1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04 23:17:14 ID:4U1yj0XV0
伊織「なによ……この丸い……人……間?」

やよい「うっうー……」

殺せんせー「いやぁ、やはりアイドルは素晴らしいですねぇ」///

殺せんせー「どなたもみんな、可愛くて美人さんばかりです」

響「なんか顔がピンク色になってるぞ……」

烏間「……防衛省の烏間だ」

烏間「先日、月が七割破壊されたのを知っているな」

真「世界的にニュースになってましたからね」

殺せんせー「あれをやったのは私です」

律子「!?」

烏間「信じがたいだろうが、事実だ」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04 23:18:10 ID:4U1yj0XV0
烏間「こいつは地球も同じように破壊すると言っている」

烏間「すぐに殺すべきなのだが、世界のどんな腕利きが挑んでも、その怪物的な身体能力で殺せなかった」

烏間「そこで世界のトップが集まり、こいつの首に100億の懸賞金を掛けた」

律子「ひ、100億……!」

やよい「伊織ちゃん、ひゃくおくって何円?」

伊織「一万円が100万枚よ」

やよい「え……!?」

やよい「いちま……えっ? いち……ひゃく?」クラッ

バターン

亜美「やよいっちが倒れた→!」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04 23:19:31 ID:4U1yj0XV0
P「それで、何故うちの事務所に?」

P「我々はただのアイドルと、そのプロダクションですよ」

烏間「……こいつが、765プロのプロデューサーならやると言ってな」

烏間「身柄を半拘束するため、我々は受け入れた」

烏間「君達に、こいつを暗殺して欲しい」

雪歩「あ、暗殺ぅ!?」

烏間「君達には決して手を出さないと口約も取った」

烏間「無論殺せたら懸賞金も君達のものだ」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04 23:20:04 ID:4U1yj0XV0
春香「ひ、100億……」ゴク

烏間「勝手な言い分で悪いが、頼む」

殺せんせー「私、以前は学校の先生をしていまして」

殺せんせー「そこでも暗殺されていたんですが、どうしても殺せない先生、ということで」

殺せんせー「殺せんせーと呼ばれていました」

殺せんせー「皆さんも是非、親しみを込めて先生と呼んでください」

殺せんせー「ヌルフフフ、アイドルのプロデュース。楽しみですねぇ」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04 23:21:34 ID:4U1yj0XV0
春香「緑のしましまはナメてる証拠……黄色が普通」パラ

千早「春香、それは何?」

春香「今日の朝、中学生の男の子が765プロに、ってメモをくれたの」

春香「先生の弱点が書いてあったよ」

春香「情報を提供する代わりに殺せんせーの弱点を調べてほしいんだって」

千早「ふうん……でも、いきなり暗殺と言われてもね」

春香「そう?」

千早「春香はやる気なの?」

春香「だって千早ちゃん、100億だよ100億!」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04 23:22:14 ID:4U1yj0XV0
春香「それに地球を救ったヒーローにもなれるんだよ!」

千早「100億……」ゴク

春香「ほうきょうしゅじゅちゅ」

千早「!」ビク

春香「じーかっぷ」

千早「!!」

春香「だいなまいとばでぃ」

千早「やるわ」キリッ

春香「よーし、二人で殺ろうよ!」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04 23:23:53 ID:4U1yj0XV0
殺せんせー「そっと~、もぐる~、私マーメイ♪」コポコポ

小鳥「ぴ、ぴよ……」ガタガタ

千早「お茶を淹れながら歌ってるわ……」コソコソ

春香「マーメイドって言うかタコだよね……」

殺せんせー「はい小鳥さん、お茶がはいりましたよ」

殺せんせー「私特製のローズティーとお茶請けのたこわさです」

千早「無駄に美声なのが腹立つわ」

春香「小鳥さんもびびってガクブルしてるね……」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04 23:24:39 ID:4U1yj0XV0
小鳥(の、飲まないと何をされるか……)

小鳥(と言うかお茶請けにたこわさって!)

小鳥(……好きだけど)

小鳥「い、いただきます」パク

小鳥「あ、おいしい……」

殺せんせー「ヌルフフフフ、それは良かった」

春香「じゃあ、小手調べに私から行くね!」

千早「ええ、がんばって春香」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04 23:26:04 ID:4U1yj0XV0
春香「殺せんせー! おはようございます!」

千早「おはようございます」

殺せんせー「おはようございます、春香さんに千早さん」

春香「今日は……きゃあ?」コケッ

春香(転んだフリをして、せんせー用BB弾をぶちまける絨毯爆撃!)

殺せんせー「おやおや」ヒュッ

春香「きゃあああぁぁ……あ……?」

殺せんせー「危ないですよ、春香さん」ガッシ

春香(ぜ、全部避けた上で私を受け止めた!?)

殺せんせー「先生はマッハ20で動けるんです」

殺せんせー「ただ重力に任せ落ちてくるだけの弾など、落下傘を避けるより簡単なことですよ?」

春香「あ、あはは……そーなんですかー……」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04 23:27:43 ID:4U1yj0XV0
春香(緑のしましま……ナメられてる)

春香「って私のリボンが! サイケデリックな蛍光ショッキングピンク色に!」

殺せんせー「あまりに遅かったので、マッハ20で縫って交換しました。先生の自信作です」

殺せんせー「リボンは春香さんのトレードマークですからね」

春香「いやー! こんなラメラメのリボン恥ずかしいー!」

春香「あ、そ、そうだ」

春香「私、殺せんせーのためにクッキー作って来たんです、クッキー!」

春香「良かったらどうですか?」

殺せんせー「おお! 実は先生、甘いものには目がないんです!」

殺せんせー「しかも! アイドルの手作りクッキー!」

殺せんせー「永久保存したいところですが、喜んでいただきましょう!ありがとうございます春香さん!」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04 23:29:15 ID:4U1yj0XV0
春香(第二の矢……毒入りクッキー!)

春香(こんなに喜んでもらってるのにちょっと申し訳ないけど……)

殺せんせー「どれどれ」ヒョイ

殺せんせー「ふむ……」ボリボリ

春香(食べた!)

殺せんせー「美味しい! 春香さんが作ったと言うだけで20倍は美味しく感じます!」ニュニュニュニュ

春香「!?」

殺せんせー「これはこれは、アーモンドの香りが実に素晴らしい!」ニュイーン

春香「こ、殺せんせー!? 顔が! 顔が変形してる!」

殺せんせー「ポリ……これは青酸カリ!」シャキーン

春香「LAN姉ちゃんみたいな角が生えたー!」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04 23:30:50 ID:4U1yj0XV0
殺せんせー「ああ、先生は毒を食べると身体の一部が変化するんです」

殺せんせー「アイドル並に個性的でしょ?」

春香「なんですかその超個性!」

殺せんせー「ですが、少年探偵すら毒殺できない毒では、私に角を生やすのが精一杯ですね」×

春香「うう……」

殺せんせー「しかし、ハプニングを利用した暗殺に、先生の好物に毒を仕込む狡猾さ」

殺せんせー「とても殺る気が伝わってきました。先生嬉しいです」○

春香「せ、先生……」

春香「顔にマルやバツが浮き上がってるのは……」

殺せんせー「ああ、これは先生の気持ちが出るんです。気にしないでください」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04 23:32:14 ID:4U1yj0XV0
殺せんせー「酷い例えをしてしまえば、アイドルとは言わば嘘を売る職業」

殺せんせー「嘘で固められた性格とキャラクターで、偶像を作り上げ価値をつけるアイドルが、先生は嫌いです」

殺せんせー「その点、765プロの皆さんはとても自分に正直だ」

殺せんせー「これからも、もっとあざとさと可愛さを磨きあげ、立派なアイドルになってください」

春香「は、はい! ……あざとさ!?」

殺せんせー「ところで春香さん、サインくれませんか!」スッ

春香「と、唐突ですね……いいですけど」サラサラ

殺せんせー「ぜひ『殺せんせーへ♪』って描いてください」

殺せんせー「あ、あと出来れば握手も」

春香「意外とミーハーなんですね、先生……」

春香「と言うか握……手?」

殺せんせー「触手も手ですよ」

春香「あ、そういえばそうですね!」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04 23:33:54 ID:4U1yj0XV0
小鳥「こらーっ!」

春香「ひいっ!?」

殺せんせー「にゅやっ!?」

小鳥「散らばったBB弾を片付けなさいっ!」

小鳥「後で律子ちゃんに怒られるのは私なんですから!」

殺せんせー「で、ですが小鳥さん、私その弾に触ると細胞が破壊されちゃって」

小鳥「あーん!?」

殺せんせー「はいっ! すぐに片付けます!」

春香「イマイチ締まらないね、殺せんせー」

殺せんせー「ほっといてください!」

春香「ふふっ、ちょっと可愛いかも……」

■殺せんせーの弱点①■
女性に強く出られると逆らえない

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04 23:36:35 ID:4U1yj0XV0
千早「次は私です殺せんせー」

殺せんせー「おや、真っ向から暗殺ですか?」

千早「はい、何も考えて来ませんでしたし、私は不器用ですので」チャキ

殺せんせー「いえいえ、その勇気は讃えるべきものです」

千早「ナイフアタックのみで、殺せんせーを暗殺します」スッ

殺せんせー「殺る気満々ですね」

千早「危ないので、春香と小鳥さんは出ていってください」

春香「千早ちゃん、本気だ……」

小鳥「怪我しないでね! 襲われたら呼ぶのよ!」

ガチャ

殺せんせー「では……」クルリ

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04 23:37:48 ID:4U1yj0XV0
千早「せやっ!」シュッ

殺せんせー「にゅやッ!?」ヒラリ

殺せんせー「不意討ちとは言え、中々筋のいい一撃です!」

千早「てやぁっ!」ブンッ

殺せんせー「~♪」スルリ

千早「くっ、週刊誌を読みながら避けるなんて……」

殺せんせー「そんな単調な攻撃の繰り返しでは先生を暗殺できませんよ?」ペラ

千早「何事も、極地に辿り着くには弛みなき反復行動の繰り返しと積み重ね」

千早「私が大切な人から教わった、ひとつの真実です」

殺せんせー「……素晴らしい教えです」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04 23:40:22 ID:4U1yj0XV0
殺せんせー「確かに、同じ攻撃も何回、何千回、何億回と続ければ私に当たることもあるかも知れない」

千早「私の体力が尽きるまでに当たれば私の勝ち」

殺せんせー「それまで避け続ければ私の勝ち、ですか」

殺せんせー「私は千早さんに手を出せませんし、持久戦はいい作戦です」

千早「どうも」

殺せんせー「ですが千早さん、残念ながら先生はそこまで辛抱強くないんですよ」ニュルリ

千早「!?」

殺せんせー「体力が尽きるまでが勝負なら、さっさと体力を消費させてしまいましょう」ゾゾゾゾゾ

殺せんせー「危害を加えはしませんよ」

殺せんせー「……危害はね」ニヤリ

千早「……」ゾクッ

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04 23:42:29 ID:4U1yj0XV0
春香「……」

小鳥「ど、どうなってるの春香ちゃん」

春香「千早ちゃんが戦ってたはず……だけど、何も聞こえません」

小鳥「えっ!? それって……!」

春香「しっ! 何か聞こえます!」

殺せんせー『ヌルフフフフフ……』

ニュル、ペタ、ピチャ

千早『あ……ッ、んん……ッ!』

ニュルニュルニュルニュル

千早『んんーっ!?』

殺せんせー『実に素晴らしい声と身体です……さすが、歌姫と呼ばれるだけはありますね』

千早『んあ……ぁ……ぅ』

春香「……!?」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04 23:45:21 ID:4U1yj0XV0
小鳥「ま、まさかあの丸男、千早ちゃんを……!」

春香「千早ちゃんっ!」

バターン!

殺せんせー「おや?」

千早「う……」ニュル

小鳥「ち、千早ちゃんが触手にまみれて犯されてる!?」

殺せんせー「危害は加えていませんよ」ウネウネ

小鳥「まさかリアル触手に犯されるちーちゃんを見ることが出来るなんて!」

小鳥「カメラ! ええいカメラどこよ!」ガシャガシャ

殺せんせー「……」ズルリ

千早「あぅ……」ドサ

春香「千早ちゃん!」タッ

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04 23:47:11 ID:4U1yj0XV0
千早「は、春香……」ツヤツヤ

春香「赤ちゃんみたいな肌のつやと張り……それにクマもすっかり取れて、こんなにすごく健康的な千早ちゃん初めて見る……」

殺せんせー「千早さんはだいぶ不健康な生活を送っているようですね」

殺せんせー「お肌を中心にリラックスするマッサージをさせていただきました」

殺せんせー「ヌルフフフ、ちょっとリラックスしすぎちゃいましたかね?」

殺せんせー「ついでに豊胸マッサージもしておきました」

春香「豊胸マッサージ!?」

千早「余計な……お世話です……」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04 23:48:18 ID:4U1yj0XV0
殺せんせー「ベストコンディションじゃないのに先生を暗殺するなんてとてもとても」

千早「よく言います……私かベストの状態でも勝てませんよ」

殺せんせー「確かに端から見たら非効率で愚かに見えるかも知れない……」

殺せんせー「それでもやり遂げるのが貴女の美徳です、如月千早さん」◎

千早「ふっ……」キラキラ

千早「私の……敗けです」ガク

小鳥「なんでよ! なんでこんなときに限ってカメラがないのよぉ!」

殺せんせー「あ、千早さん。倒れる前にサインいただけますか?」

春香「いや、そこは後にしましょうよ!」

■殺せんせーの弱点②■
余計なお世話を焼く

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04 23:51:22 ID:4U1yj0XV0
殺せんせー「ジム、ですか?」

真「うん、健康のために定期的に通ってるんだ」

真「良かったら先生も行こうよ」

殺せんせー「運動することは心身共に良い影響を与えます」

殺せんせー「喜んでお付き合いしましょう」

殺せんせー「雪歩さんも行くのですか?」

雪歩「は、はい。私は付き添いですけど……」

殺せんせー「では行きましょう!」

殺せんせー「お二人とジムで運動! いやあ楽しみだ!」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04 23:53:03 ID:4U1yj0XV0
真(このジムは雪歩が一晩かけてトラップを張り巡らせたいわばタコつぼ……!)

真(トラップで殺せるとは思えないけど……少しでも狼狽させられたら、ボクが直接殺ればいい)

真(殺せんせーはボク達が殺る!)

殺せんせー「これはランニングマシーンですか」

真「走った距離とか、消費カロリーも出るんですよ」

真「じゃあ、ボクはお先に」ウィーン

殺せんせー「科学の進歩とは目まぐるしいですね」

殺せんせー「先生もやってみましょうか」ポチ

雪歩(あのランニングマシーンは凄まじい速さで動くよう改造したもの)

雪歩(疲れて動けなくなったところを……!)

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04 23:54:51 ID:4U1yj0XV0
■一時間後■

殺せんせー「ほっ、ほっ、ほっ」タッタッタ

雪歩「あ、あれ?」

真「す、凄いね殺せんせー……息一つ切れてない」

殺せんせー「プロデューサーたる者、体力は必須ですからね」

殺せんせー「おや?」シュイーーーーン

真「あ、足が見えない!?」

ドカーン!

殺せんせー「機械が先生の速さについて来れず壊れちゃいましたね」

殺せんせー「走行距離、4万キロkm。消費カロリー、200万カロリー」

殺せんせー「地球を一周しちゃいましたね。先生、柄にもなくちょっと本気出しちゃいました」

雪歩「そ、そう言えば春香ちゃんがマッハ20で動くって……」

真「あ、あはは……」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04 23:57:30 ID:4U1yj0XV0
真「せ、先生、次はあれ行きましょうよ!」

殺せんせー「これはベンチプレスですね」

殺せんせー「先生、筋力に自信はないんですが……」

雪歩(そもそも筋肉あるのかな……)

真「雪歩!」

雪歩「うん!」ポチ

グラッ

殺せんせー「にゅやッ!?」

ドガガガガ

真「大量のベンチプレス雪崩攻撃! どうだぁ!」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04 23:59:50 ID:4U1yj0XV0
雪歩「あっ、危ない真ちゃん! ベンチプレスが!」

真「えっ」

雪歩「真ちゃん!」

ドカーン!

真「……っ!」ガタガタ

真「……?」

殺せんせー「やれやれ、危なかったですねぇ」

真「せ、先生!?」

殺せんせー「質量に物を言わせた作戦の着眼点は良かったですが」

殺せんせー「先生に重量物での撲殺は通用しません」×

殺せんせー「この通り、触手のネバネバが全ての衝撃を吸収してしまいますから」プラーン

雪歩「50kgのダンベルを触手一本で……」

殺せんせー「それに、自分で仕掛けた罠にかかるなんて暗殺者として三流です」

真「……どうかな」ポチ

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 00:01:17 ID:ELwuvEdL0
殺せんせー「?」

カパッ

真「とっておきのトラップ、『雪歩の穴』だッ!」

殺せんせー「にゅやーーーッ!?」

真「うわあああぁぁぁ!」

ヒューーーー……

雪歩「真ちゃぁぁん!」

………
……

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 00:03:33 ID:ELwuvEdL0
■雪歩の穴・深部■

殺せんせー「全く、先生が触手で受け止めたからいいものの」

殺せんせー「貴女まで一緒に落ちてどうするんですか、真さん」

真「へへっ、これも作戦の内だよ」

殺せんせー「ほほう?」

真「春香たちから聞いて先生ならボクを助けてくれるだろうと思ったし」

真「こんな狭い穴なら先生も自由に身動き取れないでしょ?」

真「ボクが直接殺ってやる!」

殺せんせー「成程、いい作戦だ」

殺せんせー「ですが仮に私を殺ったとして、その後どうやって上に戻るんです?」

殺せんせー「かなりの深さですよこの穴。地上が遥か遠くだ」

真「……あっ」

殺せんせー「……」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 00:05:38 ID:ELwuvEdL0
真「……どうしてこうなんだろうな、ボク」

真「アイドル活動にしても、元々女の子っぽくなりたくてやったのに」

真「ついた愛称は『王子様』……」

真「何をやっても裏目に出ちゃうな……」

殺せんせー「そんなことはありません」

真「殺せんせー……?」

殺せんせー「先生はアイドルの皆さんと仲良くなりたくてプロデューサーになりましたが」

真「あ、やっぱりそうなんだ」

殺せんせー「皆さんの好き嫌いやアイドル活動、性格や年齢、スリーサイズまで全て完璧に記憶してあります」

真「セクハラだ!」

殺せんせー「その中で、誰よりも強い志を持つアイドルがいました」

殺せんせー「そのアイドルは自分の思い通りに行かない逆境にありながらも」

殺せんせー「明るく活発で、見ているこちらが元気を分けてもらえる」

殺せんせー「そんな、太陽のようなアイドルでした」
.

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 00:08:27 ID:ELwuvEdL0
殺せんせー「そう、貴女です。菊池真さん」

真「先生……」

殺せんせー「真さん、貴女のコンプレックスは他でもない何よりの証拠だ」

真「証拠?」

殺せんせー「女の子らしくなりたい、一部の特殊な人を除いて男はそんなこと絶対に考えません」

殺せんせー「それは貴女が誰よりも女の子らしいと言う証拠ではありませんか?」

真「殺せんせー……」

殺せんせー「ところで一つ真さんにお聞きしたいのですが」

真「なに?」

殺せんせー「まっこまっこりーん☆ってなんなんです?」ニヤニヤ

真「この場面でそれを聞いちゃうの!?」

■殺せんせーの弱点その③■
空気が読めない

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 00:10:36 ID:ELwuvEdL0
真「ありがとう……うん、勇気出た」

殺せんせー「では勇気のついでにこの穴からも出ちゃいましょうか」

真「えっ、どうやって……」

殺せんせー「先生は飛べますから、地上までマッハ20でひとっ飛びです」ヌルリ

真「ちょ、ちょっと待って! ボクの身体がもたないよ!」

殺せんせー「大丈夫です、マッハ1くらいに抑えます」グッ

真「それでも無理だって! 待って!」

殺せんせー「まっこまっこりーん☆」シュババババ

真「うわあああぁぁぁ!」

………
……

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 00:13:06 ID:ELwuvEdL0
雪歩「真ちゃん……どうしよう、早く助けないと……」

雪歩「えと……そうだ!プロデューサーに電話して……」

殺せんせー「呼びましたか?」

真「   」チーン

雪歩「真ちゃん!」

雪歩「真ちゃんに何をしたの!?」

殺せんせー「ヌルフフフフ……本人に聞いてみたらどうですか?」

殺せんせー「最も……真さんが答えられれば、の話ですがねぇ」

真「   」グッタリ

雪歩「……!」

雪歩「……ぃ」

殺せんせー「はい?」

雪歩「許せない!」チャカッ

殺せんせー「54式拳銃!?」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 00:15:36 ID:ELwuvEdL0
雪歩「真ちゃんを返せぇぇぇ!」

パンパンパンパン

殺せんせー「にゅやーーーッ!?」

殺せんせー「正確にヘッドショットしてくる!?」

雪歩「だあああぁぁぁ!」ガンガンガン

真「ゆ、雪歩……!」

雪歩「真ちゃん、大丈夫!?」

真「殺せんせーは……ボクを助けてくれたんだ」

雪歩「……えっ」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 00:17:19 ID:ELwuvEdL0
雪歩「ご、ごめんなさい先生! 私ったら……!」

殺せんせー「ふう……こんな精密な射撃を受けたのは久し振りですよ」

雪歩「本当にごめんなさい……! 穴掘って埋まってますぅ!」チャッ

殺せんせー「しかし雪歩さん、見かけによらず勇気のある方ですね」

雪歩「え……?」ピタ

殺せんせー「先生の調べた情報によると、雪歩さんは自分に自信がないと」

雪歩「はい……私、何をやってもダメで」

殺せんせー「そんなことはありません」

殺せんせー「現に今、親友である真さんを助けようと必死でしたし」

殺せんせー「それに、実力のない人がアイドルとして成功する程、世の中甘くありませんよ?」

殺せんせー「萩原雪歩さん、貴女は貴女が思っている以上に、自信と実力を兼ね備える女性なのです」○

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 00:18:42 ID:ELwuvEdL0
雪歩「そ、そんな……私……」

真「先生の言う通りだよ、雪歩」

真「雪歩はもうちょっと自分に自信を持った方がいいと思う」

真「ボクなんかよりずっとかわいいんだからさ」

雪歩「真ちゃん……先生……」

雪歩「ありがとう……」グス

殺せんせー「な、泣かないでください! 先生女性の涙には弱いんです!」

真「地上最強の超生物が何言ってるんですか」

雪歩「うふふ……」グイ

■殺せんせーの弱点その④■
女の子の涙に弱い

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 00:21:19 ID:ELwuvEdL0
律子「プロデューサー、そこの書類とってもらえますか」カタカタ

殺せんせー「はいどうぞ」ヌルリ

律子「ありがとうござ……」

律子「ひゃああぁぁ!?」

律子「な、何をしているんですか!?」ガタッ

殺せんせー「何って、私もプロデューサーですよ?」

律子「そ、そうですか……それよりプロデューサーは!?」

殺せんせー「彼ならば先程、たこ焼きの材料を買いに」

殺せんせー「先生の作るたこ焼きは絶品だと生徒にも好評だったんですよ?」

律子「その成形でたこ焼きって……」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 00:23:37 ID:ELwuvEdL0
殺せんせー「それよりも律子さんは先生を暗殺しようとしないんですね?」

律子「暗殺よりも仕事の方が大事です」

殺せんせー「先生を殺れば100億入るのに、ですか?」

律子「誰かを殺して貰うお金に興味はありません」

律子「犠牲、私が世界で一番嫌いな言葉です」

殺せんせー「自分は恋心を犠牲にしてまでアイドル達を支えているのに?」

律子「っ!?」

殺せんせー「ヌルフフフフ、先生、恋バナとか大好きなんですよ」

殺せんせー「学校でもよく告白を覗いたり、カップルを冷やかしては何度も暗殺されかけました」

律子「最低ですね」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 00:25:12 ID:ELwuvEdL0
律子「……私のこれは、犠牲ではありませんよ」

殺せんせー「どうしてですか?」

殺せんせー「アイドルをやめて裏方に徹し、想い人に一番近い位置にいるのに行動も起こさず」

殺せんせー「そこまでしても犠牲ではないと?」

律子「私の夢は」

律子「世界に通用するアイドルを育てること」

律子「私は私の限界を知ったんですよ、私ではアイドルとしてトップには立てないけれど」

律子「うちの子達はみんな、磨けば磨くほど光る原石ですから」

律子「付け足しますが、人の恋路にとやかく言うのは野暮ですよ?」

殺せんせー「ヌルフフフ、なるほどなるほど」

殺せんせー「ですが秋月律子さん、貴女は一つだけ間違えている」×

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 00:28:29 ID:ELwuvEdL0
律子「何ですか?」

殺せんせー「貴女は充分世界に通用するキャパシティを持ったアイドルだ」

殺せんせー「でなければ、プロデュースされるアイドルもこんなに早く成長しません」

律子「……買い被りですよ」

殺せんせー「そんなことより、彼との恋路、応援しますよ?」

殺せんせー「先生、恋のキューピッドならぬ恋のオクトパスとして有名でした」

律子「何ですかそれは……」

殺せんせー「先生が応援するとなんと恋の成就率38%!」

律子「微妙! 100%じゃないんですか!?」

律子「それに大きなお世話です」

律子「私は今のままが幸せで……」

P「ただいまー」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 00:30:34 ID:ELwuvEdL0
殺せんせー「おかえりなさい、プロデューサーさん」

律子「お、おかえりなさい……」

P「殺せんせー! たこ焼きの材料買ってきましたよ!」

殺せんせー「出汁粉にタコに天かす、するめいか……貴方、通ですね」

P「いやあ、俺たこ焼き大好きなんですよ!」

殺せんせー「では早速作りましょう!」

殺せんせー「……と、その前に」

P「楽しみだな、なぁ律子」

律子「はぁ……そうですか」

殺せんせー「おっと、触手が滑りました」ヌルッ

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 00:32:11 ID:ELwuvEdL0
P「うわっ!?」コケッ

律子「きゃあ!?」バフッ

殺せんせー「おやおやプロデューサーさん、いきなり女性の胸の谷間にダイブとはお羨ましい」ニヤニヤ

P「す、すすすまん律子!」バッ

律子「い、いいいえ、事故ですから!」///

殺せんせー「それでは美味しいたこ焼きを作りましょうか」ヌルヌル

律子「あのタコ……」

律子「……悪人ではないようね」

■殺せんせーの弱点その⑤■
出歯亀

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 00:35:13 ID:ELwuvEdL0
P「う、うまい……こんなたこ焼き初めてだ」

小鳥「外はサクサク、中はトロトロ……素晴らしいですね」

律子「確かに……侮れませんねあの……人?」

やよい「せんせー、ちょっといいですか?」

殺せんせー「はいはい、やよいさんもたこ焼き食べますか?」

やよい「いえ……せんせーにお願いがあるんです」

殺せんせー「お願い……ですか」

殺せんせー「やよいさんみたいな可愛い子の言うことでしたら、大抵は聞いちゃいましょう!」

P(ロリコン……)

律子(ロリコンね……)

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 00:37:30 ID:ELwuvEdL0
やよい「殺せんせー……死んでください!」

殺せんせー「わかりました!」バシュッ

P「えっ」

やよい「えっ!」

ヒュルルルルル……

ドカーン!!

律子「空中で爆発した!?」

P「やよいのお願いに命まで投げ出すなんて……」

やよい「あ、あわわわわ……」

P「先生は真のロリコンだった……!」キラリ

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 00:41:56 ID:ELwuvEdL0
殺せんせー「冗談です」

律子「うわ!?」

殺せんせー「今朝、私を狙ったミサイルを爆発させただけです」

やよい「……」ホッ

殺せんせー「ところでどうしたんですか、やよいさん?」

殺せんせー「貴女のような天使の口から死んでくれ、など似合いませんよ?」

やよい「うぅ……」ジワ

殺せんせー「わーッ!? な、泣かないでください!」

P「泣ーかした、泣ーかしたー」モグモグ

小鳥「せーんせーにーいってやろー」ムグムグ

殺せんせー「先生は私です!」

殺せんせー「ほ、ほらやよいさん、駄菓子いっぱいあげますから泣き止んで!」

やよい「ご、ごめんなさい……」グス

やよい「実は……」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 00:44:46 ID:ELwuvEdL0
殺せんせー「成程、家族と765プロのために賞金の100億が欲しい、と」

殺せんせー「確かに100億あれば人生10回くらい遊んで暮らせますからねぇ」

やよい「でも! やっぱりダメです!」

やよい「100おくあれば毎日お肉食べられますけど……そんなご飯おいしくないです!」

殺せんせー「先生、やよいさんになら殺されても本望ですが……」

殺せんせー「さすがにわざと殺される訳には行きません」

やよい「ごめんなさい……忘れてください、殺せんせー」ペコリ

やよい「私……悪い子です」

殺せんせー「そんな、やよいさんほどいい子はいませんよ」

殺せんせー「私は世界中から狙われる暗殺ターゲットですから、自然と色々な暗殺者と出会います」

殺せんせー「その九割方がお金のため……まぁ、当たり前と言えば当たり前なのですが」

殺せんせー「実はね、やよいさん。暗殺者として最も怖いのは、自分のために暗殺しない人なんですよ」

やよい「どういうことですか?」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 00:46:49 ID:ELwuvEdL0
殺せんせー「私が今まで出会った中で一番手強かった暗殺者は、他でもない私の生徒たちです」

殺せんせー「彼らは学校で落ちこぼれの烙印を押し付けられていましたが」

殺せんせー「お金や地位よりも暗殺を通して人間的に成長することを望んだ、それはもう素晴らしい生徒たちでした」

やよい「成長ですか?」

殺せんせー「はい、日に日に鋭くなっていく暗殺技術はどんなプロの殺し屋よりも柔軟で手強い相手でしたよ」

やよい「それって……」

殺せんせー「他人のためにがんばれる人が、実は一番強いんです」

殺せんせー「ですから高槻やよいさん、貴女は超一流のアイドルと暗殺者になれる可能性を秘めているのですよ」◎

やよい「うっうー……暗殺者はなりたくないですけど……」

やよい「アイドルの一番にはなりたいです!」

殺せんせー「がんばってください、先生全力で応援します」

やよい「はいっ!」

殺せんせー「いいお返事です。ごほうびにお肉をあげましょう!」

やよい「お肉ですか!? わーい!」

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 00:50:36 ID:ELwuvEdL0
殺せんせー「はい、三日前にシベリアに行ったときに襲われた、灰色熊のお肉です」

やよい「く、熊さんはちょっと……」

殺せんせー「カレーにしたら美味しかったですよ?」

殺せんせー「そうだやよいさん、お願いがあるんです」

やよい「なんですか?」

殺せんせー「先生とハイタッチしてください!」///

やよい「いいですよ!」

殺せんせー「いきますよ!」

やよい「はい!」

殺せんせー「たーっち!」

ブニョン

やよい「うっうー! ぶにょ、ってしましたー!」

■殺せんせーの弱点その⑥■
ロリコン

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 00:52:37 ID:ELwuvEdL0
亜美「おっちゃ→ん!」

真美「遊ぼうYO!」

殺せんせー「おやおや、亜美さんに真美さん」

殺せんせー「こんなにも心を開いてくれて……先生感動です!」ホロリ

亜美「てにゃ→!」シュッ

真美「ちょわ→!」ブンッ

殺せんせー「おっと、その手には乗りません」ヒラリ

亜美「おっちゃん素早いね→」

殺せんせー「殺意の消し方と自然な笑顔が素晴らしいですね」

殺せんせー「しかしそんなノロマな動きでは二人の髪留めを交換できちゃいます」×

真美「あっ! 亜美と真美の髪留めが逆になってる!」

亜美「しかもなんか変なのついてる→!」

真美「真美たちの雷電シティが→!」

殺せんせー「アイデンティティですね」

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 00:54:18 ID:ELwuvEdL0
殺せんせー「それは殺せんせーストラップです。可愛いでしょう?」

真美「キモいYO!」

殺せんせー「おっちゃんじゃなくて先生と呼ばないと身体中につけますよ?」

亜美「じゃあせんせー、亜美たちと遊んでよ!」

殺せんせー「双海亜美さん、双海真美さん。貴女たちの元気は地球を救います」

真美「せんせ→大袈裟だYO」

殺せんせー「大袈裟ではありません、人間を動かす原動力、それこそが元気です」

殺せんせー「二人を見ているとどこからともなく元気が湧いてくる」

殺せんせー「極端に言えば、貴女たちは世界を掌握できる」○

亜美「世界征服……いいNE!」

真美「スイーツだらけの国にしようZE!」

殺せんせー「それは素晴らしい!」

殺せんせー「是非とも実現するためにアイドル活動、がんばってください」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 00:57:01 ID:ELwuvEdL0
亜美「うん!」

真美「そんなことより今は遊ぼうYO!」

殺せんせー「ええ、いいですとも。何をして遊びますか?」

律子「遊びませんっ!」バンッ

殺せんせー「にゅやッ!?」

律子「殺せんせーは仮にも765プロのプロデューサーなんですから」

律子「仕事はちゃんとしてください!」

律子「ここでは私の方が上司なんですから、従ってもらいます」

殺せんせー「は、はいっ」

P「すごいな律子……超生物に向かって」

小鳥「殺せんせー、すごい速さで仕事しますからね」

亜美「律っちゃん軍曹のけち→!」

真美「アクマ→!」

殺せんせー「そうだそうだ→!」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 00:59:08 ID:ELwuvEdL0
律子「……」ゴゴゴゴゴゴ

殺せんせー「あ……」ダラダラ

亜美「や、ヤバいYO、真美……」

真美「うん……律っちゃんからスタンド出す時の音がする……!」

殺せんせー「では、私はちょっとブラジルまで営業に行ってきますっ!」

律子「待ちなさい」ガッシ

殺せんせー「ひいッ!」

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 01:00:32 ID:ELwuvEdL0
亜美「亜美はレッスン行ってくるZE!」

真美「真美はあずさお姉ちゃん探してくるYO!」

律子「二人とも」ニコッ

亜美「……」タラ

真美「……」ゴク

律子「……座りなさい」

亜美真美「はい……」

■殺せんせーの弱点その⑦■
序列に弱い

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 01:03:14 ID:ELwuvEdL0
殺せんせー「律子さん……どんな暗殺者よりも怖かった……」ガタガタ

P「律子の説教二時間フルコースは地獄ですからね……」

殺せんせー「正座しっぱなしのせいで身長が一メートルほど縮んじゃいました」

P「……正座ってそういうものでしたっけ?」

殺せんせー「話を変えますがプロデューサーさん、アイドルの中では誰が好きなんです?」

P「ぶっ!?」

殺せんせー「いいじゃないですか、男同士こういう話もいいでしょ?」

P「いや、俺はプロデューサーですから……そんな」

バタン

伊織「おはよう」

美希「せんせー!」ダキッ

殺せんせー「お、おぉっ!?」

殺せんせー「ちょっと美希さん!スキンシップが大胆すぎますよ!」///

美希「えへへー、やらかいのー♪」スリスリ

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 01:05:59 ID:ELwuvEdL0
殺せんせー「プロデューサーさん! この子を何とかしてください!」

P「モテモテじゃないですか。美希流の親愛の証ですよ」

殺せんせー「ファンタスティックですね!」

美希「先生、ステキな触手なの」

殺せんせー「それはありがとうございます。でもそろそろ離れていただかないと先生、男として辛いです」

美希「うふ、つぶらな瞳も可愛いの」ムニ

殺せんせー「ああ! たわわな果実が!」///

伊織「デレデレね、あの丸男」

P「お前はいいのか、伊織?」

伊織「何が?」

P「何か企んでるんだろ?」

伊織「まぁね、大人しく見てなさい」

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 01:08:54 ID:ELwuvEdL0
美希「ね、せんせー?」

殺せんせー「は、はいっ!」

美希「ミキと一緒に……オトナなこと、しよ?」

殺せんせー「だ、ダメですっ! 先生は生徒に手を出すことなど……」

美希「ね、こっち来て……?」クイクイ

殺せんせー「み、美希さん……!」フラー

美希「えいっ☆」ドンッ

殺せんせー「おや?」

プシュー

バタン

殺せんせー『なんでしょう、この密室は』

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 01:10:58 ID:ELwuvEdL0
美希「やったの!」

伊織「かかったわね、それは水瀬家の技術を総結集して作ったアンタを殺るためだけのポッドよ!」

殺せんせー『ふむ、確かに先生を殺せる素材で作った壁、気密性……』

殺せんせー『殺る気満々ですねぇ』

P「なるほど、中の様子はこっちからモニタリングできるのか」

伊織「問題はどうやってマッハ20で動く奴を中に入れるか、だったけど」

美希「ミキの魅力でメロメロなの!」

伊織「生徒から聞いた色仕掛けが効く、って情報、本当だったのね……」

殺せんせー『にゅやッ! それは渚君の仕業ですね!?』

殺せんせー『今度テストを難しくします……!』

伊織「ちっちゃ!」

伊織「と言うか完全防音なのにどうしてこっちの会話が聞こえるのよ……」

殺せんせー『先生、耳はいいんです』

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 01:12:22 ID:ELwuvEdL0
美希「ゴメンね先生、でも地球を壊される訳には行かないの」

美希「ミキ、もっといっぱいキラキラしなきゃダメなの!」

殺せんせー『ええ、構いませんよ。想定の範囲内です』ニヤリ

伊織「笑ってられるのも今のうちよ!」

伊織「超高熱でウェルダンステーキにしてあげるわ!」ポチ

ゴォォォォォォォ

殺せんせー『躊躇のない、いい火力ですねぇ』

P「部屋中に火が!」

………
……

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 01:13:59 ID:ELwuvEdL0
伊織「そろそろいいかしら」ポチ

美希「あっ、でこちゃん!」

殺せんせー『水着にきっがっえって~♪』テカテカ

P「……健康的に日焼けしただけだな」

美希「しかも水着着てるの……」

伊織「神SUMMERのBirthdayまで歌って……」

殺せんせー『はいポーズ♪』キメッ

伊織「む、むかつく……」ギギギ

伊織「次よ次!」ポチ

伊織「電子レンジ攻撃で蒸発しちゃいなさい!」ウィーン

殺せんせー『おっと、これはちょっとまずいですね』

伊織「さすがに爆発するところまで見たくないわね……」

美希「カメラ切ればいいの」ポチ

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 01:15:34 ID:ELwuvEdL0
■30分後■

伊織「もういいわよね……」ポチ

P「……いないぞ」

美希「ホントなの」

伊織「そんな訳ないでしょ!」

伊織「壁を壊したらセンサーですぐわかるし、逃げるなんて……」

殺せんせー『逃げてはいませんよ』

伊織「どこよ!?」

殺せんせー『よっと』ヌルン

美希「いきなり現れたの!?」

殺せんせー『では理科のお勉強です』

殺せんせー『美希さん、電子レンジはどうやってものを温めますか?』

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 01:17:28 ID:ELwuvEdL0
美希「うーん……わかんないの」

美希「ハニー知ってる?」

P「電磁波で水分子を振動させるんだよ」

美希「……? ミキよくわかんないの」

殺せんせー『さすがはプロデューサーさん、正解です』○

殺せんせー『電子レンジは水分子を超高速振動させることで熱を発生させます』

殺せんせー『なので、生物が電子レンジに入ると体内の水分が水蒸気となり、内側から水蒸気爆発を起こすわけでして大変危険です』

美希「電子レンジって難しいんだね……」

殺せんせー『さすがに先生も水分を多量に含む生物ですので、ちょっと危なかったです』

伊織「じゃあどうして生きてるのよ!」

殺せんせー『電子レンジは分子を振動させるのですから、先生、ちょっとがんばって原子レベルまでバラバラになってみました』

伊織「!?」

殺せんせー『こうすれば原子同士で熱が発生することもなく無事に済むわけですね』

P「はは……何でもアリですね、先生」

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 01:20:17 ID:ELwuvEdL0
殺せんせー『お次はなんですか? 刺殺、毒殺、撲殺、焼殺、銃殺、爆殺、どれもダメでしたねぇ』

伊織「もう……いいわ」ポチ

ウィーン

殺せんせー「おや、もう終わりですか?」

伊織「どんな手を使っても殺せる気がしないわよ」

殺せんせー「そんな事はありません」

殺せんせー「容赦なく先生の弱点を攻める戦略、緻密な計算による暗殺方法……」

殺せんせー「それに、先生を暗殺すためだけにあれだけ大掛かりな装置を作る行動力も大変よろしい」○

殺せんせー「実は、電子レンジ攻撃はかなり危なかったんですよ」

殺せんせー「あそこまでバラバラになったのは初めてですから」

伊織「結局アンタの演技力に負けたってことじゃない」

殺せんせー「ヌルフフフ、先生まだ若い子には負けません」

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 01:23:15 ID:ELwuvEdL0
美希「ねぇ殺せんせー、ホントに地球壊しちゃうの?」

美希「ミキ、そんなのヤだよ……」ウル

殺せんせー「星井美希さん、水瀬伊織さん。貴女たちが特に素晴らしかったのは、その心構え」

殺せんせー「お金や地位よりも、地球や周囲の人間を守るために先生を暗殺しようとする……」

殺せんせー「その気持ちさえあれば、世の中大抵のことは出来ます」

殺せんせー「大変よく出来ました。二重マルをあげましょう」◎

殺せんせー「それに美希さんの色仕掛けも中学生とは思えませんでした」

美希「みんなやハニーのためだもん!」

美希「せんせー、ミキがお願いしたら地球壊すのやめてくれる?」

殺せんせー「美希さん、地球を壊されたくなかったら……」

伊織「アンタを殺せばいいんでしょ?」

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 01:25:31 ID:ELwuvEdL0
美希「でこちゃん……」

伊織「一回目でここまで追い詰めたのよ、次は確実に殺れるわ」

伊織「にひひっ、次は絶対に殺ってやるんだから!」

殺せんせー「ヌルフフフフ、そう簡単にはいきませんよぉ?」

殺せんせー「それと伊織さん、一つだけお願いがあります」

伊織「なによ」

殺せんせー「私のことは先生と呼んでください」

伊織「そんなの私の勝手でしょ」

殺せんせー「呼んでくれないと、伊織さんの恥ずかしい映像が765プロに流れてしまうかも知れませんねぇ」ニヤリ

伊織「映像……?」

殺せんせー「これです」ピッ

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 01:27:53 ID:ELwuvEdL0
伊織『ねえシャルル……私、あいつを殺せるかしら』

伊織『ううん……殺らなきゃいけないのよね』

伊織『だって……殺らないと、私の大事な仲間たちや……』

伊織『それに、だ、大事な……ぷ、プr』

伊織「わーーーーーっ!!」バキョッ

P「?」

美希「あーあ、でこちゃんテレビ壊しちゃったの」

殺せんせー「ちなみにDVDに100枚焼きました」

伊織「アンタ本当に悪趣味ね!」ハァハァ

殺せんせー「先生、約束は守りますから安心してください」

伊織「わかったわよ!」

伊織「こ……殺せんせー」

殺せんせー「よろしい」ニヤリ

■殺せんせーの弱点その⑧■
悪趣味

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 01:31:44 ID:ELwuvEdL0
響「お茶が入ったぞー!」

殺せんせー「これは美味しそうなジャスミン茶だ」

貴音「響、ありがとうございます」

響「お茶請けはさーたーあんだぎーだ!」

殺せんせー「沖縄尽くしですねぇ」

殺せんせー「それで貴音さん、お話とは?」

貴音「話さずともお分かりでしょう?」ズッ

殺せんせー「はて?」ズズ

貴音「わたくしは月の民……月を破壊された時は大変悲しゅうございました」

貴音「挙げ句には母なる大地まで破壊するとは赦しがたい」

殺せんせー「……」モグ

貴音「最初は破壊や破滅に快楽を感じる異常者かと思いましたが……」

貴音「他の皆の話を聞く限り、そうでもなさそうです」ズズ

96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 01:33:46 ID:ELwuvEdL0
殺せんせー「なにが言いたいので?」∵

貴音「わたくしと勝負してくだ……ひっ!?」

貴音「……なんですかそのやる気のない顔は」

殺せんせー「お茶とお茶請けの中にハブ毒が入っていたようで、表情が変化してしまいました」∵

貴音「響……」

響「あ、あははー」

響「本当に毒効かないんだな……」

殺せんせー「先生に真っ向から勝負を突きつけてきたのは千早さんと貴音さんだけですねぇ」∵

殺せんせー「それで、勝負とは?」∵

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 01:36:35 ID:ELwuvEdL0
貴音「わたくしは争いや殺生は好みません」

貴音「要はあなたが大人しく地球を破壊するのを諦めればよい話」

貴音「わたくしが勝ったら、地球を破壊するのを諦めなさい」

殺せんせー「先生が勝ったら?」

響「お、戻ったぞ」

殺せんせー「効力切れのようです」

貴音「わたくしのことを如何ようにもなさいませ」

響「貴音!」

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 01:57:24 ID:y0ssbqWWO
貴音「大丈夫ですよ、響。わたくしには勝算があります」

殺せんせー「四条貴音さん、貴女は実に聡明だ」

殺せんせー「その決意も非常に素晴らしい」

殺せんせー「しかし例え罠でも付き合うのが先生の流儀です」

殺せんせー「喜んで受けさせていただきましょう」

響「そんな、こんな怪物みたいな先生にどうやって勝つんだ!」

殺せんせー「それで、種目はなんですか?」

貴音「大食い対決です」

105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 02:00:15 ID:y0ssbqWWO
響「で……自分が作るのか……」

貴音「お願いします、響」

響「いいけど……何を作ればいいんだ?」

貴音「ふぁんの皆様から頂いたらぁめんが山のようにございます」

響「よーし、作るからには気合い入れるぞ!」グイ

殺せんせー「成り行き上とは言え響さんの手料理、嬉しいですねぇ」

貴音「余裕を持てるのも今のうちです!」

響「いくぞ!」

貴音「れでぃ……」

貴音「すとまっく!」

106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 02:02:05 ID:y0ssbqWWO
■60分後■

響「追加だぞ!とんこつしょうゆ!」ゴト

殺せんせー「日本のラーメンがこんなに種類豊富で美味しかったとは」ズルズル

殺せんせー「ラーメンも奥が深いですねぇ」ズーッ

貴音「はや11杯め……まだ余裕のようですね」ズルズル

殺せんせー「なんの、こんなに美味しいものを残す方が罰当たりです」

貴音「それには同意です」

響「次は担々麺だ!」コト

107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 02:03:47 ID:y0ssbqWWO
■更に60分後■

響「節系しょうゆ……だぞ……」ハァハァ

殺せんせー「素晴らしい香りです」

貴音「面妖な……」ズルズル

響「せ、せんせー……」

貴音「何のつもりですか、顔を膨らませて」

殺せんせー「ちょっと食べ過ぎみたいですね」ズルズル

響「1.5倍くらいになってるぞ……」

殺せんせー「ですがまだ19杯目。勝負はこれから、でしょう?」

貴音「ええ……まだです!」

響「まだ作るのかー!?」

貴音「響、おかわりです!」

殺せんせー「響さん、おかわりです」

響「あんまよおおおぉぉぉ!」

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 02:05:44 ID:y0ssbqWWO
■更に120分後■

響「お、沖縄そば……だ……ぞ……」ゼェゼェ

響「あ……あいえなぁ……」グッタリ

殺せんせー「これはまた一風違った趣向だ」ズルズル

貴音「うっ……」ピタ

殺せんせー「37杯目……流石に限界のようですね」

貴音「ふっ……ま、まだ……」プルプル

貴音「地球と私の胃袋……秤にかけようもございません!」

殺せんせー「その意気は素晴らしいが、先生はまだまだいけますよ?」

貴音「ッ!?」

殺せんせー「先生も、負ける訳にはいきませんからねぇ」ズー

貴音「ふ……ふふっ」

貴音「も、もののけ……」クラッ

響「貴音ー!」

バターン

109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 02:07:04 ID:y0ssbqWWO
貴音「……う」パチ

響「お、起きたな貴音」

貴音「響! あのもののけは……!」ガバッ

貴音「うっ」

響「まだ動いちゃダメだぞー」

響「あんまーみたいにお腹出てるんだから」

貴音「こ、これは……」ポッコリ

貴音「ついに響とのやや子が……!」ポッ

響「なっ、なに言ってるさー!」///

貴音「冗談です。ところであの丸教師は……」

響「うー……せんせーならさっき」

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 02:08:19 ID:y0ssbqWWO
殺せんせー「ひびたか……それはまさに芸術の域」シュバババババ

殺せんせー「ただいま戻りました」トッ

響「せんせー、どこ行ってたんだ?」

殺せんせー「高度5000m以上の山の頂上にのみ存在する苔で作った特製消化剤です」

殺せんせー「マッハで行ってきました」

貴音「面妖な」

殺せんせー「さて貴音さん、勝負は先生の勝ちでしたね?」

貴音「ええ」

貴音「覚悟は出来ております」

貴音「辱しめるなり、どのようにでもなさいまし」

響「貴音……!」

111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 02:12:44 ID:y0ssbqWWO
殺せんせー「ヌルフフフフ、では好きにさせてもらいましょう」

貴音「これは敗者の定め……覚悟はできております」

響「やめろー!」バッ

貴音「……響」

響「……自分が代わりになる!」

響「だから……貴音には手を出すな!」ガタガタ

殺せんせー「その割には震えていますよ?」

貴音「やめるのです、響」

響「いやだ!」

112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 02:14:04 ID:y0ssbqWWO
貴音「良いのです、わたくしにも考えがあってやったこと……」

響「でもっ……!」

殺せんせー「面倒ですねぇ。いっそ二人ともやってしまいましょう」

殺せんせー「では貴音さん、響さん、覚悟はよろしいですか?」ウネウネ

貴音「待ちなさい! 響には手を……!」

殺せんせー「もう遅い。さぁ、服を脱がせてあげましょう」ヌルルルルル

響「うわあああぁぁぁ!」

貴音「ひっ……!」

113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 02:15:24 ID:y0ssbqWWO
響「……っ!」ビクビク

貴音「……!」ギュッ

響「……あれ?」

殺せんせー「お着替え完了です」

響「な、なんだこれー!」リロリロ

殺せんせー「響さんには赤ちゃんのコスプレをプレゼントです」

響「うぎゃー! 見るなー!」///

貴音「め、面妖な……」

響「貴音のそれ……マタニティなんとかって言う……」

殺せんせー「貴音さんはお腹も出ていることですし、妊婦さんになってもらいました」

貴音「……何のつもりです」

114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 02:17:04 ID:y0ssbqWWO
殺せんせー「何って、好きにさせてもらいましたよ?」

殺せんせー「多少マニアックですが、こんな姿のお二方は二度と拝見出来ないでしょう」

響「多少ってレベルじゃないと思うぞ……」リロ

貴音「惚けないでくださいまし、貴方は……」

殺せんせー「あてが外れて残念でしたねぇ、四条貴音さん」

貴音「……っ」

殺せんせー「貴女は実に策士だ」

殺せんせー「先生に勝負を挑み、勝てば地球を救い、負けても保険を掛けた」ヌルリ

響「カメラ……?」

殺せんせー「大方、先生が酷いことをするのを期待し、映像に撮り、社会的に殺るつもりだったのでしょう」

殺せんせー「違いますか?」

貴音「……仰る通りです」

116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 02:33:27 ID:ELwuvEdL0
殺せんせー「その自分の身もいとわない殺る気、大変よろしい」○

殺せんせー「ですが先生、鼻も勘もいいんです」

殺せんせー「この部屋に入った時から、カメラには気付いていましたよ」

響「貴音……そんなこと考えてたのか」

貴音「……」

響「ばかっ!」ペチッ

貴音「響……申し訳ありません、しかし、わたくしにはこうするしか……」

響「なんで何も言ってくれなかったんだ!」ジワ

響「もし貴音がひどい目に遭ったら……自分……うぅ……」ポロ

貴音「響……」

117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 02:36:01 ID:ELwuvEdL0
殺せんせー「我那覇響さん、貴女の親友を想う気持ちは本物だ」

殺せんせー「その純粋な姿、響さんのアイドルとしての魅力を再認識させてもらいましたよ」○

殺せんせー「二人とも、先生を殺るところまでは行きませんでしたが、大変よくできました」◎

貴音「……わたくしの完敗のようです」

貴音「わたくし、先生を勘違いしておりました」

貴音「先生は思っていた以上に、あたたかなのですね」

殺せんせー「お褒めに与り光栄です」

118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 02:37:22 ID:ELwuvEdL0
響「なぁ貴音……冷静になって気付いたけど、早く着替えよう?」///

殺せんせー「何故ですか! 素晴らしい格好ではないですか」

貴音「先生の趣味は特殊にも程がございます」


響「あ……あ、赤ちゃんプレイなんて! このエロオヤジ!」

殺せんせー「仕方ないでしょう。なんせ先生、月爆発させちゃう悪人ですから」∵

響「開き直ったー!」

貴音「悪い大人の顔ですね……」

小鳥「たーだいまー」ガチャ

殺せんせー「おや小鳥さん、おかえりなさい」

響「ぴよ子!?」

貴音「くっ!」

119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 02:38:42 ID:ELwuvEdL0
小鳥「ん……?」

小鳥「ぴよっ!?」

小鳥「ボテ腹貴音ちゃんに赤ちゃん響ちゃん!」

小鳥「ピヨ━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!」

響「見るなぴよ子ー!」

貴音「面妖な……」

121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 02:41:58 ID:ELwuvEdL0
小鳥「なんの! こちらは前回の反省を生かしてカメラは常備しているのよ!」

小鳥「激写!」パシャ

響「撮るなー! やめろー!」

貴音「写真は事務所を通してくださいまし!」

小鳥「激写! 激写ボーイ!」カシャカシャ

響「なんて動きなんだー!」

貴音「速すぎて小鳥嬢の残像が見える……!」

殺せんせー「いやはや、愉快な職場ですねぇ」

■殺せんせー(と小鳥)の弱点その⑨■
趣味がかなりマニアック

120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 02:40:43 ID:ELwuvEdL0
プルルルル

小鳥「はい、765プロです」

小鳥「ああ、あずささん……はい、はい」

小鳥「わかりましたー」ガチャ

P「……迷子ですか」

小鳥「はい、お察しの通り」

殺せんせー「では、私の出番ですね」

P「迎えに行ってくれるんですか?」

殺せんせー「はい、マッハ20でひとっ飛びです」

P「く、くれぐれもお手柔らかに……」

123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 02:44:09 ID:ELwuvEdL0
殺せんせー「大丈夫です。私、紳士ですから女性は大切に扱います」

殺せんせー「では」シュバッ

P「大丈夫……ですよね」

小鳥「あ、そういえば春香ちゃんから見せてもらった弱点手帳に……」ゴソゴソ

P「?」

小鳥「『殺せんせーの弱点・おっぱい』」

P「……」

小鳥「……」

124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 02:44:56 ID:ELwuvEdL0
あずさ「ふう……」

あずさ「プロデューサーさんが来るまであとどれくらいかしら……」

あずさ「うふ、少しの間だけでも恋人気分」

あずさ「ちょっとくらい……いいですよね」

殺せんせー「ええ、結構ですとも」シュバババ

あずさ「!?」

殺せんせー「お待たせしました、あずささん」トッ

あずさ「あ……せ、先生……」

殺せんせー「失礼しました、彼ではなく私で」

あずさ「っ!」

125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 02:46:22 ID:ELwuvEdL0
あずさ「き、聞いてらっしゃいました……?」

殺せんせー「聞く気はなかったんですが……すみません」

あずさ「あ、あのっ!」

殺せんせー「大丈夫ですよ、先生、口は固いですから」

あずさ「私……本当に方向音痴で」

あずさ「でも、毎回プロデューサーさんが迎えに来てくれるものですから、つい甘えちゃって……」

殺せんせー「わかります。先生も時々地球を一周してると東西南北がわからなくなりますから」

あずさ「そ、それはちょっと……」

あずさ「直さないと……いけませんよね」

126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 02:50:51 ID:y0ssbqWWO
殺せんせー「いえいえ、貴女はそのままで十分魅力的だ、三浦あずささん」

あずさ「でも、迷惑をかけているのは事実ですし……」

殺せんせー「そもそも貴女のような美人に甘えられて嬉しくない男なんていません」

殺せんせー「それに……」チラ

あずさ「?」ドタプーン

殺せんせー「素晴らしい……」///

あずさ「どうしたんですか? お顔が赤いですけど……」グイ

殺せんせー「だっ、ダメですあずささん! その凶器を近付けないでください!」

あずさ「凶器?」ドタプーン

殺せんせー「E組の皆さんごめんなさい……先生はここで死んでもいいです……!」

■殺せんせーの弱点その⑩■
あずささん

127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 02:53:09 ID:y0ssbqWWO
雪歩「先生、お茶ですよ」
殺せんせー「おお、これはどうもありがとうございます」

亜美「せんせ→! 現場連れてって!」

殺せんせー「先生はタクシーではありませんよ」

真美「そんな事言わずに、サービスちてよ→」

殺せんせー「はいはい、で、どこですか?」

亜美「フランス!」

真美「ハワイ!」

雪歩「それ、二人が行きたいだけじゃ……」

殺せんせー「嘘はダメですよ」

128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 02:54:20 ID:y0ssbqWWO
律子「何だかんだで溶け込んでますね、先生……」

P「根が善人だからな」

P「貴音が月を爆破したのも訳あり、って言ってたし」

律子「どんな理由で月を爆破できるんでしょう……」

ピンポーン

殺せんせー「おや?」

小鳥「はーい」

???「あ、あの、ここが765プロですか!?」

小鳥「あらかわいい子。そうですよー」

???「ここに丸い顔で二メートルくらいの……」

殺せんせー「どうしたんですか、渚くん」

渚「殺せんせー!」

130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 02:56:02 ID:y0ssbqWWO
春香「か、可愛い……」

千早「彼、男の子よね?」

小鳥「り、現実に男の娘がいたなんて……」

殺せんせー「こちら、私の生徒の渚くんです」

殺せんせー「何の用ですか渚くん?」

殺せんせー「先生、アイドルの皆さんのプロデュースで忙しいんです」

殺せんせー「暗殺なら定時を過ぎてから……」

渚「それどころじゃないんだよ先生!」

殺せんせー「?」

渚「過激派の国が先生を狙って殺し屋を何十人も送り込んだって烏間さんが!」

殺せんせー「それは……」

131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 03:01:01 ID:y0ssbqWWO
パリンッ

律子「きゃあ!?」

P「律子、大丈夫か!」

雪歩「じゅ、銃痕……?」ヘタ

殺せんせー「皆さん、伏せて!」ヌルッ

ダダダダダダダダ

春香「きゃあああぁぁぁ!?」

殺せんせー「大人数での狙撃……ですか」

亜美「せんせ→!」

真美「いっぱい撃たれたけど大丈夫なの!?」

殺せんせー「大丈夫です、普通の弾は効きません」

132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 03:02:37 ID:y0ssbqWWO
キィ……

ゴロゴロゴロゴロ

千早「あ、あれは……!」

春香「手榴……弾……!?」

殺せんせー「くっ!」

ヌルヌルヌルヌルヌルヌル

ゴクン

亜美「ぜ、全部……」

真美「食べちゃった……」

ドカーーーン!

小鳥「ひっ!」

殺せんせー「うっぷ」ゲフゥ

殺せんせー「後味最悪のパイナップルです」

134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 03:04:08 ID:y0ssbqWWO
渚「せ、先生大丈夫?」

殺せんせー「はい、先生はこれくらいでは死にません」

殺せんせー「しかし……」

殺せんせー「周囲の一般人すら一切考慮しない下品な殺り方……」

殺せんせー「実に品のない連中だ……」ググ

春香「か、顔が……」

千早「真っ黒に……」

殺せんせー「渚くん、烏間先生に連絡を取って、ここの処理をお願いします」

渚「先生は?」

殺せんせー「もちろん、不逞の輩にお仕置きをして来ます」

P「そんな、大丈夫なんですか!?」

135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 03:05:43 ID:y0ssbqWWO
殺せんせー「勿論です」

殺せんせー「渚くん、私は3-E暗殺教室で何と呼ばれていますか?」

渚「……地球上の誰にも殺せない、殺せんせーだ」

殺せんせー「たいへんよく出来ました」◎

殺せんせー「では」シュバッ

136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 03:07:26 ID:y0ssbqWWO
伊織「で、結局アイツはどこ行ったのよ」

やよい「なんかもう帰ったみたいだよ」

律子「765プロにも迷惑をかけたし、教師に戻るらしいわ」

春香「めちゃくちゃな人だったけど、いなくなったらなったでちょっと寂しいね」

千早「襲撃のあった次の日、東京タワーに男性数名を吊し上げたのって、やっぱり先生よね」

真「全員女装させられた上でビジュアル系メイクされてたね……」

ガチャ

P「ただいま」

律子「お帰りなさいプロデューサー」

小鳥「どうでしたか?」

P「ああ、さっき連絡があった」

P「アイドルのみんなによろしく伝えておいてください、だそうだ」

137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 03:08:58 ID:y0ssbqWWO
雪歩「やっぱり帰っちゃったんですね……」

P「それと、これを皆に」

『ジャップ人暗殺帳』

響「……これは訴訟ものだぞ」

貴音「と、とりあえず中身を見てみましょうか」ペラ

P「これは……!」

律子「アイドル一人一人の詳細と……ウィークポイント……?」

P「克服するためのメニューまで……すごい、あんな短期間でこんなに詳しく……」

律子「これで地球を爆破しようとしなければ、一流のプロデューサーでしたね」

春香「あんな人が担任教師だったら、学校も楽しいでしょうね!」

千早「それはそれでどうなのかしら……」

138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 03:10:40 ID:y0ssbqWWO
業「おい殺せんせー、なんだよその顔」

業「帰ってきてから終始デレデレじゃねーか」パン

殺せんせー「いやいや、やはりアイドルというものは素晴らしかったです」ヒラリ

イリーナ「この変態エロ親父……ハチマキとスティックライトまで買って」

殺せんせー「赤羽くん、今度一緒にライブ行きましょう!」

業「……三浦あずさが出るなら付き合ってやるよ」

渚「赤羽くん、年上好きなんだ……」

139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/05 03:11:43 ID:y0ssbqWWO
殺せんせー「アイドルの皆さんになら殺されてもよかったですねぇ」

渚「ダメだよ先生、先生を殺すのは僕たちなんだから」

殺せんせー「おや、先生人気者ですねぇ。嬉しいですよ」

殺せんせー「先生は人生相談から暗殺まで、24時間受付中です」

殺せんせー「皆さん、今日も他人に恥じることのない暗殺をしましょう」

殺せんせー「では、授業を始めます」

END


殺せんせー「今日から先生が君達のプロデューサーです」
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