとな、Pさん!」

P「おう!」

ジャカジャカ

夏樹「~♪」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22 22:07:19 ID:/p9fZNWKP


ギシッギシッ

夏樹「…んっ!…んん!」

P「どうした夏樹、声出てないぞ?」パンッパンッ

夏樹「~~~~!!!!」

P「声は思いっきり出せ、我慢してると喉痛めるぞ!」パンパン

夏樹「そ、そんなこと……いったって…恥ずかし……んひぃ!」

P「恥ずかしいぃ?LIVEじゃ観客全員にお前のこと見てもらうんだぞ?このくらいでためらってどうする?」パンパン

夏樹「それと、これは違っ……んんっ!」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22 22:17:42 ID:/p9fZNWKP
P「強情だなぁ…なら、これでどうだ!」ズンッ

夏樹「!?、そんな…いきなり…深く…あああっ!」

P「はあ…はあ…これなら…どうだ!」ズンッズンッ

夏樹「だ、だめぇっ!そんなに…!深く…突くなぁ!」

P「なんだいい声出せるじゃないか、そう、そんな感じだ」

夏樹「ああっ!ああっ!だめ!駄目だってば!そんなにされちゃ…!」

P「随分可愛い声でなくじゃないか、いいぞ…」

夏樹「あ!あん!そこっ!いい!すごい!」

P「そうだ…腹の底から、自分らしく、思いっきり声をだすんだ…」

夏樹「ああっ!ああっ!あああああああああっ!」

P「よしっ!イクぞ!夏樹!うおおおお…!」

夏樹「えっ…あっ、だめっ!いやああああああああ!」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22 22:25:56 ID:/p9fZNWKP


P「というわけで今日はダンスレッスンだ」

夏樹「ダンスか…あんま得意じゃないんだよね…」

夏樹「なんつーかさぁ?ダンスってロックとあんま関係ないじゃん、やっぱロックは歌ってこそのもんだと思うぜ?」

P「確かにそう思うかもしれないが、それはロック=音楽ということにとらわれすぎてはいないだろうか?」

夏樹「?」

P「例えば、ヒップホップというとスクラッチ音とラップの歌詞というのを我々日本人はイメージするかもしれない」

夏樹「ふむふむ」

P「だが、それはヒップホップの一面にすぎないとも言われている」

P「歌はもとより、ダンスや服装、果ては思想に至るまでそれら全てをひっくるめてヒップホップという考えるものらしいんだ」

夏樹「へぇ…」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22 22:33:19 ID:/p9fZNWKP
P「だから、ロックと一口に言っても、それは音楽だけじゃない、そういうところも表現したいなって思ってるんだ」

P「俺と夏樹が初めて会った時さ、『ロックなアイドルってのもありだな』的なことを言ってたよな?」

夏樹「あっ…!」

P「ロックだって、ヒップホップ同様、思想として成立しているところがあるんだ、だりーがロックじゃねえみたいな言い方するだろ?」

P「アイドル木村夏樹は歌だけじゃない、ダンスもできるんだってのをファン知らしめることができれば、
 それもまたロックになるんじゃないかなってのが俺の意見だ」

夏樹「そうか…アタシはいつの間にか自分の中にあるロックに縛られてたのかもしれないな…」

夏樹「うん!ダンスは苦手だけどやってみるよ!ありがとな、Pさん!」グッ

P「よし、その意気だ!」ゴッ

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22 22:40:52 ID:/p9fZNWKP


ギシッギシッ

夏樹「あんっ!あぁんっ!」

P「くくく…自分から腰振って喘ぐなんて…エロエロだな、夏樹は…」

夏樹「だって…Pさんが…んっ!…そうしろ…って…ああ!」ギシッギシッ

P「ダンスは苦手と言ってたが…こっちのダンスはさすがだな…」

夏樹「なに…馬鹿なこと…言ってん…だ…よっ…おおおおおおお!?」

夏樹「やっ!ちょっ!下から…突き…!」

P「んん?どうした~?」ニヤニヤ

夏樹「だって…いきなり…こん…なああん!」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22 22:49:56 ID:/p9fZNWKP


夏樹「そういえばさPさん、当日はバックバンド入るのか?」

P「ああ、そのつもりだが」

夏樹「そっか!そりゃ楽しみだな!やっぱ生じゃないと盛り上がらないもんな!」

P「一応ロックなアイドルとして売りだしてるからそういうとこにこだわってみたんだ」

夏樹「そういうとこはやっぱさすがだな!」

夏樹「そうだ、Pさんもバックバンドで参加とかどうだ?」

P「俺が?無理無理、俺楽器はからっきしだし」

夏樹「へへっ!冗談だよ!でもPさんもギターくらい弾けた方がいいんじゃね?今後のためにさ?」

P「…そうかもな」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22 22:55:19 ID:/p9fZNWKP


ピリッ

夏樹「ん、なんだそれ?」

P「ん?スキンだよ、いつも付け忘れるけど、やっぱ避妊とかしとかないと」

夏樹「いいよ、んなもん」

P「そういうわけにはいかんだろうが」

夏樹「大丈夫だって!もしものためアタシも普段から飲んでる…からさ…」

P「お前…そこまで…」

夏樹「だって…やっぱナマじゃなきゃ…盛り上がらないだろ?」

P「ああ、なまってそういう…」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22 23:02:57 ID:/p9fZNWKP
ギシッギシッ

夏樹「あっ!あっ!そこっ!もっと!もっとぉ!」

P「お前ってほんと、バックから入れられるの好きだよな」

夏樹「あっ!だって…無理矢理って感じで…!女みたいに…犯されてるって…!」

P「夏樹は女だろ、じゃなきゃこんなに…」ムニムニ

夏樹「ああん!胸っ!いじるなぁ!おかしくなるからぁ!」

P「俺も女…っていうか夏樹の演奏は得意なんだけどなぁ…」

夏樹「なに…!バカなこと…!ああああ!?すごい…!そこ…!いい…!」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22 23:14:06 ID:/p9fZNWKP


夏樹「だりーのやつ、なんだかんだ言ってかわいいやつだよなぁ…」

P「お前も十分かわいいじゃないか」

夏樹「な、なにバカなこと言ってんだよPさん!アタシなんて全然女らしくないし…それに…」

夏樹「なあ、Pさん…?やっぱアタシも少しは女らしいこととかやったほうがいいかな?」

P「ん?ロックな夏樹らしからぬ発言だな?」

夏樹「らしく、ってなんだよ!アタシだって少しは気にして…わっ!」

クシャクシャ

夏樹「何すんだよ!髪が乱れるじゃねえか!」

P「そんなこと気にしないで、お前らしくやれ…ちゃんとお前を女として見てくれる奴だっているんだから」

夏樹「あ…ああ…悪いな…変なこと聞いちまって…」

P「だから気にするなって」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22 23:23:35 ID:/p9fZNWKP


パンッ パンッ パンッ

夏樹「あっ!そこ!あっ!ああ!」

P(ったく…こんなにかわいい女他にいるわけないのにな……)

夏樹「Pさぁん…!もっと…もっとぉ…!」

P(自分の良さ…かわいいところに気づけてないって点では、李衣菜とどっこいどっこいってとこかもな)

夏樹「ああ…!アタシ…また………クゥゥゥゥゥ!」

夏樹「はぁ…はぁ…また…アタシだけ…」

P「んっ…」ググッ

夏樹「!ちょ…ちょっ…待って…少し…休ませて…やぁん!」

P(今日はちょっと思い知らせてやるか……)

夏樹「はっ…はっ…だめ!それ…以上…はっ…!んんっ!」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22 23:33:07 ID:/p9fZNWKP


P「…よし、今日はこんなもんでいいだろ」

うへぇ…もぉだめぇ…

夏樹「だりーのやつ、あれくらいでへばって…しょうがねえやつだな…」

夏樹「あっ…お疲れPさん!」

P「おう…」ゼェゼェ

夏樹「今日はあいつに付きっきりだったな…」

P「おかげで俺もいい運動になったよ…」

夏樹「なんか悪いな、だりーは元々今回参加する予定じゃなかったんだろ?」

P「ああ、そうだな」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22 23:43:03 ID:/p9fZNWKP
夏樹「なんだかんだ言ってPさんはだりーに甘いからな」

P「お前だって李衣菜と一緒なら楽しいだろ?」

夏樹「ははっ、そうかもな!あいつ見てて飽きないしな!」

P「まあ、良い奴ではあるよな」

夏樹「あいつならロックなアイドルじゃなくても色々やってけそうなのに、プロデューサーってのは大変だな…」

P「そういうのも楽しいんだよ」

夏樹「そんなもんか?」

P「ああ…敢えて難しい道に選んでいくのはプロデュースのしがいがあるってもんだ…」

夏樹「ふーん…」

P「お前だって李衣菜が成長してるのみると嬉しいだろ?」

夏樹「そうだな…ロックなアイドル…一緒に目指してみたいって思うな…」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/22 23:50:41 ID:/p9fZNWKP


ギシッギシッ

夏樹「もっと…!もっと…もっとしてぇ!」

P「なんだ…?今日の夏樹は一段と甘え上手だな…?」

夏樹「だっ…て…今日…レッスンで…全然……」

P「仕方ないだろ…李衣菜の奴が少し遅れてたからな…」

夏樹「だから…もっと…んっ…あぁ!」

P「もしかしてお前…あいつに…うぉっ!」

ギュッ

夏樹「あいつの…こと…ばっかり…!」

夏樹「いまは…アタシと…して…んっ!だろ…!」

P「ん…!すまん…」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/23 00:00:11 ID:aWD3MAKtP
夏樹「はぁ…はぁ…アタシだって…Pさんが忙しいことくらい…わかるから…」

夏樹「だから…この時間だけは…この時間だけでいいから…もっと…」

夏樹「もっと…アタシのこと…」

P「ああ……ごめんな……んっ…」

チュゥ

チュ チュルルルルルル

夏樹「んん…!…んはぁ!Pさん!Pさぁん!」

夏樹「欲しい…Pさんの…欲しい…!」

P「夏樹…!夏樹ぃ!」

夏樹「あっ…!もう駄目…!アタシ…きちゃう…!」

P「だ、出すぞ……」

夏樹「んっ…出して!アタシの中に!たくさん…!」

P「ぐっ…くおおおおおおおっ…!」

夏樹「っはああああああああああああ!」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/23 00:16:09 ID:aWD3MAKtP
LIVE当日

観客「うおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」

ウッヒョー!

夏樹「とうとうここまできたんだな」

P「ああ、思った以上の盛況だな」

夏樹「しっかり見ててくれよな!Pさん!」

P「ああ、頑張れよ!」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/23 00:22:19 ID:aWD3MAKtP
夏樹「あ、それとさ…!」

P「ん?」

夏樹「このLIVE終わったら…しばらく休み取れるんだろ?」

P「ああ?」

夏樹「もし…成功したらでいいからさ…」

夏樹「その…二人っきりでさ…ツーリングでも行きてたいなって…」

P「ツーリングねぇ…何に跨るんだか…」

夏樹「馬鹿…!」

P「ははっ、冗談だよ」

夏樹「あっ、いや…アタシはどっちでも…いや!なんでもない!行ってくる!」

P「あっ…ちょっと待て」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/23 00:27:42 ID:aWD3MAKtP
夏樹「ん?」

チュッ

夏樹「…!」

P「今日のLIVE、成功したら…な?」

夏樹「…」コクッ

P「よし、行ってこい!」

夏樹「ああっ!」

タッタッタッタッ



こら!ぼさぼさしてっと置いてくぞ!
 
あーっ!ちょっとまってよなつきちー!




おわり?


モバP「夏樹とボイスレッスン」
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1366634770/)