1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/06 00:24:06 ID:EQMqXCWU0
6月5日


キノコーキノコーボッチノコーホシショウコー♪
キノコーキノコーボッt……カチッ

輝子「………フヒ……ふぁ……お、おはよ」

輝子「トモダチ……今日も元気そう。フヒヒ……」 キノコニカタリカケ

輝子「最近、トモダチ増えた……仕事、楽しくなってきた、かも……」 

輝子「きょ、今日も……がんばろう、かな……フヒヒ」

no title

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/06 00:26:00 ID:EQMqXCWU0
CGプロ事務所

ガチャ

輝子「フ、フヒ……お、おは、おはようござい、ます……」

ガヤガヤ

輝子「……? みんな、集まってる……ショウコがきましたよー……さりげなくアピール」

輝子「……フヒ、空気ですけど……」

ちひろ「あら、輝子ちゃん。おはよう」

輝子「あっ……ち、ちひろ、さん。おはよう、ございます」

ガヤ……

輝子「フヒ?」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/06 00:29:06 ID:EQMqXCWU0
未央「あっ、しょ、ショーコちゃん! お、おっはー!」

輝子「は、ハイ……おはようございます、未央、さん」

輝子「あ、あの、みんなで何を……」

未央「ななんでもない! なんでもないよ、うん、さぁもうこんな時間だよ!」ワタワタ

比奈「そうッスね、そろそろレッスンの時間ッス」ソソクサ

輝子「う……? ひ、ヒナさん?」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/06 00:32:05 ID:EQMqXCWU0
輝子「……」チラッ

鈴帆「仁奈はウチと一緒にキグルミの洗濯ばいってくるとよ!」メソラシ

仁奈「そ、そーでやがりました! 鈴帆おねーさんと川で洗濯でやがります!」ギクシャク

輝子「あ、あの……」

響子「か、薫ちゃん! 続きはあっちでお話しようかー」ササッ

薫「はーい! 輝子おねえちゃん、またあとでー!」タタッ

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/06 00:35:17 ID:EQMqXCWU0
輝子「フ、フヒ……さ、さっちゃん……小梅」 チラッ

幸子「そ、そうでした! カワイイボクは今日は大切な買い物があるんでした!」

輝子「……あ、あの」

幸子「小梅さん! 付き合ってくれる約束でしたよね、ねっ。さぁ早く行きましょう!」グイグイ

小梅「あ………う、うん……あ、あの、い、いってきます」ズルズル

ガチャバタン

輝子「フ、フヒヒ……そ、そして誰も、いなくなった」ポツーン……

ちひろ(わたしはいますけどね。空気ですけど、なんちゃって)

輝子「また、ボッチ……逆戻り……フヒヒ」

ガチャ

輝子「フヒッ!?」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/06 00:37:18 ID:EQMqXCWU0
ナターリア「おー! テルコー!」

輝子「あっ……ナタ、ナターリア……しょうこ……」

ナタ「なー、テルコなー!」

輝子「しょ、ショウコ………フヒ、どっちでも、いいですけど……」

ナタ「テルコはなー、なんか欲し……」 ガチャバタバタバタ!!

ナタ「もが!」 ガシッ

未央「こらナタりん! 余計なこと言わなくていーの!」クチフサギ

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/06 00:40:51 ID:EQMqXCWU0
未央「あは、あはははは……こりゃまたどーも失礼しましたー」 ズルズルズル

ナタ「おー……じゃまたナ、テルコー!」 ブンブン

ガチャバタン

輝子「ふ、フヒヒ……ハブられてるーボッチノコーホシショウコー……」 ジワッ

輝子「はっ……そ、そうだ……し、親友……親友は……」キョロキョロ

ちひろ「あ、プロデューサーさんなら鎌倉にいってて今日は戻りませんよ」ヒョイトカオダシ

輝子「」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/06 00:44:05 ID:EQMqXCWU0
翌日


輝子「フヒ……きょ、今日は合同レッスン……なんか、行き辛い……」

輝子「い、行きたくないけど……」 プルルルルルルル

輝子「チラッ」

着信17件:マストレ

輝子「……さ、サボったら、ころ、殺されそう……」 ガクブル

輝子「……い、命は、惜しい……」 ゴソゴソ

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/06 00:48:21 ID:EQMqXCWU0
~マストレによるハードレッスン終了~

輝子「フヒー……フヒー……」 ゼェゼェ

輝子「け、結局、誰とも話さずに午前のレッスン終わった……」

ガヤガヤワイワイ

未央「今日このあとは……」

比奈「みんなで……ッスね……」

仁奈「楽しみでごぜーます!」

幸子「……がまだですけど、カワイイボクがいるから問題……」

12: >>11ありがとうございます 2013/06/06 00:51:22 ID:EQMqXCWU0
輝子「み、みんな楽しそう……このあとみんなオフ……」

輝子「きっとトモダチみんなで遊ぶ、予定……私呼ばれてない、ボッチ……」

輝子「ふ、フヒ……フハハハハハ!!! キノコ! ボッチノコ! ゴートゥヘェェェ――――ルッ!!」

一同『』 ビクッ!!

マストレ「ほう……星はまだまだ気力体力が有り余ってるようだな」

輝子「えっ……あ、その、ちが……」

マス「この私のハードレッスン終了後に見上げた根性だ」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/06 00:55:49 ID:EQMqXCWU0
マス「面白い。星はこのあと私直々、スペシャルテクニックを施してやろう。他の者は先に上がって構わん」

一同『お、お疲れ様でしたー……』 ソソクサ

輝子「」

マス「今回は特別に無料サービスだ。どうした、感激のあまり声も出ないか?」 ハッハッハッ

輝子「え、ちが……す、すいません」

マス「そう畏まるな。ちょっと早いが私からの……いや、なんでもない」

マス「ともかく、お前のキノコミサが10レベルになるまでじっくりと付き合ってやろう」 ガシッ

輝子「フ……フヒ、フヒヒヒ……」 ガクッ

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/06 00:59:37 ID:EQMqXCWU0
夕方 どこかの河原

輝子「フヒ……ショーコーショーコーボッチノコー……♪」 ヒザカカエ

輝子「日陰者の私は……ボッチがお似合い……」 石投げポチャーン

P「おっ、こんなところにいた。おーい、輝子ー!」

輝子「フヒッ!? あ……し、親友……」 グシグシ

P「どうしたんだ、こんなとこで。レッスン着のままじゃないか」

輝子「な、なんでも、ない……」

輝子「強いて言うなら、今の私は公邸のヒガシシビレタケ……フヒヒ」

P「なんのこっちゃ」

*2005年、公邸に生えていたのを見つけた小泉首相によりメルマガのネタにされるも、麻薬の原料である種類であると判明するや即刻除去されたキノコ

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/06 01:02:18 ID:EQMqXCWU0
P「とにかくいいから事務所に戻るぞ。みんなだって先にレッスン上がって待ってるんだから」

輝子「う、嘘……今頃、みんな楽しく遊んでるはず……」

P「……俺が鎌倉行ってる間にみんなどんだけ徹底して情報規制したんだよ」 ボソッ

輝子「な、なに……?」

P「なんでもない。いいからほら、さっさと立って」 グイッ

輝子「あう、ちょ……」

P「……レッスン着のままってのもな。よし、輝子ついてこい!」 グイグイグイ

輝子「あー……あーれー……さ、攫われる……フヒッ」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/06 01:06:02 ID:EQMqXCWU0
事務所前

輝子「う……ぴ、P……ヒラヒラする、落ち着かない……」

P「お前はいつもくったくたのロンTに地味なスカートとかばっかだしな」

P「たまにはおしゃれな服着ても罰はあたらんだろ。似合ってるぞ」ワシャワシャ

輝子「あ、あう……」 キャルーン

輝子「で、でもなんで急に、服なんか……」

P「ん。まぁまぁ、いいからいいから。ほら事務所入るぞー」ガチャ

輝子「あ、ま、まって―――」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/06 01:08:54 ID:EQMqXCWU0
パァンパァンパァン!!

輝子「フハッ!? しゅ、襲撃かぁぁぁァ――――!! 上等だぜぇぇ―――ぇ?」

一同『輝子ちゃん、お誕生日おめでとー!!』 クラッカーパンパカパーン

輝子「フ、フヒ………?」 ポカーン

一同『はっぴばーすでーとぅーゆー♪』

一同『はっぴばーすでーとぅーゆー♪』

一同『はっぴばーすでーでぃあー♪』

未央&比奈「輝子ちゃーん♪」 ババババッ

横断幕『HAPPY BIRTHDAY SYOKO!』

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/06 01:12:23 ID:EQMqXCWU0
輝子「へ、あ……え……?」キョトン

未央「やーやー、ショーコちゃん! お誕生日おっめでとぉー!」 

輝子「あ……そ、そういえば、今日、わた、私、誕生日……」

比奈「ありゃ、忘れてたんスか、自分の誕生日?」

P「おーいお前ら、サプライズはいいんだけどどんだけ情報規制したんだよ」

P「輝子ずいぶんしょんぼりしてたぞー?」ワシワシ

輝子「ちょ、P、余計なこと……いわなくて」

未央「えーっ!? あっちゃー、ゴメンねショーコちゃん、ちょっとやりすぎちゃったかな!?」

比奈「隠し事が苦手なのが揃ってまスからねー」

ナタ「なー、みんな嘘ヘタなー!」

未央「いやいやいや、一番ぶっちゃけそうになったのナタりんだからね!?」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/06 01:16:29 ID:EQMqXCWU0
輝子「え、と……じゃあ、昨日から、ハブられてたのは……」

比奈「ハブってたわけじゃないッス。内緒でパーティの準備してたんスよ」

未央「あたしが企画と主催でーす! 比奈さんと一緒に横断幕を作ったのも私です!」フンス

比奈「このキノコの部分とかかなり力作ッス」

未央「いやー、野球部の応援のときを思い出したよー」 ウンウン

輝子「フヒ……シイタケ、エリンギ、ブナシメジ……可愛く描けてる」 ニヘラ

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/06 01:20:12 ID:EQMqXCWU0
響子「お料理は私たちが担当しましたよ!」 ジャカジャカ

薫「輝子おねえちゃんの好きなキノコでいっぱいお料理したよー!」 ジャン!

輝子「フヒ……す、すごい……和洋中……いっぱい……」

薫「かおるたち、がんばりましー!」エヘン

響子「あっ、輝子ちゃんキノコはお友達って言ってたけど、食べても……大丈夫、なんだよね?」

輝子「フヒ……う、うん。キノコ食べると、血となり肉となる……それ、キノコたちの本懐……フフッ」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/06 01:23:01 ID:EQMqXCWU0
ナタ「キノコのホンカイかー! じゃあ、ナターリアの作ったスシも食べろーショウコー!」グイッ

輝子「もが……!」 モゴゴゴゴ

ナタ「ナターリア、キノコのスシ作ったヨ! マツタケがよかったけどなかったからマイタケナ!」

輝子「ごくん………お、おいしい。マツタケは人工栽培が出来ないから、旬から外れるとほとんど手に入らない……フヒ」

ナタ「おー。さすがショウコ、詳しいナ!」

輝子「あ……な、名前……」

ナタ「ショウコの漢字難しいナー。でもモウ間違えないヨ!」

輝子「フヒ……パソコンでも一発変換、できないし……」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/06 01:27:24 ID:EQMqXCWU0
鈴帆「じゃあここからはプレゼントの時間たい!」

仁奈「仁奈と鈴帆おねーさんから、キグルミのプレゼントでごぜーますよ!」 ババン

輝子「こ、これは………フヒ、フヒヒ……」

鈴帆「さーさー、一緒に着替えてくるとよ!」

仁奈「でごぜーます!」


~着替え中~


鈴帆「○ーパーキノコたい!」 アカッ

仁奈「○UPキノコの気持ちになるですよー!」 ミドリッ

輝子「フ、フヒヒヒ……ハァーッハッハッハァ!! ドマイナーなド○キノコだぜぇーー!!」 ムラサキッ

3人「3人そろってスーパーマリ……!!」 イヤッホォゥ

P「おいバカやめろ!」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/06 01:31:20 ID:EQMqXCWU0
幸子「ボクたちからもプレゼントですよ、輝子さん!」 デデンッ

小梅「よ、喜んでくれると、いいけど……」 スッ

輝子「あ……さ、さっちゃん、小梅……」

幸子「サプライズとはいえ、昨日は少々冷たくしすぎました。ごめんなさい、輝子さん」

小梅「え、えと……ご、ごめん、なさい……」 ペコ

輝子「あ、うん、えと、べ、別に……気にしてなかった、し……フヒ」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/06 01:34:19 ID:EQMqXCWU0
幸子「では、ボクからはこれを。ずいぶんあちこち探し回りましたよ」

輝子「こ、これは……原色日本新菌類図鑑2巻セット……!」 ムフー

幸子「以前、輝子さんがなかなか手に入らないと言ってましたが、確かに探すのは困難を極めましたよ」

幸子「まぁ、ボクのカワイさにかかればこうして手に入れることができたわけですけど!」 ドヤッ

輝子「さ、さっちゃん……」

幸子「なんです、輝子さん」

輝子「あ、あり、ありが、とう……」 ニコ

幸子「い、いえっ……よ、喜んでいただいて、その、ボクもうれしいですよ!」 テレッ

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/06 01:35:54 ID:EQMqXCWU0
小梅「じゃ、じゃあ次、私から……こ、これ」

輝子「フヒ……これは、DVD……?」

小梅「う、うん。これ、東宝特撮のSFホラー……マタンゴ……」 キラキラ

輝子「名前は知ってる、けど特撮とかは詳しくないから……み、見たことなかった」

小梅「じゃ、じゃあ、みんなで一緒に、観よ……? と、トモダチっぽく、鑑賞会、とか……」 チラッ

輝子「と、トモダチ………」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/06 01:39:08 ID:EQMqXCWU0
小梅「う、うん。トモダチ……さ、幸子さん、も、一緒に」 クイッ

幸子「えっ、ぼ、ボクもですか……!?」 ドキッ

輝子「フヒ……っ」 チラッ

幸子「ま……まぁ、当然、トモダチというならボクも一緒でなければお話になりませんよね!」 フ、フフン

輝子「さっちゃん……」 パァ

幸子「同じ事務所として、142トリオとしても、トモダチとしても、SFホラーの鑑賞会くらい余裕ですよ!」 ガクガク

小梅「じゃあさっそく、パーティ終わったあと、か、鑑賞会」 キラキラ

幸子(い、今さら後には引けない雰囲気です……!)

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/06 01:41:27 ID:EQMqXCWU0
ワイワイガヤガヤ

輝子「ぴ、P……」

P「おう、輝子。俺が止めたとはいえ、もうキグルミキノコ脱いでよかったのか?」

輝子「う、うん……フヒヒ。Pが買ってくれた服、こっちも、捨てがたい、し」

P「そっか。気に入ってくれて何よりだ」ワシャワシャ

輝子「フヒ……も、もっと撫でても、いいよ」 ボソッ

P「ん、なんだって?」 ワシャシャ

輝子「な、なんでも………」 ポワワン

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/06 01:45:15 ID:EQMqXCWU0
P「……よかったな。トモダチ、たくさん増えて」

輝子「……うん。みんな、いいトモダチ……フヒ、うれしい……」 ニマ

輝子「あ……そ、そうだ、P……これ、キノコ」 スッ

P「どうするんだ?」

輝子「キ、キノコに……ロウソク立てて、ファイヤーキノコ」 プス……シュポッ

P「ははっ……ケーキじゃないのが輝子らしいな」

輝子「ねぇ……い、一緒に、火……消そうか?」 チラッ

P「え、俺と一緒でいいのか?」

輝子「う、うん……遠慮、するな……」 キュッ

輝子「Pは……し、親友、だろ? ず、ずっと………」 グイッ フゥ―――



おわり


輝子「ボッチノコーホシショウコー……」
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1370445846/)