1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 20:36:41 ID:x9nFcBPN0
あずさ「あらあら~、でもなんだか楽しそうですね♪」

千早「えぇ。私はずっと一人暮らしだったから、大勢いるのは心強いわ」

貴音「あなた様。わたくしたちは同じ事務所の仲間として既に家族同然。なにもおかしな事などありませんよ」

P「い、いやそういうことじゃなくて…そもそもこんな狭いアパートにこの人数は」

春香「むー…プロデューサーさんと夢の同棲生活が…」ボソッ

千早「春香?」

春香「へっ?!あ、ごめん千早ちゃん、ちょっとボーッとしちゃってたよ、えへへ…」

P「おい、聞いてるのかお前ら…」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 20:43:00 ID:x9nFcBPN0
~遡ること数時間前~

P「そういえば学生組はもう夏休みか」

春香「はい、そうなんですよ!…まぁ夏休みもお仕事たくさんですけどね」

P「はは、そうだな。まぁ学校が休みな分、集中してアイドルやれるってことで」

春香「はい!天海春香、頑張りますっ!」

P「うんうん。やる気バッチリだな」

春香「あの…それでなんですけど、プロデューサーさん」

P「うん?」

~~

P「おいおい、マジか…」

春香「は、はいっ!ダメですかね…」

P「いや俺の家に泊めるのはちょっとな…さすがにアイドルだし、男の家はマズいだろ」

春香「うぅ…ですよね…」

P「んむ。さすがに男と二人はアイドルとしてマズい気がする」

あずさ「あらあら、なら二人きりじゃなければいいのかしら?」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 20:48:30 ID:x9nFcBPN0
春香「?!」

P「え?」

あずさ「ごめんなさいね、おもしろそうな話してるみたいだったから思わず聞いちゃったの」

P「は、はぁ…いや面白くはないかと」

あずさ「プロデューサーさん、私もプロデューサーさんのお家に泊まらせてくださいっ。三人なら春香ちゃんも安心できると思うわ」

春香「はい?!」

P「い、いやだから二人ともアイドルで…」

あずさ「あらあら、もしかしてプロデューサーさん…手を出すつもりなんですか?」

P「いえそんなことはないですはい」

あずさ「はいっ、じゃあ決まりですね。楽しみだわ~、誰かと一緒に生活するなんて久しぶりだもの♪」

P「う…どうしてこんなことに…」

春香(むむぅ…プロデューサーさんと二人きりで夏休み過ごせると思ってたのに…うーむ)

春香(でも最初断られたし、結果オーライってところなのかな?でもあずささんが…)

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 20:53:53 ID:x9nFcBPN0
あずさ(ふふ、春香ちゃん…抜け駆けは感心しないわ…私も思いつきで言っちゃったけど、よく考えたらプロデューサーさんと一緒に住めるのよね)

あずさ(うふふ…本当に楽しみだわ~…)

あずさ「じゃあ、さっそく明日からお邪魔しますね。よろしくお願いしますプロデューサーさんっ」

P「え、あ、はぁ…」

千早「なにが明日からなんですか?」

P「お、千早。来てたのか」

千早「えぇ、ついさっき。…それで、あずささんと何を?」

P「い、いやそれがな…」

~~

P「というわけで…」

千早「……」

千早「プロデューサー。わたしもプロデューサーの家に住ませてください」

P「は?」

千早「じつはその…事情がありまして。新しく住む場所を探してたんです」

P「え、そうなのか?」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 20:59:10 ID:x9nFcBPN0
春香「千早ちゃんもプロデューサーさんの家に住むことになった?!?!!」

小鳥「ぴよ?!」ガタッ

P「は、春香っ声が大きい!はい小鳥さん落ち着いてくださいねー、はい座ってください早く」

貴音「あなた様…先ほどの話は真ですか」

春香「た、貴音さん…聞こえちゃってたか…」

P「あぁぁぁぁ……」

~~

P「回想終わり」

春香「え?どうかしましたか?」

P「い、いやなんでもないぞ」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 21:03:33 ID:x9nFcBPN0
あずさ「プロデューサーさぁん、シャンプーの替えはどこに…」トテトテ

P「あずささん!!!バスタオル一枚で上がって来ないでください!!」バッ

あずさ「あらごめんなさいね、でもまだ入ってる途中だったから…」

P「せ、洗面台の下の引き出しに詰め替え用が入ってますから!」

あずさ「はーい。ありがとうございます」トテトテ

P「ぐふぅ…一気に疲れた…」

春香「むー…プロデューサーさんのえっち」

P「いやしょうがないだろアレは!」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 21:07:38 ID:x9nFcBPN0
貴音「あなた様。きゃべつが痛んでおりますが…」

P「あー、そういや前に残したやつそのまんまにしてたっけ…新しいの買うか」

貴音「買い物に行かれるのですか?でしたら今から書き出すものを」

P「あー、この人数だしな。多めにいろいろ買っておくか」

千早「あ、私も買い出し手伝いますよ」

P「あぁ、助かるよ。ちょっと多くなりそうだしな」

貴音「ではよろしくお願いします、あなた様」

P「あぁ。ちょっと行ってくるな」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 21:12:37 ID:x9nFcBPN0
スーパー

P「あ、そうだ千早」

千早「はい?」

P「お前、他の人に比べて荷物が少なかったみたいだけど…ちゃんと着替えとか諸々は足りてるのか?」

千早「あぁ、その辺は大丈夫です。移り住んでからいろいろ新調するつもりだったので」

P「そうか。せっかくだから今から買いにいくか?まだデパート空いてる時間だし」

千早「いいんですか?」

P「あぁ。俺もみんなの分の布団とかがいるからさ」

千早「すみません、急に押しかけてしまって…」

P「いいさ、気にするな。…さすがにこの人数は予想してなかったけどな」ハハ

千早「それにしても五人暮らしなんて…本当に家族みたいですね」

P「そうだなぁ…なんか不思議な感覚だ」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 21:18:01 ID:x9nFcBPN0
デパート

P「よし、必要なものは大体揃ったな。布団も送ってもらえることになったし…」

千早「では戻りましょうか」

P「あぁ。そろそろ晩飯の時間だしな」

~~
P宅

あずさ「あら~、お帰りなさいぷろでゅーさーさぁん」デロデロ

P「あ、あずささん?!なんでもう酔っぱらってるんですか!」

春香「いやそのぉ…あずささん、お風呂あがってすぐに呑み始めちゃって」

P「おいおい…晩飯もまだなのに」

あずさ「ぷろでゅーさーさんも飲みましょうよぉ」ギュッ

P「うっ…///てか酒くさっ…」

貴音「お帰りなさいませあなた様。ちょうど夕飯の準備が整いましたよ」

P「おぉ、ありがとうな貴音。よし、さっそくみんなでいただこうか」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 21:22:47 ID:x9nFcBPN0
春香「あ、美希と響が出てる番組だ」pi

P「おー、そういえば今日放送日だったな」

貴音「響…今日も体を張っていますね…」

千早「我那覇さん、また猛獣と闘ってるのね…」

P「いまや珍獣ハンター響って感じで、アイドルだかよくわかんなくなってるしな」

あずさ「三浦あずさ、歌いますっ♪」キャッキャ

春香「あずささん…明日もお仕事なのにまだ飲んでる…」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 21:28:35 ID:x9nFcBPN0


P「よし、とりあえず今日寝る場所を決めよう」

春香「私と千早ちゃんはリビングに布団を敷いて寝ますね」

千早「で、四条さんが寝室と」

貴音「ありがとうございます、あなた様」

P「いや、かまわないさ。あずささんは…まぁこのままソファに寝かせてあげればいいか」

春香「プロデューサーさんはどこで寝るんですか?」

P「俺は風呂場で寝るよ」

春香「え」

P「いやまぁ、他に場所がないし…お前達と一緒の部屋はマズいだろ。玄関でもいいけど、まだちょっと寒いしな」

千早「そ、そんな…本当にわるいですよ」

春香「せめて一緒にリビングで…」

貴音「わたくしと一緒にべっどで寝るというのはいかがでしょう」

P「いやもっとマズいだろ!…いいさ、この狭いアパートじゃしょうがない」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 21:32:55 ID:x9nFcBPN0
翌日

春香「おっはよーございます!」

P「おはようございます」

小鳥「あら春香ちゃん、おはよう。プロデューサーさんもおはようございます」

伊織「あら、あんたたち二人そろって出勤?珍しいわね」

P「んぎっ、伊織…」ギクッ

伊織「なによ」

春香「あ、あはは…おはよう伊織、」

伊織「え?なんなのよ、もう」

32: >>29 バランスで決めた的な 2013/04/30 21:38:05 ID:x9nFcBPN0
小鳥(あ、そういえば春香ちゃんたち、プロデューサーさんの家に泊まってるのよね)

小鳥(…ハッ?!て事は当然プロデューサーさんと一夜を共に…)

春香『えへへ、今日は私の番ですよプロデューサーさんっ』

P『だ、ダメだ春香…俺たちはプロデューサーとアイドルで…』

春香『えぇー…昨日は千早ちゃんとあんなに激しくしてたじゃないですか…私もうガマンできなくて…』スルッ

P『は、春香…』

春香「小鳥さん?」

小鳥「フヒィ…ハァハァ…」

P「うん。この顔は駄目な時の顔だ。放っておこう春香」

春香「は、はぁ…」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 21:44:02 ID:x9nFcBPN0
P宅

貴音「みな、もう仕事に向かいましたね」

貴音「わたくしは今日はお休みをいただいておりますゆえ…プロデューサーの部屋でのんびりしております」

貴音「さて…何をして過ごしましょうか」

貴音「以前雪歩に、おふの過ごし方を聞いたのですが」

貴音「よく『でぃぶぃでぃ』なるものを見ているとのこと…今朝プロデューサーにその機材の場所を教えてもらいましたが…」

貴音「はて…この『でぃぶぃでぃですく』とはどのようにして…」ガチャ

貴音「む…ここをこうして…」ガチャガチャ

貴音「…よく分かりませんね」pi

貴音「おや…映ったようですが」

貴音「……これは…面妖な…」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 21:51:06 ID:x9nFcBPN0
P「ただいまー」

千早「ただいま帰りました」

貴音「お帰りなさいませ、あなた様、千早」

P「おう貴音。ただいま」

貴音「…はて?お二人だけですか?」

P「あぁ、あずささんは竜宮の仕事でまだちょっとな。春香は買い物に行ってる」

貴音「なるほど、そうでしたか」

P「貴音、留守番中に変わったことは無かったか?」

貴音「変わったこと…あぁ」

貴音「お昼に『でぃぶぃでぃ』なるものを見ようとしたのですが」

P「え?…んなっ?!」

P(机の上に巨乳モノのビデオが…バカな、見つからないように隠したはず…落ち着け、まだ貴音が見たとは限らない…落ち着いて冷静に処分すれば…)

貴音「あなた様はその…大きいのが好みなのですね」

P「ぶふぅ」チーン

千早「……くっ」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 21:57:52 ID:x9nFcBPN0
P(千早はDVDの件は無かったことにしてくれたらしい…貴音はよく分かってなかったみたいだし)

P(あぁ…でもプロデューサーの威厳が…)

春香「はい、出来ましたよー!」

あずさ「あらー、今日はなにかしらっ。楽しみだわ~」

春香「じゃーん!春香さん特製のグラタンでーす!」

貴音「ぐらたん…真、美味しそうな食べ物のですね」

P「あれ、貴音はグラタン初めてか?」

貴音「えぇ、書物などで聞いたことはありますが…実物は食したことがありません」

P「そうか、ラッキーだなぁ。春香の料理が最初のグラタンだなんて」

千早「春香は料理上手ですからね」

春香「そんなぁ、てれちゃいますよぉ」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 22:05:55 ID:x9nFcBPN0
ピンポーン<ユウビンデース

P「お、届いたかな」

春香「プロデューサーさん、なにか注文してたんですか?」

千早「みんなの分の布団よ。昨日買ってきたの」

あずさ「あら~、私たちの分のお布団買ってもらえるなんて嬉しいわ~」

~~

貴音「なんと…ふかふかです…」

春香「おぉー!千早ちゃんすごいよこれ!」

あずさ「あらあら、こんなにいいお布団だなんて…高かったでしょうプロデューサーさん」

P「いえいえ、こんなに美少女たちに囲まれて暮らせるんですもの、このくらい安いもんですよ」

あずさ「あらプロデューサーさんったらお上手ね♪ でも、せめて私の分くらいは払わせてくださいよ」

P「いえ、本当にいいんですよっ」

千早「すみませんプロデューサー、ここまでしてもらって」

P「かまわないさ。そう気をつかわなくたっていいぞ。俺はお前達のプロデューサーだからな!ハハハ!」

P(おかげで財布はカラッポだけどな!!…まぁ食費とある程度の生活費はみんな自分で払ってもらってるし、正直困ることはないが)

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 22:17:32 ID:x9nFcBPN0
P「よーし、みんなの布団も来たことだし、今日寝る場所を決めよう」

P「寝室でベッドに一人布団に一人、リビングに二人ってことで…」

春香「プロデューサーさん」

P「ん?どうした?」

春香「あの、考えたんですけど、ローテーションで寝る場所を決めませんか?寝室に二人、リビングに三人って感じで」

P「ん?あぁ、そのつもりだが…ん?リビング三人?」

春香「せっかくお布団があるんだから、プロデューサーさんもリビングで寝てくださいよ」

P「え、いやそれは」

千早「私も同意見です。というか…家主のプロデューサーさんがお風呂で狭い思いをしてると思うと、あまり眠れません」

あずさ「それもそうよねぇ…プロデューサーさんに体調崩されても困るもの」

P「いやしかし…」

貴音「あなた様。わたくしたちは共に生活する家族ですよ。ここはみなで仲良く眠るべきです」

P「そ、そうか…すまんな、みんな」

春香「っしゃあ!!」

千早「は、春香?」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 22:27:17 ID:x9nFcBPN0
事務所
P「おはようございます」ガチャ

あずさ「おはようございま~す」

小鳥「あ、プロデューサーさんにあずささん。おはようございます」

律子「ちょっとプロデューサー殿!!」

P「お、おぅ律子…おはよう」

律子「どういうことですか!!あずささんと一緒に住んでるだなんて!」

P「え"…いやぁそれは…やっぱり怒られるよなぁ…」

律子「まったく…なに考えてんですか。まさか同じ部屋で寝てたりしてないですよね?!」

P「え、いや昨日はその…リビングで一緒に…」ボソボソ

小鳥「ピヨォ!!」ガタッ

律子「え…?その、嘘です…よね?」

P「い、いや!ちゃんと布団は別々だぞ!春香も居たしな!」

律子「ホッ…じゃなくて!!春香まで一緒に泊めてるんですか?!」

あずさ「あら、あと貴音ちゃんと千早ちゃんもいますよ~」

律子「はぁ…なにやってんだか全く…」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 22:36:13 ID:x9nFcBPN0
レッスン室

美希「春香…」

春香「ん?どしたの?」

美希「春香、ハニーと一緒に住んでるって聞いたの…」

春香「げ…だ、誰から…」

美希「亜美からだよ…今朝事務所で…」

美希「それで?ホントなの?春香」ゴゴゴゴ

春香「ひぃ!!ほ、ほんとですぅ…」

美希「やっぱり…ズルい」

春香「…へ?」

美希「ズルいー!ズルいの春香だけ!!ミキもハニーと一緒に寝たいの!!」ジタバタ

春香「ちょ、美希ぃ!落ち着いてっ!」

美希「これが落ち着いていられるかなの!!」

春香「そ、それに一緒に住んでるのは私だけじゃないから!」

美希「?!」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 22:40:31 ID:x9nFcBPN0
P宅

春香「ただいまー!」

美希「ただいまなのー!」

P「おー春香…と美希?!どうしてっ」

美希「今日からよろしくお願いしますなの」

P「はいぃ?!」

春香「それがそのぅ…」

~~

P「むー…いや、ダメだ…」

美希「なんでー!ハニー、春香とは一緒に寝てるくせに!」

P「いや一緒には寝てない!布団は別だぞ!」

美希「そんなの関係ないの!どうせそのうち春香からハニーの布団に潜り込んでいくに決まってるの!!」

春香「な、なんでバレっ…じゃなくて!」

P「は、春香?」

春香「なななななんでもないですよぅプロデューサーさん!」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 22:45:46 ID:x9nFcBPN0
P「むー、しかし今日律子に釘を刺されたばかりだしなぁ…」

あずさ「あらあら、いいんじゃないですか?大勢のほうがやっぱり楽しいですよ」

貴音「何度も申し上げている通り、わたくしたちはもはや家族同然なのですから」

千早「というか、あの様子だと意地でも一緒に住むみたいですよ、美希」

P「はぁぁ…参ったな…」

<ハルカーシャンプートッテナノー
<モーミキーソロソロシャワーカワッテヨー

あずさ「あらあら、二人とも楽しそうね♪」

P「つかなんで一緒に風呂入ってんだよあいつら…」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 22:51:44 ID:x9nFcBPN0
P「よーし、では本日寝る場所を決めるぞー」

美希「ハニーはミキと一緒にベッドなの」

P「却下。ハイ次」

千早「人数が増えたから、寝室三人リビング三人になるのかしら?」

P「んー、寝室に三人入るかな…俺がソファで寝てもいいんだが」

春香「んー、でも頑張れば寝室も三人入れそうですよ」

美希「だからベッドに二人入れば余裕なの。ミキとハニーで」

P「だからダメだって…」

春香「まぁそういうことで…寝室三人になる以外はいつものローテーションで」

P「そうだな」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 22:59:56 ID:x9nFcBPN0
事務所

P「おはようございます」

美希「おはようございますなのー!」

小鳥「あらプロデューサーさんに美希ちゃん、おはよう」

やよい「あ、ふたりともおはようございますぅ!」

P「おぉ、やよい。久しぶりだな」

やよい「はい!あ、真美たちから聞きましたよ!プロデューサー、春香さんたちと5人暮らししてるんですよね!」

美希「ううん、ミキも合わせて6人暮らしなの」

やよい「うっうー!すごいです!うちみたいな大家族ですね!!」

P「そうだな、そういえばやよいの家も大家族だったな」

やよい「はい!でもみんな一緒だと楽しいですよね!私も混ざりたいですけどお家が…」

P「はは、しょうがないさ。それに春香たちは事情があってウチに泊まってるしな」

やよい「ふぇ?そうなんですか?」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 23:06:51 ID:x9nFcBPN0
P宅

P(そういえば聞いてなかったが…千早の『事情』ってなんだ?やっぱり家庭のことか?)

P(うーん、だとしたらすこし聞き辛いが…だが聞かないわけにもな…)

あずさ「ぷろりゅーさーさぁん、ほらもっと飲みましょうよぉ」デロンデロン

P「あずささん飲み過ぎですって…ほら、明日も早いんですから」

あずさ「うふふ…じゃあお布団まで抱っこしてください♪」

P「うっ///…って!もう、いくつですかあずささん」

あずさ「ふふ、もうプロデューサーさんったら」

美希「むー…あずさズルいの」

春香「うぅ…私もお酒飲めたらなぁ…そしたらプロデューサーさんと一緒に…」

美希「春香がお酒飲んだらあざとさが増すだけだと思うな」

春香「むむっ、それどういう意味?!」

美希「いや、そのまんまの意味なの」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 23:13:48 ID:x9nFcBPN0
事務所

小鳥(プロデューサーさんが春香ちゃんたちと同棲を始めて一週間ほどが経ちました)

小鳥(かといって特に変わったこともなく、みんなお仕事は順調です)

小鳥(むしろ最近プロデューサーと一緒に住んでる子たちみんな、調子が良いように思うのだけど…とくに春香ちゃんと美希ちゃん)

小鳥(うぅ…私もプロデューサーさんと一緒に住みたいです…)

P『こ、小鳥さんすみません…酔った勢いとはいえ、こんな…』

小鳥『い、いえ…嫌ではなかったですし…』

P『いえ、責任を取らせてください。小鳥さん…いや、小鳥…結婚しよう』

小鳥「みたいなことに!!ピヨォォォー!!!」

律子「うるさいっ!!急に叫ぶのやめてくださいよ!」

P「は、はは…」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 23:19:11 ID:x9nFcBPN0
P宅

美希「ゲームなの!」

春香「やっぱりみんないるから、パーティーゲームだよね」

あずさ「あらあら、楽しそうね~」

千早「ゲームは普段あんまりしないのだけど…」

春香「大丈夫だよ、パーティー系のゲームだからそんなに難しい操作はしないし」

P「つってもパーティーゲームなんてマリパくらいしかないぞ?」

美希「わぁいマリパミキマリパ大好きなの」

貴音「まりぱとは…どのような食べ物なのでしょうか…」

P「いや、貴音…食べ物じゃないからな?

78: 終わりが見えない 2013/04/30 23:22:07 ID:x9nFcBPN0
ゲーム中

春香「ふっ、くぬっ!」ガチャガチャ

美希「春香、この勝負もらったの!」

あずさ「あら~また川に落ちちゃったわ」

千早「む、難しい…」

P「あぁ貴音っ、コントローラーの持ち方逆だぞ?!」

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 23:28:25 ID:x9nFcBPN0
お風呂

P「ふぅ…」

P(いやはや…この生活になってからしばらく経ったが…いまだに少し慣れないな…)

P(まぁ女の子ばっかりだしなぁ…朝起きてから寝るときまで気を張りっぱなしだし…いまではお風呂が唯一の休息になりつつあるな)

P(家に帰ってもアイドルたちと触れ合ってるなんて…ずっと仕事してるみたいだ)

ガラッ

P「……え?」

美希「お背中流しますなの~♪」

P「美希ぃーっ!なにやってんだぁぁ!」

~~
<ミキィー!セメテタオルマケヨ!!

春香「なんだかお風呂が騒がしいみたいだけど…」

あずさ「あら、何かあったのかしら?」

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 23:33:07 ID:x9nFcBPN0
P「」ドヨーン

美希「あはっ☆」ツヤツヤ

春香「ぷ、プロデューサーさん…大丈夫ですか?」

P「俺の純潔が…あぁ…」

春香「……?!」

美希「背中流して一緒に湯船に浸かっただけなの」

春香「……はい?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

あずさ「あらあら~、若いっていいわね~」

貴音「この『たこわさ』なるもの…真、面妖な味わいですね…」

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 23:38:47 ID:x9nFcBPN0
寝室

美希「ついにこの時が来たの!」

P「ついにこの組み合わせが来てしまった…」

美希「今日はミキとハニーとあずさで寝室!あずさは酔い潰れてソファーであふぅしてるの!」

美希「つまりミキとハニーの二人きり!春香がぐぬぬ顏してたけどどうでもいいの!」

P「最悪だ…」

美希「はぁにぃ。一緒にベッドで寝るの!」

P「いや、布団あるからいいっす」

美希「じゃあミキがそっち行くの」

P「ですよねー」

P(死ぬぅ…疲労で死んじゃうぅ…)

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 23:43:25 ID:x9nFcBPN0
事務所

P「おはようございます…」

美希「おはようなのー!」

小鳥「あ、美希ちゃんにプロデューサー…さん…?」

雪歩「あ、ふたりともおはようございますぅ」

真「な、なんだかお疲れみたいだね、プロデューサー…」

美希「仕方ないの。昨日は激しかったから」

雪歩「え?は、激しかったって…なにが?」

美希「ナニが」

小鳥「ブフゥッ」ピヨー

真「ああっ、小鳥さん!!大丈夫ですか?!」

P「もう…ゴールしても…いいよね…」フラフラ

真「ぷ、プロデューサーも!一体なにがあったのさ!!」

90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30 23:50:17 ID:x9nFcBPN0
P(マズいな…薄々こうなりそうなことは予感してたが)

P(やはり俺の身が持たん!)

P(家に帰っても安らげる場所がなく…)

P(あんまり休めないまま職場に行っても
仕事捗らないし…)

P「かといって追い出すのはなぁ…」

P(とくに千早…事情がよく分からんだけに放り出すのは怖い…)

P「まぁ、春香は夏休みの間だけって話だったし、それまで耐えれば…」

P「……持つかなぁ、俺…」

94: とりあえず思いつくままに 2013/05/01 00:01:22 ID:2V8VKTYi0
キッチン

P「さて、今日の晩飯だが…」

美希「ハニー。ミキやりたいことがあるの」

P「お、美希が料理してくれるのか?」

美希「ううん。みんなで料理なの」

P「みんなで?」

美希「ミキね、こないだみたテレビのあれがやってみたいなーって」

P「みんなで料理…あれ…なんだ?」

美希「ほらアレ!闇鍋?とかいうの!」

P「おいおいおいおい」

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/01 00:06:10 ID:2V8VKTYi0
リビング

P「結局マジで闇鍋かよ…」

春香「醤油とダシをベースに…」まぜまぜ

千早「本当にするの?もう普通にこれに具を入れていきましょうよ…」

美希「あはっ、楽しみなの!」

あずさ「あら~、闇鍋なんてやったことないからよく分からないわ~」

貴音「はて、闇鍋…どのような料理なのでしょうか…」

P(大丈夫かこのメンツ…春香とあずささんはおそらく大丈夫そうだが…)

P(事務所の中でもヤバイのが三人…)

P(亜美真美が居なかっただけ幸い…か…?)

96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/01 00:12:21 ID:2V8VKTYi0
春香「ではルールを説明しまーす」

春香「各人ひとつ具材を持ち寄り、誰にも見せないように鍋に入れる」

春香「で、順番に箸を入れていって、つかんだものは食べ切ること」

春香「以上!」

貴音「なるほど、単純明快ですね」

美希「腕が鳴るの~」

千早「……」

P(だ、大丈夫だ…今日は冷蔵庫にそんなに変なもの入ってなかったはず…)

あずさ「じゃあまず私からいれますね」

春香「電気消しまーす!」

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/01 00:18:14 ID:2V8VKTYi0
美希「次はミキなの」プシュッ

P(ん…なんだ?缶詰か?)

春香「って臭っ!!なにそれ?!美希なにそれ!!」

あずさ「あらあら…これは…」

千早「終わったわね…もう食べたくないのだけれど…」

貴音「面妖な…」

美希「ヒミツなのー!食べてからのお楽しみ☆」

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/01 00:20:55 ID:2V8VKTYi0
P「ぜ、全員入れ終わったか…」

P(てかまだ臭いがするんだけど…)

春香「それでは…闇鍋開始したいと思います…」

美希「あは☆」

千早「もういや…」

貴音「どのようなモノが来ようと食すのみ…」

あずさ「最初は私よね?」

春香「はい。ではあずささんお願いします」

あずさ「はーいっ」スッ

102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/01 00:24:44 ID:2V8VKTYi0
あずさ「あら…なにかしらこれ…小魚?」

春香「はい、それ入れたのは誰?」

千早「あ、私かもしれませんね。にぼしです」

P「に、にぼしか…」

千早「えぇ…ダシが出るのかなと思って」

P(あんがいマトモなモノを入れてきたな、千早…)

あずさ「あんまり変なのが当たらなくてよかったわー。味はちょっとファンタジーだったけれど…」

P「うわぁ…もう食いたくねぇ…」

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/01 00:29:46 ID:2V8VKTYi0
P「次は俺だったな…」

春香「はい、お願いします」

P「ええい…どうにでもなれっ!」グワシッ

P「…ん?なんだこれ」

P(細いな…もっと突っ込んでみるか…おお、いっぱい取れたな)

P「麺…だろうか。ソフト麺かな?」ズズーッ

貴音「おそらくそれはわたくしが」

あずさ「あら、貴音ちゃんらしいわね」

美希「なるほどって感じなの」

千早「プロデューサー、味はどうですか?」

P「うん。マズいよ」

春香「絶対美希のせいだよね…」

105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/01 00:33:12 ID:2V8VKTYi0
千早「次は私…」

春香「はい、千早ちゃん!はりきってどうぞ!」

千早「…っ」ガシッ

千早「あら…なにかたくさん取れたわ」

千早「野菜のようだけれど…もやし?」シャクシャク

春香「あ、それ私だ」

P「も、もやしって…」

あずさ「まぁこのなかだと一番マシかもしれないわね~」

千早「味がしない…」

106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/01 00:38:10 ID:2V8VKTYi0
美希「次はミキなの」

春香「美希が自分で引いてくれますように、自分で引いてくれますように…」ボソボソ

美希「じゃあいくよー!」

美希「あれ、ちぎれたの…まぁいいや」ハムッ

美希「ん…揚げ豆腐?」

P「あぁ、それ俺だな」

美希「さすがハニーなの…モグモグ」ペッ

P「まぁ何がきてもいいようにって入れたが…予想外のものが入ってるみたいだからな…」

千早「というか、美希いま吐いたわよね…」

107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/01 00:44:15 ID:2V8VKTYi0
春香「わ、私だ…」

P「頑張れ、春香」

春香「うぅ…美希のヤバイのがまだ残ってるんだよね…えいっ」

春香「…?なにこれ」ハムッ

春香「ゴフッ」ブフウッ

千早「春香ぁぁ!!」

P「春香!どうした!!」

春香「美希…何を入れたの…」

美希「チーズだよ」

P「缶詰のチーズ…?」

あずさ「エピキュアーチーズね…食べたことはないけど、すごい臭いって聞いてたから多分それね」

P「どっから入手したんだよそんなもん!!」

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/01 00:49:33 ID:2V8VKTYi0
貴音「わたくしの番ですか」

P「おう、おまたせ。って、みんなの反応見て期待はしてないだろうが…」

貴音「いえ、どのような料理であろうとも、誠意をもって食べるべきです」

P「うん。俺ら完全に食いもの粗末にしてるよな」

貴音「いざ尋常に…」

貴音「……あなた様。なにやらたくさんあるようですが」

P「あー…俺たちが取りこぼしたものかな。食べてもいいぞ。食いたくはないだろうが」

春香「ちなみにあずささんは何を入れたんですか?」

あずさ「私はニラをいれてみたの…冷蔵庫にあったから」

千早「ニラですか…」

美希「ねぇハニー、せっかくだからみんなで食べようよ!」

P「いや、それはやめておこう…」

春香「死人がでそうだしね…」

111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/01 00:53:27 ID:2V8VKTYi0
千早「死ぬかと思いました…」

春香「ま、まぁ企画としては面白かったし、いいんじゃないかな?なんて…」

美希「今度は事務所のみんなでやってみるの!」

P「やめとけ、マジで死人が出るぞ」

貴音「ですが、色々と新しいことが知れました」ズルズル←お口直しのカップ麺

あずさ「エピキュアーチーズの味はあんまり知りたくなかったけれど…」

112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/01 00:58:48 ID:2V8VKTYi0


春香「プロデューサーさん…」ゴソッ

P「は、春香?!なんで俺の布団にっ」

春香「えへへ、来ちゃいました…」

P「っ、いいから戻れって、な?」

春香「プロデューサーさん…その…溜まってるんじゃないですか?」

P「……え?」

春香「私たちが四六時中一緒にいるから…オ…オナ………する暇ないんじゃないかな、って…」サワッ

P「は、はるかっ」ビクッ

春香「プロデューサーさん…泊めてもらってるお礼に、私が…」スリスリ

114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/01 01:04:42 ID:2V8VKTYi0
P「………」

P(なにやってんだか、俺……)

p<ヒトシゴトオエタキブンダゼ

P「まさか夢オチとは…」

P(まぁ、処理する暇もなかったし…)

P(しかし何て夢を見てんだ俺は…最低すぎる…)

P「……パンツ洗ってくるか」ガタッ

118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/01 01:16:20 ID:2V8VKTYi0
事務所

P「そろそろ夏休みも終わりか」

春香「はい…残念です」

P「そういえば夏休みの間だけって話だったもんな」

美希「ミキはずっとハニーと同棲するの」

P「いや、ダメだって…」

春香「でも律子さんももう黙認状態でしたよね」

P「そうだがなぁ…まぁこれ以上続けたら俺の体がもたん」

美希「むー。つまんないの」

P「そう言うなよ…お前達の布団はあるんだから、またいつでも泊まりにくればいいさ」

119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/01 01:24:40 ID:2V8VKTYi0
春香「そうですね…そうさせてもらいます!」

美希「ミキも隙があれば泊りにいくの!覚悟しててね、ハニー☆」

千早「私もそうさせてください、プロデューサー」

P「はははは…お手柔らかにな…」

P「あ、そういえば」

春香「はい?」

P「千早が新しく住む場所探してる理由って、結局なんだったんだ?」

千早「あぁ、それですか。そういえばちゃんと話してなかったですね」

P「あ、いや話しづらいことなら別にいいんだが…」

千早「いえ…普通に家賃滞納してたんで追い出されただけです」



P「…それだけかい!!!」

おわり


P「さすがに俺の家で5人暮らしはキツいって」
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1367321801/)