821: 田中(ドワーフ) ◆7fp32j77iU 2013/06/11(火) 11:31:48.62 ID:c9G3qwiU0
――ヴィリアン第三王女 クローゼット内

フレンダ「――で、なんだけどね、上条」 ギユッ

上条「う、うん。フレンダ、近いかな?」 ギュッ

フレンダ「って言いながら力強くなってる訳だし?」

上条「あ、ご、ごめんっ!そういうつもりじゃ――」

フレンダ「――その、さ、しちゃおっか?」

上条「……え」

フレンダ「今さ、あたしお姫様じゃない?多分人生一番キラッキラな訳よ」

上条「あぁまぁ確かに?」

フレンダ「だから、ほらっ、ね?初めての思い出作りも兼ねて、って言う訳で――」

フレンダ(よっし!どうよ、これなら上条も落とせるって訳!)

フレンダ(髪良し!服良し!シチュエーション良し!あぁ、全てがあたしに味方している!!!)

フレンダ(人生のメインヒロイン昇格とはっ!今まで散々弄られ続けて来た苦労がやっと実っ――)

フレンダ「……」

上条「……フレンダ?」

フレンダ「ちょっ、ちょっとごめんね?」 クルッ

上条(どうしたんだろ?急に訳分かんない事言い出したかと思ったら、後振り向いて)

フレンダ(まさか、まさかっ――) ペタペタッ

上条(……あれ?スカートめくって何やってんの!?)

フレンダ「麦野おおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉおおおおおおっ!?」

上条 ビクッ

フレンダ「そーかーあぁっ!あの女何で意味の無いボケかましたんだろう、ってずっと思ってたけど、こーゆー事だった訳ね!汚い!麦野汚い!」

フレンダ(何で麦野んちでパ××ンにされたのか分かってなかったけど、これか!つーかあん時からあたしを警戒してたって訳!?)

上条(脱いでる、って事は……その、いいん、だよな?)

フレンダ「……あー、やっぱあと一ヶ月は――」

上条「――ヌレンダ」 ガシッ

フレンダ「フレンダね?つーかどうして間違ったの?キーボードの配置のせいなの?」

フレンダ「てか肩ちょっと痛いんだけど」

上条「ん?あぁごめんごめん」

フレンダ「でも、離してはくれない、訳?」

上条「離したくない、って言うのか。あ、嫌だったら」

フレンダ「嫌じゃないっ。嫌じゃない訳!だけどね?」

フレンダ「急に、って言うか、うん。突然、よね」

上条「そりゃまぁ確かにフレンダはアレだけどさ」

フレンダ「アレって何!?この状況でおかしくないっ!?」

関連作品
上条「今日からアイテムの一員になった上条です!」
フレメア「お姉ちゃんをいじめるな、にゃあ」フレンダ「なんであたしハブられてる訳!?」
822: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:33:08.96 ID:c9G3qwiU0
上条「いやでも、ネタ抜きで凄いって思うぜ?多分屋内で爆弾使われたら、俺にはどうしようも無いだろうし」

フレンダ「爆弾?」

上条「そういう設定じゃねぇかっ!?御坂を追い込んだ話はっ!?」

フレンダ「あー……何か、あったわよねー……」

上条「いやいやっ!アンチスキル掃討に活躍してたよなっ!?」

フレンダ「結局、あたしは遊撃担当だった訳よね。斥候やら滝壺のガード、攪乱――フォックスハント?」

上条「聞かれてもな」

フレンダ「猟犬みたいな感じって訳よね。麦野達の方へ標的を逃げ込ませたり」

上条「獲物を追い立てるみたいな?」

フレンダ「麦野がダブルエンジン仕様ギドラ砲装備のウルフ、絹旗がバグってない閃光迎撃神話積んだ装甲車、滝壺がハッカーであたしがアーチストね」

上条「メタルマック○!?仲間二人が戦車扱いだし、正確にはハッカーは居ない事になってるし!」

フレンダ「あー、んじゃさ。ハッカー主人公にして敵を仲間に出来るとか?」

上条「ボケモ○だよね?それともメガテ○?ノア・シー○を主人公にすれば、出来るかもだけど」

フレンダ「そしてバイオノイ○三将軍を倒す訳よ!」

上条「今一瞬アレ?って思ったけど、そいつらラグランジュポイン○の話だよね?」

フレンダ「ちなみにカミカゼキン○は課金専用モンスターで」

上条「ウルセェよっ!マジで実現しそうだからやめてくれないかなっ!」

フレンダ「ま、だから。上条が来てくれて楽にはなった訳よ」

上条「……うん」

フレンダ「ただねー、あんたってばいっつも前に出すぎな訳よ。フォワードの絹旗よりも前に出るとか、正気とは思えないし」

上条「……よく見てんなぁ」

フレンダ「そりゃ見てる訳。好きな人だもの」

上条「……えっと?」

フレンダ「言ってないっ!?ひとっことっも言ってない訳よっ!」

上条「……」

フレンダ「……」 ドキドキ

上条「絹旗とね。うん、良いんじゃないかな?」

フレンダ「この二択で外す訳っ!?絶対もう分かってるわよねっ!」

上条「御坂達と同じかー」

フレンダ「分かってなかったかー。そっかー」

フレンダ「ってか、あっちのあの子と同じ扱いっ!?しかもちょっと距離開けてるし!」

上条「いや別にそんな事無いですよ?」

フレンダ「麦野にすら使ってない敬語っ!?そんなに引くレベルなのっ!?」

フレンダ「てかあんた絶対に分かってる訳よね?」

上条「……まぁ、何となくはだけど」

823: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:34:31.66 ID:c9G3qwiU0
フレンダ「だったらホラ、言う事あるって訳よね?」

上条「催促して言わすのもどうかと思わないでもないけど、まぁ、なんだ」

上条「ほら、フレンダって喋らなかったら綺麗な方だよな?」

フレンダ「条件付けがどう反応したらいいか迷う、って訳だけど?」

上条「一昨日、俺達が駆けつけた時にも思ったんだけど、ヴィリアンさんの格好したフレンダ、凄く綺麗だったよ」

フレンダ「」

上条「お姫様みたい、ってか正直最初誰か分からなくてさ?あの後暫くくっつかれて、俺結構ドキドキしてたんだよな」

上条「どっちかっつーと、フレンダとは男友達間隔で付き合ってたから、新鮮でさ。『あぁ、よく見ればこの子は可愛いんだよなぁ』って」

上条「今だって、どこかの国のお姫様だ、って言われたら俺は信じるけど」

フレンダ「……えっと。マジ告白なの?あたしてっきり『加護にも異称』的な展開で、ぎゃーぎゃー騒ぐのかと思ってたんだけど」

上条「今はそんな気がした。あと加護ちゃんの異称は元モーニング○だ」

フレンダ「ん、んじゃさ。あたしも言わせて貰うけど、キャーリサ様の時、ありがとうね?」

上条「いいって、別に。俺達仲間だろ?」

フレンダ「うん。いつも恥ずかしくて言えないんだろうけど、今は言わなきゃいけない気がした訳」

上条「そっか。一緒だな」

フレンダ「……ありがとね」

上条「どういたしまして」

フレンダ「……ん」 チュッ

上条「ん――」

フレンダ「……あれ?」

上条「どうした?」

フレンダ「いやいやっ違うって訳よ!?どうして今、あたしキスし――」

上条 チュッ

フレンダ「ちゅぶ……んん……ん……ちゅぶ……く、んんっ」

フレンダ「ちゅるっ、ちゅちゅ、や……ちゅぷ……ちゅちゅ……」

上条(フレンダの舌、熱いな……)

824: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:35:51.63 ID:c9G3qwiU0
フレンダ「んんっ!ちゅぷ、ちゅる……あぅ……や……」

フレンダ「ちゅるっ!ちゅちゅっ、や……ちゅぷ……ちゅちゅ……」

フレンダ「ちょ、ちょっと待っ」

上条「ドレス、脱がせるな」

フレンダ「あ、うん。良いって訳――じゃなくって!」

フレンダ「ちゅば……ちゅぷ……ちゅ、あぅっ、ちゅぷ……」

フレンダ「くぷ、あぅっ、ちゅば……くぷ、ちゅちゅっ?」

フレンダ(あ、あれ?なんか寝技に持ち込まれてる感が……?)

上条「ショーツも下ろすな?」

フレンダ「う、うんっ――ってそっちには麦野の罠がっ!?」

上条「へー、フレンダって体毛薄いんだ」

フレンダ「はへ?」

上条「やっぱ日本人とは違うのかな?」

フレンダ「う、うんうんうんっ!そうなのよねっ!」

フレンダ(結果オーライって訳?意外と男の人は気にしないのかな?)

フレンダ(ま、まぁ良かった訳だけど。なーんか忘れてるような?)

フレンダ「あのー」

上条「……一方通行の事白い白いって言ってるけど、フレンダの方が白いよ?」

フレンダ「嬉しいけどもねっ!結局あたしが言いたいのはそう言うこっちゃなくって!」

上条「ん、じゃこっちにも」 チュッ

フレンダ「バカっ!そっちはきたな」

フレンダ「んふぅ……あん……ひゃうっ、んう……んぁ……」

フレンダ「はぅ、ふぁは……んふぅ……あああ、ひゃうっ!」

フレンダ「やん……んぁ……あんっ!ふぅ……んぅ……」

フレンダ「あぅっ、はぁ……やん……んく……あん……」

上条(舌、入れても大丈夫かな?)

フレンダ「んう……んぁっ、はぅっ、ふぁは、んふぅ、あぅっ」

フレンダ「ひゃう……やん、んぁっ、あん……ふぅ、んぅっ」

フレンダ(ダ、ダメっ!来ちゃう!)

上条(あ、いい反応)

フレンダ「んふぅっ!あんっ、ひゃう、んう、んぁっ!?はぅっ!」

フレンダ「ふぁはっ、んふぅっ、あああ、ひゃう、やんっ!んぁっ!」

フレンダ「あんっ、ふぅ、んぅ、あぅ……はぁっ!やんっ」

フレンダ「んく、あん、ひゃう……んぅっ!んぁっ、はぅっ」

フレンダ「待って待って待って!ストップストーーップ!」

上条「はい?」

フレンダ「そうよっ!言って貰ってない訳!」

フレンダ「『好きだ』って!」

上条「……あぁ、俺もフレンダが好きだ」

フレンダ「あ、あれ?なんかあたしから告白したみたいに……?」

826: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:37:21.42 ID:c9G3qwiU0
上条「さっきさ、フレンダ『お姫様みたいだ』って言ってたけど」

フレンダ(あ、やばっ。エロスイッチ入っちゃってるから)

上条「別にヴィリアンさんの服を着てなくっても、フレンダは俺にとってお姫様だよ?」

フレンダ「殺し文句キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!?」

上条「俺はレベル0だし、能力だって大したもんじゃないけど」

上条「お姫様助けるためには、イギリスにもケンカぐらいは売るし」

フレンダ「やっばいわねっ!色々とっ!」

上条「他には……あぁ、さっき『キラキラしてる』って、言ってたけども」

上条「意識しなくっても、フレンダはキラキラしているから」

フレンダ「……恥ずかしくない訳?」

上条「……言われるよりは、まぁ?」

上条「でも言わないと、伝わらないような気がするんだ」

フレンダ「……うん、それは。そうね」

フレンダ「結局、生きている間にしか伝わらないわよね」

フレンダ「順番が逆になっちゃったけど、あたしもあなた――あんたが、好き、かな」

上条「かな、って。しかも言い直した」

フレンダ「んー?どうなんだろー?エロ補正がかかってるような気もするし、テンション上がってるだけのような気もする」

フレンダ「でもまぁ、アレよ!アレ!そんだけあたしの事好きだって言うんだったら、仕方がないから付き合ってあげても良いかなーって訳!」

上条「どんだけ上から目線だよ」

フレンダ「いーのよっ!どうせあたしはベタ惚れしてんだから、そこら辺を汲んでくれないと困る訳だし?」

上条「……なんだかなぁ」

フレンダ「何かね、何か。出会ったあの日、あたしは多分死ぬ筈だった訳よ」

上条「まさか。麦野だっつっても」

フレンダ「うん、それはいいって訳。あたしもまぁ?ロクな生き方してなかったし、ロクな死に方するのは覚悟してたんだけど」

フレンダ「でも結局さ?何だかんだで生き残っちゃったし、あたしにとっては毎日がボーナスステージみたいなもんな訳?」

フレンダ「だから何が言いたいのか、って言えば――」

フレンダ「――結局、これからよろしくね、って訳!」

上条「よく分からないけど、まぁ何となく分かった」

フレンダ「んで、そろそろ、ね?」

827: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:38:37.93 ID:c9G3qwiU0
上条「うん。挿入る、から」 ググッ

フレンダ「……何で上条の下条さん、そんなに元気になってる訳?」

上条「聞くなよっ!?」

フレンダ「んじゃ、うん」

上条「……っ」 ズプププッ

フレンダ「……」

上条「――挿入った、けど。フレンダ?大丈夫か?」

フレンダ「……あれ?」

上条「どうした?」

フレンダ「血……あぁ出てる訳よね?痛くないな、って」

上条「俺としては嬉しいけど。個人差なのか?」

フレンダ「麦野のオシオキに比べれば、まぁ大抵の事はどうっつーこたぁない訳だけど」

上条「……一度内容教えてくれないかな?」

フレンダ「ん、動いていい訳」

上条「露骨に誤魔化されたけど。まぁいいか」

フレンダ「んふぅ……うぅっ!ふ……んう……あぁ……はぅ……」

フレンダ「ふぅっ!んんっ、あぅ……ふ……やん……あぁ……」

フレンダ「うぅっ、ふぅ、んう……あぅ……はぅ……」

フレンダ「ん……ひゃう、んうっ!んぁ……はぅ……ふぅっ!」

上条(あ、本当に痛がってないみたい――つてかフレンダのナカ、とけそうだ!)

フレンダ「ふ、んっ、あああ……うぅ、やっ」

フレンダ「んう……あふ……はぅっ、んっ!」

フレンダ「んん……うぅ、ふ……んく……」

フレンダ(あ、ヤバっ。これハマりそう!)

フレンダ(……いや、いい訳か?別に?)

フレンダ「ひゃう、んう、んぁっ!はぅ……ふぅ、んふぅっ、」

フレンダ「あぅ……ふ、やんっ、あぁ……あん、ふぅっ」

フレンダ「んぅ……あぅ、はぅっ、やんっ、んふぅ」

上条「フレンダっ、舌出してっ」

フレンダ「んっ」

828: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:39:47.44 ID:c9G3qwiU0
フレンダ「ちゅぷっ、ちゅる、んん、や……ちゅるっ!」

フレンダ「ちゅちゅっ、や、ぢゅる、ちゅちゅ……んん……ちゅぷっ、」

フレンダ「ちゅるっ、んん、や、ちゅる……ちゅちゅっ!やっ」

フレンダ「あんっ、ひゃう……んぅ、んぁっ!はぅっ!?ふぁは」

フレンダ「んふぅっ、あああっ!?ひゃう、やんっ、んぁっ!あん」

フレンダ「ふぁはっ、んぅっ!あぅ……はぁっ、やんっ!」

上条「フレンダ、フレンダっ!」

フレンダ「うんっ、うんっ!」

フレンダ「あんっ!ひゃっ、んぅっ!んんっ!はぁっ!?ふぁはっ!」

フレンダ「んくっ!あああっ!?ひゃっ、やっ!んぁっ!?あふっ」

フレンダ「ふぁはっ!んっ!?あああ、うぅっ!やっ!んくっ、あふっ!」

フレンダ「ひゃっ!んぅっ!?んんっ!はぁっ!ふ、んくっ」

フレンダ「あぁっ!ひゃっ!?やっ、んんっ!あふっ!?ふぁはっ」

フレンダ「ん、くぅうぅぅぅぅぅぅぅぅんっ!!!」

……

829: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:42:08.57 ID:c9G3qwiU0
フレンダ「……結局さぁ?」

上条「はい?」

フレンダ「告白したの、ってどっちからって訳?」

上条「フレンダじゃないの?」

フレンダ「あたし!?いやいやいやいやっ!そっちからよね?」

上条「いやでも『割と最初っから一目惚れでした』って言ってなかったか?」

フレンダ「あー……?」

上条「自覚なかったんかい!」

フレンダ「いやー、言われてみれば?んー?」

上条「一々考える程の出来事じゃないと思うけど」

フレンダ「あ、なんだぁ。そうよねー。あーびっくりした」

上条「だよなぁ?それは流石になぁ?」

フレンダ「結局、ほとんど一目惚れみたいな訳」

上条「マジでっ!?初耳なんだけど!」

フレンダ「言われてみれば確かに思い当たるフシがあるし」

上条「なんつー他人事だな。具体的には?」

フレンダ「割と上条の事考える時間が増えたり、意味もないのにタッチしてみたり?」

上条「あー、言われてみれば確かに」

フレンダ「後、ひとりえっちもそういえば」

上条「……はい?今なんて?」

フレンダ「言ってない!?なんにも言ってない訳よねっ、うんっ!」

上条「まあ深くは聞かないけどさ。で、問題が一つあるんだけど」

フレンダ「何よ」

上条「後始末、どうしよっか?」

フレンダ「……」

上条「……」

830: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:43:43.66 ID:c9G3qwiU0
フレンダ「……そう言えばヴィリアンのクローゼットの中だった訳よねぇ」

上条「幸い、飛び散ってはないけど、ニオイとか、さ?」

フレンダ「そうよねぇ」

絹旗「取り敢えず超外へ出ては如何でしょうか?」

上条「だな。こっそりシャワーでも借りられたらいいんだけど」

麦野「あぁそれならこの部屋についているみたいだから、さっさと入ってくればいいじゃない?」

フレンダ「ホントにっ?よかったー、汗と汁でベットベトよねー」

上条「……あれ?おかしくない?」

フレンダ「どったの?」

上条「本来聞こえる筈のない人達の声が」

フレンダ「やっだもうあたしを怖がらせようって訳?そんな事しなくっても、ハグしてあげる訳よ」

フレンダ「あ、でもあたし的にはオバケより麦野の方が数倍怖――」

麦野「ふっれっんっだっちゃーーーーんっ?」

フレンダ「」

上条「オゥ……」

麦野「今ぁ、何かぁ、暴言が聞こえたんだけどぉ?」

麦野「ちょおおおぉぉぉぉっとそこから出て来やがれ?」

上条・フレンダ「……はい」

831: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:44:50.43 ID:c9G3qwiU0
――10分後

麦野「いや、だからね?アタシは二人がどこで小作ろうといいのよ?」

麦野「でも流石に『アイテム』の面子を潰すような真似は避けて欲しいと」

絹旗「あ、ファブリー○超終わりましたー」

滝壺「拭き掃除も、終り」

上条「すいませんすいませんすいませんっ!」

絹旗「あぁいえそれは別に。わたし達は超仲間ですからっ!」

上条「その言葉には『その仲間に超何後始末させてんだバーカ』って付きそうだけど、兎に角二人ともありがとうな!」

フレンダ「」

麦野「つかフレンダ。さっきから黙っちっゃてどうしたのよ?お腹痛いの?」

フレンダ「……いつから?」

絹旗「はい?」

フレンダ「いつから見てたって訳よおおおおおおおおおっ!?」

絹旗「割と超最初の方、ですよね?」

麦野「アンタらが帰ってこないもんだから、心配になって来てみたら」

麦野「クローゼットの中から知り合いのギシアン音、結っ構キツかったわよ?」

絹旗「ですよねー。他の人が近寄らないようにと、超気遣いましたって」

フレンダ「そ、そうなの?ありか、とう?」

滝壺「ふれんだ、おめでとう」

フレンダ「えぇ、ありがとう。滝壺」

滝壺「……これ。プレゼント」 ピッ

フレンダ「端末にデータ送信?」

滝壺「二人の初めて完全録画しておいた……!」 グッ

フレンダ「いい仕事してないわよっ!?むしろ犯罪よねっこれっ!」

上条「……撮った、って事は」

麦野「……聞かないで?身内のえっちって、地味にクるでしょ?」

絹旗「と言うか超ノリノリで録画した滝壺に、超戦慄を感じました」

フレンダ「え、なに?あたし知り合いに見られながらえっちしちゃったって訳!?」

滝壺「きれいだった、よ?」

フレンダ「ノオオオオオォォォゥゥゥッ!?」

832: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:45:43.57 ID:c9G3qwiU0
絹旗「まぁまぁ、ノリノリで超誘ってたじゃないですか」

フレンダ「ち、違うのよっ!これは第一位がベクトルを操作したって訳で!」

絹旗「……言い訳が『敵の魔術師の攻撃だ』って知り合いが、超一人知って居るんですが?」

麦野「あーあと、パ××ンにしちゃってごめんね?ネタ9割だったんだけど、まっさか淫乱ゴールドさんが、早速手を出すとは予想してなかったわ」

フレンダ「あれ?謝られてる筈なのに、遠回しに責められてる訳よね?」

上条「……何の話?」

絹旗「あまりそこら辺はツッコミ超禁止で。誰が得する訳でもありませんし」

フレンダ「うん、あたしとしてはプライベートを尊重して欲しかった訳だし、出来れば厳しく追及したい所なんだけど」

滝壺「小さい事は気にしない……あと、たいせつなはじめても、フルハイビジョンで録画できた」

フレンダ「そ、そうかな?」

滝壺「おめでとう、ふれんだ。わたしはそんなふれんだを応援している……」

フレンダ「ありが、とう?」

上条「(完全に言いくるめられてる、って言った方が良いのかな?)」

麦野「(本人が納得してるんだし、いいんじゃない?)」

絹旗「(それはただ、『サギにあったのを超理解してない』だけだと思いますが)」

麦野「兎に角、よ。二人とも大人、ではないけど、きちんとした節度をもってお付きあいしなさい。いいわね?」

フレンダ「はいっ」

上条「あぁ」

絹旗「さて、この後超どうしましょうかね」

上条「パーティってまだ続いてるのか?」

絹旗「女王がリトバ○――RIT○さん超歌ってました」

上条「それでいいのかブリテンっ!?」

滝壺「それがおとめが○なのです……!」

フレンダ「乙女学入○っ!?ゲームが全然売れなかったけど、曲は超名曲よね!」

麦野「クーデター起こす気分がちょっと分かったわね、えぇ」

833: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 11:47:03.50 ID:c9G3qwiU0
フレンダ「上条ー、あたしちょっとお腹空いちゃった訳」 グイ

滝壺「……運動、したもんね?」

上条「意味ありげに言うなよっ。あったけどもっ」

絹旗「って言うか『カミジョー』なんですね」

麦野「名前、呼ばないの?」

フレンダ「は、恥ずかしい、じゃない?」

滝壺「ういういしー」

麦野「いや、簡単よねぇ」

上条「あ、そう言えば最初っからフレンダって呼んでたっけ」

絹旗「良い機会ですし、超ここから名前呼びしちゃいましょうよ」

フレンダ「そ、そう?……こほんっ」

滝壺「がんがれー、ふれんだー」

フレンダ「と、とーま?」

上条「な、なに?」

フレンダ「えっと、さっきも言った訳だけど――」

フレンダ「――ふ、ふつつか者ですが、末永くよろしくっ!」

滝壺「あ、ふれんだそれプロポーズの台詞……」

フレンダ「――え」

麦野「……流石淫乱ゴールド、一日で婚約まで済ませるのねー」

絹旗「光ってます、超輝いてますよー」 パシャッ

フレンダ「ちょっ!?違くて!それは、そのっ、誤解なんだけど!」

上条「……こちらこそ、色々と至らないと思いますが――」

上条「――何とぞ、よろしく」

フレンダ「えと――うん。あたしも、よろしくって訳!」


――『フレンダある意味アフター』 -終-


上条「今日からアイテムの一員になった上条です!」
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1364862586/)