1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:23:54 ID:On08H5wh0
-土曜日・朝-

-201号室-

ジリリリリリ

カチリ

今日は土曜日 学校はお休み 
せっかくだし二度寝しちゃおうかなぁ

ピンポーン
宮子「ゆのっちー!」

そう思ったところに響くチャイムと宮ちゃんの声
慌てて玄関に向かう

ガチャリ
ゆの「おはよう宮ちゃん~」

宮子「おはよー!ゆのっちに一生に一度のチャンスを届けに来たよっ!」

・・・へ?

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:24:32 ID:On08H5wh0
チャンス・・・?一生に一度・・・??

???

ゆの「み、宮ちゃん、チャンスっていったい・・」
宮子「およ、やっぱりすぐに信じては貰えないかー 私も最初は信じられなかったしね」

寝起きのせいもあってか状況がよくわからない
宮ちゃんはうんうんと頷きながら何か考えているようだ

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:25:10 ID:On08H5wh0
ぐぅ~

宮ちゃんのお腹がなった
朝ごはんまだなのかな?

ゆの「とりあえず中に入ろっか?朝ごはん、一緒に食べない?」

宮子「さすがゆの殿! かたじけない」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:25:57 ID:On08H5wh0
宮子「ごちそうさまー」

ゆの「お粗末さまでした」

ゆの「そういえば宮ちゃん さっき言ってたチャンスって何のことだったの?
唐突すぎてなんのことかわからなかったけど・・・」

宮子「おっと うっかり忘れるとこだった」

宮子「私は今、ゆのっちのお願いを叶えるナビゲーターなのです!」エッヘン

ゆの「???」

宮子「この世界にはね、全ての人の元に、どんな願いでも叶えてもらえる一生に一度のチャンスが訪れるのです。それがチャンスシステム! そして今、ゆのっちがその願い事を叶えることができるチャンスが巡ってきた対象者なんだよ~」

宮子「ちなみにナビゲーターの私は透明人間も同然の影の薄さなのです」ションボリ

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:26:32 ID:On08H5wh0
・・・チャンスシステム?透明人間?
突拍子もない話に更に混乱する。もうエイプリルフールは過ぎてたと思うけど

ゆの「どんな願いでも?」

宮子「うん」

ゆの「えーっと じゃあ、武道館で八千人を前にライブがしたいなぁ」

さすがにムリかなぁ 

宮子「む、さては信じてないな~?私は本気だよ~?」

ゆの「だってぇ、あまりに唐突すぎて・・・」

宮子「じゃあ、まずはこのシステムの存在を信じてもらうことが先だね」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:27:58 ID:On08H5wh0
-101号室-

ピンポーン

ヒロ「は~い あらゆのさん、どうしたの?」

ゆの「あの、えっと、宮ちゃんが・・・」

宮子「ヒロさんは三段腹ああああああ!!」

ゆの「わわっ 宮ちゃん!そんなこと言っちゃまずいよ!」

ヒロ「え、ああ・・うん、そうね」

あれ?何かおかしい、きがする

ヒロ「ゆのさん、立ち話もなんだし中でお茶でもどうかしら」

ゆの「あっ、はい ありがとうございます」

ゆの宮子「おじゃましまーす」

9: 誰も見てないかな? 2013/05/26 01:29:25 ID:On08H5wh0
-室内-

朝ごはんを済ませたばかりだったけどごちそうになることにした
ヒロさんのお茶は美味しいからなぁ

ヒロ「はい、おまたせ」

テーブルの置かれたカップは2つ
ゆの「ありがとうございます・・・て、カップが・・・」

さっきあんな事言われたから怒ってるのかな?

ヒロ「? ゆのさんは一杯じゃ足りないのかしら?」クスクス

ゆの「あの、そうじゃなくて 宮ちゃんの分は・・・」

ズズズズ
プハーッ
宮子「やっぱりヒロさんのお茶は美味ですな~」

ヒロ「あら、ゆのさんもう飲んじゃったの?」

ゆの「あれ・・あれれぇ」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:30:49 ID:On08H5wh0
ゆの「す、すみません お茶ありがとうございました お、おじゃましました!」

ダダダ
バタン

ヒロ「なんだったのかしら」ズズズ

ヒロ「うん、おいしいわ~」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:32:37 ID:On08H5wh0
-201号室-

ゆの「みみみ宮ちゃんどういうこと!?」

宮子「ふふふ、これで信じてもらえたかな?
私が透明人間のように影の薄いナビゲーターだということを!」

ゆの「確かにヒロさんには宮ちゃんが見えてないみたいだったけど・・・
チャンスシステムっていうのとどういう関係があるの?」

宮子「私が透明人間みたいになってるのは私がナビゲーターだからだよ 
ナビゲーターは対象者、つまりゆのっちの願い事を叶えるためにいるんだー 
そしてナビゲーターである間は特殊な状態にあるんだって それでゆのっち以外の人には認識されにくい状態なのですー  
お腹もすかないしなんだか体が丈夫だし、いつも異常に元気ハツラツだよ!」ピース

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:33:17 ID:On08H5wh0
宮子「ついでに詳しいことはこのノートに全部書いてあります」エッヘン

宮ちゃんがナビゲーター?になっちゃったのは本当みたい
実際ヒロさんには見えてないみたいだったし信じざるを得ないみたい

宮子「じゃあ、ゆのっち!お願いをどうぞ~」プリーズ

ゆの「お願い・・・どんな願いも叶えてくれるの?」

宮子「あんまりにもオーバースケールだとスルーされちゃうみたいだよ」

ゆの「じゃあ百万恒河沙億円ほしい・・・とかはダメなのかな?」

宮子「さすがに十の五十二乗は神様でも難しいと思うよ~」

冗談交じりで言ったのに分かっちゃうんだ さすが宮ちゃん

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:34:02 ID:On08H5wh0
ゆの「お願いかぁ 叶えたいお願いなんていっぱいありすぎて迷っちゃうね」

宮子「そんなゆのっちのために便利なシステムがあるんだよ~ じゃーん!お試しお願い!」

ゆの「お試しお願い?」

宮子「そう、一生に一度のお願いを叶える前に、お試しでお願いを試せるんだよ お試しで満足したらそれを本お願いにしちゃえばいいよ~」ペラペラ(ノートをめくる音)

宮子「効力は一週間だけのものだから気軽にドーンと決めちゃってくださいな、ゆのさま! 今欲しいものとかやりたいこととか!」

一週間って結構長い気もするけど
うーん・・・ほしいものややりたいことかぁ

16: すみません マジキチ方面には行かないです・・・ 2013/05/26 01:34:54 ID:On08H5wh0
すぐに決めないといけないかな
でもお試しなら・・・

よしっ

ゆの「決まったよ宮ちゃん!」

宮子「おっ じゃあさっそく」

宮ちゃんが前髪を上げておでこを見せてくる

おでこ?

宮子「ありゃ、言ってなかったっけ 願いを叶えるときはナビとおでこを合わせて強く念じるんだよ~」

ゆの「結構シンプルなんだね」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:36:01 ID:On08H5wh0
ピトッ

宮ちゃんと私のおでこがくっつく
こんなに間近だとなんだか恥ずかしいな・・・

宮子「ささ、ゆのっち、願って願って~」エヘヘ

ゆの「うん・・・」ギュ


―――――――宮ちゃんといっしょに

パァアア

まばゆい光りに包まれた気がした なんだろう温かいな

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:36:36 ID:On08H5wh0
ん・・・

なんともない?
とくに変わった様子とかはないけど本当にお願いが叶ったのかな?
と、いってもぼんやりとした願いだったしどうなるかわからないけど

宮子「さて、ゆのっちのお願いもかなったわけですし、ダダマートに買い物いこっ!なんだか無性にキウイが食べたくなってきた!」

なんでキウイ・・・?

ゆの「じゃあいこっか 準備するから先に外で待ってて~」

宮子「あいあい~」ノシ

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:37:14 ID:On08H5wh0
ダダ

ズズ

ん?

ダダダ

ズズズズ

ガチャリ
ダダダダ

ゆの「ギャー!」
ビターン

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:37:50 ID:On08H5wh0
宮子「どしたのゆのっち!?」

ゆの「うぅ・・・よくわかんない~ 何かに突然引っ張られたみたいになって」グスン

宮子「ゆのっち さっきどんなことお願いしたの?」

ゆの「あ、あの・・宮ちゃんといっしょに・・・って」テレテレ

宮子「・・・」テレテレ

もしかしてこれがお願いの効力?
でもこんなに物理的にかなっちゃうなんて・・・

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:38:25 ID:On08H5wh0
宮子「なるほどね ゆのっちのお願いは確かにかなったわけだ なんだか綱で繋がれてるみたいなっちゃったね どれくらいが限度かな?」ダダダ

ズズズ

あわわわ 引っ張られるぅ~

宮子「ジャスト2メートル!」

ジャストって

ゆの「私もこんなふうになるなんて思ってなかったの・・・ごめんね、ちゃん・・」ションボリ

宮子「あはは 私達いつもいっしょみたいなものだしね 私達は以前変わりなく青春を送るのです!」ケイレイ 

ゆの「宮ちゃん・・っ」パァ

22: 連投しまくりだけど大丈夫かな 2013/05/26 01:39:07 ID:On08H5wh0
宮子「でもこれだとどちらかが崖っぷちだとふたりとも落っこちちゃうね」

ゆの「宮ちゃんそんな栄養ドリンクのCMみたいなシチュエーションにはめったにならないと思うよ」アセアセ

ゆの「でもどうすればいいんだろう このままだといろいろ不便だろうし」

宮子「ゆのっちが本お願いを叶えるか、一週間ほどたてばお試しお願いの効力は切れるみたいだよ」ペラペラ

ゆの「じゃ、じゃあお願い決めるしちょっと待ってて!すぐに決めちゃうから!」

宮子「ゆのっちまった!!一生に一度だけのお願いだよ?一週間あるんだからゆっくり考えなよ~ 私はこの状態でも全然問題ないよ!」ニパー

ゆの「ありがとう・・・宮ちゃん」ニッコリ

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:40:47 ID:On08H5wh0
-土曜日・夜-

-201号室-

宮ちゃんは私の部屋で私の本お願いが決まるまで一緒にいることになった
ずっと一緒だとお泊りみたいで嬉しいな

ゴソゴソ
宮子「じゃあ電気消すよー」

ゆの「はーい」

パチン

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:41:36 ID:On08H5wh0
ゆの「お願い・・・かぁ 宮ちゃんはならどんなことをお願いする?」

宮子「私のお願いはもうかなっちゃったからなぁ~」

ゆの「え?そうなの?」

宮子「うん 今ナビゲーターやってる人は以前の対象者なんだって ナビゲーターにお願いを叶えてもらった人はナビになって、次の対象者にチャンスを届けに行くんだ」

ゆの「へぇー そうなんだ~ 宮ちゃんのナビゲーターはどんな人だったの?」

宮子「高畑ってお兄さんだったよ 私も最初はチャンスシステムについて信じられなかったけど、そのお兄さんが真剣な顔で必死に説得してきてさ 人生に一度のチャンスだからしっかり使えって」

ゆの「はたからみたらなんだか怖い人だね」ブルブル

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:42:07 ID:On08H5wh0
宮子「あはは たしかにそうかもね 結局私もナビの特殊な状態と、お試しお願いを見せられるまでは信じれなかったけど」タハハ

宮子「でもあの人の必死さには何かを感じたよ 前のナビの人と何かあったのかなぁ 問い詰めても教えてくれなかったけど」

スゥー・・スゥー・・

宮子「ありゃ、寝ちゃってる 私も寝よう おやすみゆのっちー・・・」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:42:40 ID:On08H5wh0
-日曜日・昼-

目覚ましをセットし忘れて結局お昼近くまで寝ちゃった 休日でよかったぁ

宮子「んー」ノビー

ゆの「あっ おはよう宮ちゃん」

ご飯の支度をしていると宮ちゃんが起きてきた 
二人揃ってねぼすけさんだね へへ

宮子「おはよー ゆのー」

ゆの「もうすぐ ご飯できるよ」

宮子「わーい」ヤッター

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:43:20 ID:On08H5wh0
食事をしながら今日の予定を決める

宮子「今日はどうするゆのっち?せっかくのお休みだしどこかいこうか?」

ゆの「でも、お願いを決めないと・・・」

宮子「いいよいいよ 時間はあるんだしねー」

ゆの「えっとぉ・・・じゃあ、宮ちゃんが良ければなんだけど、他のみんなのお願いを参考にしたいな・・・って」

宮子「事情聴取ですか!」

ゆの「そんなんじゃないよ~」

ゆの「やまぶきに通ってて、おなじひだまり荘に住んでるけども みんな将来の夢は違うし、思ってることも違うだろうし・・・」

宮子「ゆのっちらしいね~ では今日はひだまり荘の住民の、お願い調査だ!」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:43:52 ID:On08H5wh0
-103号室-

ピンポーン
ガチャリ
乃利「はーい あ、ゆのさん こんにちわー」

ゆの「こんにちは乃利ちゃん 今時間いいかな? 少しお話したいんだけど」

乃利「いいですよー なずなとも話してたんですけど、人数多いほうが楽しいですし ところで宮子さんはいないんですか?」

ゆの「宮ちゃんならここに・・・・」

宮子「いるよー!!」ピョンピョン

あっ そっか 私以外の人には透明人間みたいになってるんだった

乃利「? まぁ、中へどうぞ」

ゆの宮子「おじゃましまーす」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:44:21 ID:On08H5wh0
なずな「ゆのさん こんにちは~」

ゆの「なずなちゃんこんにちは~」

宮子「なずなどのは今日もおっとりとしてますねぇ」テイテイ

なずな「え、はい・・・」

宮子「わかってても虚しいかな これもナビの宿命」ジミジミ

乃利「それで ゆのさんおはなしってなんですか?」

なずな「ゆのさん何かあったんですか?」

ゆの「ううん 大したことじゃあないんだけど・・・」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:44:58 ID:On08H5wh0
乃利なずな「一生に一度のチャンス・・・ですか」

乃利「おもしろいですねー 何かの小説ですか?」

ゆの「本当にもしもの話なんだけどね」アセアセ

なずな「なんだか素敵ですね~」

ゆの「それでね もしも乃利ちゃん、なずなちゃんにそのチャンスが訪れたら何をお願いする?」

乃利「う~ん やりたいことが多すぎて決まらなさそうですね~ 定番だと願いを増やしてもらうってのがありますよね」

宮子「そういうのはなしの方向で」バッテン

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:45:32 ID:On08H5wh0
乃利「強いて言うなら いろんな才能を伸ばしたいですね! せっかくやまぶきに入ったんだから美術についてもっともっと学んでやりたいことをやりまくってみたいです」ネツベン

才能・・・かぁ

伸ばす・・・身長とかも・・・なんてね

なずな「私ならひだまり荘のみんなや、お父さんお母さんたちが元気でいてくれますようにってお願いします」ホホエミ

ゆの宮子乃利「なずなはいいこだなぁ~」

なずな「えへへ」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:46:24 ID:On08H5wh0
-ひだまり荘前-

宮子「さっすが一年生ですな 夢と希望にあふれたエネルギッシュさが溢れてた!」

ゆの「そうだね~」

テトテトテト

宮子「あ、吉野屋先生だ!」

ゆの「本当だ お休みなのに学校に・・・」

宮子「また何かしたのかなー」

宮ちゃん、それはちょっと失礼じゃあ・・・・

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:47:11 ID:On08H5wh0
ゆの「吉野屋先生こんにちは」

吉野屋「あらあらゆのさん こんにちは~」

ゆの「学校で何かあったんですか?」

吉野屋「そうなのよ~ なんでもプールの壁におっきな落書きが書かれてたみたいで」

宮子「プールの壁に?なんという狼藉!成敗!!」プンスカ

ゆの「落書き、ですか」

吉野屋「はい でもその落書き、随分と素敵な絵で、消すのはもったいないって話になってるんです。 
それで美術家の先生である私が呼ばれて、芸術性の是非を問い、残そうかどうかを検討するのです。 
ああ、その絵の運命は私によって左右されるのですね!美術の価値を決めるなんて・・・私ったらなんて罪なんでしょう~」ウットリ

宮子「途中から暴走しちゃってるね」ヤレヤレ

ゆの「そうだね」アキレー

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:47:44 ID:On08H5wh0
吉野屋「ゆのさんもどうです?一緒に見に行きませんか?」

ゆの「いいんですか?」

吉野屋「はい、休日登校してる生徒さんたちにも意見を伺うそうなのでいいと思います」ウフ

宮子「やっぱり さすがに吉野屋先生の一存じゃ決められないよね」

ゆの「多数決なんだね」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:48:23 ID:On08H5wh0
-やまぶき高校・プール-

ワイワイガヤガヤ

ゆの「わあー」

以前は真っ白だったプールの壁には浜辺に男女二人が楽しそうにしている絵が描かれていた

宮子「こんなでかいキャンバスに絵をかけたら爽快だねー」

ゆの「プールの壁じゃなかったら良かったのにね でもすごい上手・・・特に海の色がとっても綺麗・・・」

吉野屋「私もあんな綺麗な色はみたことありません エメラルドグリーンとはちょっと違うような・・・ とても鮮やかです」

ゆの「でも、なんでバンダナをつけてるんでしょうか?」

吉野屋「先生にもよくわかりませんねぇ」クビカシゲ

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:48:53 ID:On08H5wh0
テクテク

紗英「おーっす ゆの来てたんだ」

ヒロ「こんにちはー」

ゆの「あっ 紗英さん、ヒロさん」

ヒロ「ゆのさんこんにちは もう具合は大丈夫かしら」

紗英「え?ゆの風邪でもひいてたの?」

ゆの「えっとあの・・・なんでもないんです」アセアセ

ゆの「お二人はどうしたんですか?」

紗英「学校に残って課題してたらさ、よっしーに呼ばれて」

ヒロ「それにしてもすごいわよねぇ 誰にも気づかれずこんな絵が描かれてるなんて」

紗英「プール開きしてない時とはいえ、こんな大掛かりな絵をかくには相当な技量と時間がかかるはずだよ 驚かされるわー」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:49:30 ID:On08H5wh0
こんな綺麗な絵を描けるひとはやっぱり才能があるんだろうな・・・・

ゆの「紗英さん、ヒロさん もしもの話なんですけど、1つだけ願いが叶うとして、こんな絵を描ける才能に恵まれるチャンスが、お願いしただけでもらえるなら・・・お願いしますか?」

ヒロ「なんだかロマンチックね 紗英ならどうする?」

紗英「えっ 私? んーと 私なら・・・願わない、かなぁ」

ゆの「どうしてですか?」

紗英「才能はあるに越したことはないけれど 誰かからはいどうぞ、って渡されるようなものじゃないと思うんだ。 そりゃ私だって絵をうまくかけたら嬉しいよ 
もちろん小説も でもやっぱり、自分で努力して、悩んで そうやって達成出来たことのほうがずーっと嬉しいと思う。」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:50:00 ID:On08H5wh0
宮子「さすが紗英さん!おっとなぁ~ ここはあんまし大人っぽくないけど~」

プニプニ

紗英「!?!?!?」

ヒロ「紗英?どうかしたの?」

紗英「い、いや なななんでもない」カオマッカ

ゆの「・・・」

ゆの「あの、ありがとうございました」ペコリン

紗英「私はただ自分の思ったことを行っただけだよ~」

ゆの「では、先に戻ってますね 課題、頑張ってください」

ヒロ「もう行っちゃうの?」

ゆの「はい、ちょっとやることができたんで」

タッタッタ

40: さすがに連投規制くらった 2013/05/26 01:50:38 ID:On08H5wh0
ヒロ紗英「・・・」

ヒロ「ゆのさん面白いこと考えるのね」

紗英「・・・次の小説にいいかも・・・」

ヒロ「紗英は何をお願いするのかしら~」クス

紗英「えっ!?いや・・・私は~~」カオマッカ

ヒロ「うふふ」

紗英「も~ からかわないでよ~」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 01:52:36 ID:On08H5wh0
宮子「ゆのっち~ お願いごと決まったみたいだね!」

ゆの「うん!」

みんなのお願いごとや、やるべきこと、やれたらいいなぁということ、昔みた夢を考えてた でもあれもこれもと思っちゃって決められなかった 
でも気づいたんだ 大切なのは自分の気持ちに正直になること 

宮子「おっけいゆのっち!ではではおでこを拝借~」

42: 短いけどこれで終わりです 2013/05/26 01:53:17 ID:On08H5wh0
ゆの「ん・・・」

前髪を上げておでこをだす

ピタッ

宮ちゃんのおでこと私のおでこが重なる
あったかい・・・


ピタッ

私のお願いは・・・・

パァアア・・・


おしまい


ゆの「チャンスシステム?」
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1369499034/)