1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 00:35:33 ID:1IubQg5a0
雪乃「さっき貸したの、まだ読み終えていないでしょう。それともつまらなかったかしら?」

八幡「いや、面白いけど………………いや、まだ序盤でよくわかんないけどさ」

雪乃「どこか行きたいところでも?」

八幡「そう言うわけでもないんだが……」

雪乃「そう。なら私はまだ読んでいるから、出かけるのはなしね。飽きたのならパンさんのブルーレイがあるから、観ていても構わないわ」

八幡「…………これじゃあ普段の奉仕部と変わらなくないか?」

雪乃「そう? 私はこれで楽しいのだけれど」

八幡「……たまにはデートらしいことしても、いいんじゃないですかね?」

0017

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 00:39:57 ID:1IubQg5a0
雪乃「あら、らしくないことを言うのね比企谷くん。あなたはそういうの嫌っていると思っていたわ」

八幡「……人がやってるのは煩わしくても、自分がやるのは大目に見ちゃうことって結構あるだろ」

雪乃「節操がないわね。……私たちがそんな一般的カップルの真似事をしても、いつもなんとなくこなすだけで終わってしまうでしょう?」

八幡「……まあ、確かにな」

雪乃「…………それが嫌ではないのだけれどね」

八幡「……だよな!」

雪乃「けれど今日はそういう気分ではないの」

八幡「……そーですか」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 00:45:19 ID:1IubQg5a0
雪乃「ええ、そうよ。後で夕飯の買い出しにでも行きましょう」

八幡「んー……」



雪乃「……」

八幡「……」

雪乃「……」ペラ

八幡「……じゃあさ、来週は俺んちに来いよ。いつもお前んちばかりで悪いだろ? 猫いるぞ、猫」

雪乃「……私は、別に構わないのだけれど。それに、比企谷くんの家にはご両親がいらっしゃるでしょう?」

八幡「俺の部屋に居ればいいだろ? ……ああー、うちの両親、苦手だったりするか?」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 00:48:34 ID:1IubQg5a0
雪乃「いいえ、そんなことはないわ。以前お会いしたときもとてもよくして頂いたし、苦手だなんてことは全然」

八幡「なら構わないだろ。歓迎するぞ?」

雪乃「…………そ、それは……とても楽しみなのだけれど……」

八幡「?」

雪乃「…………その、あなたの家だと……」

八幡「ん?」

雪乃「……………………出来ない、でしょう?」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 00:52:26 ID:1IubQg5a0
八幡「あっ……」

雪乃「…………」

八幡「……ふっ、ははっ」

雪乃「な、何か? おかしなことを言ったかしら?」

八幡「……いや。可愛すぎて笑っちゃったわ」

雪乃「…………だって休みの日にしか出来ないのだもの。仕方がないじゃない」

八幡「だな。……外に出かけたくないのもそれが理由か?」

雪乃「…………ええ、そうよ」

八幡「そっか。じゃあ、いっぱいしないとな」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 00:58:44 ID:1IubQg5a0
カタッ トッ トッ トッ ストッ

チュッ…

雪乃「ん……、やんっ……シャワー、浴びてから」

八幡「ダメ。もう無理」ムチュッ レロ…

雪乃「あんっ…………じゃ、じゃあ電気、消して……」

八幡「ん……」

ピッ スンッ…

……


31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 01:00:58 ID:1IubQg5a0
八幡「じゃあ、また明日、学校で」

雪乃「ええ、おやすみなさい」

八幡「ん、おやすみ」チュッ

雪乃「ん……ふふっ」

ギィ パタン カチャ カチャ カチャ

八幡「…………」

カツ カツ カツ カツ…


 

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 01:02:09 ID:1IubQg5a0
カツ カツ カツ カツ

八幡(八時か、親父たちももう夕飯食い終わってる頃だな)



「……は、八幡。八幡っ」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 01:07:16 ID:1IubQg5a0
八幡「……先生? 何やってるんですか、こんなところで」

平塚「……は、八幡に会いたくて。携帯……メールしても返事くれないから」

カツッ カツッ カツッ

八幡「いつから居たんですか? 誰にも見られてませんよね? あと、その呼び方やめてくれって言ってるじゃないですか」

平塚「そ、それはっ………………すまん、比企谷」

八幡「いいからちょっと来てください。こんなとこ……」パシッ

平塚「あっ……」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 01:09:42 ID:1IubQg5a0
カツッ カツッ カツッ カツッ

八幡「……」

平塚「……」

八幡「……」

平塚「……また、雪ノ下のところに行っていたのか」

八幡「そうっすよ。付き合ってるんですから」

平塚「…………」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 01:14:04 ID:1IubQg5a0
カツッ…

八幡「……この公園なら、人通りもほとんどないんで。大声は出さないでくださいよ」

平塚「うん……」

八幡「……で、いつから待ってたんですか?」

平塚「………………五時から。で、でも大丈夫だ! ご両親や妹さんには見られてない」

八幡「……三時間も家の周りにうろついてる人が居たってだけで迷惑なんですけど」

平塚「……いや、それも大丈夫だ。あそこで待ってたのは、ついさっきからで……あとは駅の方にいたから」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 01:17:19 ID:1IubQg5a0
八幡「…………」

平塚「……また、雪ノ下のところだと思ったからな」

八幡「はぁ……」

八幡「何度も言ってますけど、先生と付き合うことは出来ないんですよ。これは、先生のためでもあるんです。わかるでしょ?」

平塚「……わかる、わかるけど」

八幡「それに俺には雪ノ下が居るんで。先生とはもう終わりだって言ったじゃないですか」

平塚「で、でも! そうじゃなくて! そうじゃ、ないんだ……!」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 01:20:28 ID:1IubQg5a0
八幡「大きな声出さないでって言ってるでしょ……。先生もこう言われるのはわかってたはずですよ。もう優しくは出来ないんですよ」

平塚「ッ、比企谷ぁ…………、……なんで……なんで……」

八幡「……泣かないでくださいよ? もう無理なものは無理なんですって」

平塚「……む、無理かどうかなんてまだわからないだろ? まだ……ちゃんと話せば」

八幡「無理ですって……。正直、俺には今日なんで先生が来たのかもわかりませんよ。もう本当にやめてください、迷惑です」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 01:22:13 ID:1IubQg5a0
平塚「…………なんでぇ、……なっ、なんでなんだ……比企谷」

八幡「……もう散々説明しました。先生が納得してないだけで、全部終わってるんですよ」

八幡「……じゃあ俺、帰りますんで」

平塚「…………」

カツ カツ カツ カツ…


 

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 01:26:47 ID:1IubQg5a0
ガチャン

コトコトッ カトッ カトッ カトッ カトッ

カチャ

八幡「ただいま」

小町「……おかえり」ジャーカチャカチャ

八幡「親父たちは?」

小町「……向こうの部屋」カチャカチャカチャ

八幡「そっか。手洗ったら、洗い物代わるよ」

小町「……いい。もう終わるから」カチャカチャ

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 01:30:10 ID:1IubQg5a0
八幡「……小町、なんか怒ってる?」

小町「……別に、小町は怒ってるとかそんなこと…………」カチャカチャ カチャカチャ

八幡「…………」

小町「…………ゆ、雪乃さんは元気?」カチャカチャ

八幡「ああ、小町にも会いたがってたぞ」

小町「そう……」カチャカチャ

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 01:34:59 ID:1IubQg5a0
八幡「…………」

カトッ カトッ カトッ ギュッ

小町「ん……お兄ちゃん」

八幡「……小町は、俺が雪ノ下と付き合うの嫌なのか?」ナデナデ

小町「……ううん、そんなことない。雪乃さんとお兄ちゃんが付き合ってるのは、その……」

八幡「……小町的にポイント高い?」

小町「ん、だね。小町もそう思うよ。思うけど……」

八幡「……寂しいか?」スッ サワッ

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 01:39:50 ID:1IubQg5a0
小町「んっ…………寂しい、なんて……お兄ちゃんは、お兄ちゃんなんだし」

八幡「そうだな。お兄ちゃんは小町のお兄ちゃんだな」サワッ…サワッ

小町「あっ……ん……」

八幡「……小町の腰も脚も、雪ノ下より細いな。……こっちも」スッ

小町「やっ、そっちはっ…………ダメだよ……お兄ちゃん、大きくなってる……」

八幡「ああ、小町としたいって大きくなってるんだよ……」クニクニ…

小町「あっ、あっ…………ダメ、お母さんたちが来ちゃう」

八幡「どうせもう寝てるよ」クニクニ…クニクニ

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 01:43:58 ID:1IubQg5a0
小町「あんっ、あっ……だ、ダメェ……兄妹でこんなこと、んっ……もう、やめようって、あっ」

八幡「ハァ、ハァ……千葉の兄妹はいいんだよ」クチュクチュ…クチュクチュ

小町「ち、千葉の……兄妹だって、ダメ、だよぉ……あっ、あんっ」

八幡「…………小町」

小町「…………お兄ちゃん」

チュ… ムチュッ レロ…レロ…

小町(…………石鹸の、におい)

……




 

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 01:47:17 ID:1IubQg5a0
ガチャ

小町「じゃあ、いってきます!」

八幡「本当に送らなくて大丈夫か?」

小町「うん……、まだ時間あるからね。お兄ちゃんも遅刻しないようにね~!」

八幡「ん、いってらっしゃい」

タッタッタッタッ

八幡「…………」

バタン ガチャ

八幡(……さて、俺もそろそろ出ないと)

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 01:50:58 ID:1IubQg5a0
カツ カツ カツ カツ…

八幡(……おっ)

八幡「おーっす、戸塚」

戸塚「あっ、八幡……おはよう」

八幡「おはよ。珍しいな、朝一緒になるなんて」

戸塚「……うん。朝練、今日は行かなかったから」

八幡「はぁん……まっ、たまにはこんなこともあるか」

戸塚「……そう、だね」

八幡「…………」

戸塚「…………」

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 01:53:19 ID:1IubQg5a0
ワイワイワイ ガヤガヤガヤ

カコッ コツ キュッ

八幡「……戸塚、ちょっと来てくれ」

戸塚「……えっ。で、でも、もう教室行かないと」

八幡「大丈夫、まだ時間あるから」パシッ

戸塚「あっ……」

カツッ カツッ カツッ カツッ

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 01:57:20 ID:1IubQg5a0
ガチャガチャ ガララッ ガラ ガチャ

八幡「……ここなら誰も来ない。雪ノ下も由比ヶ浜も合鍵は持ってないからな」

戸塚「…………」

八幡「……戸塚、なにか俺に怒ってるのか?」

戸塚「……怒ってるとか、そんなんじゃない、けど」

八幡「……雪ノ下のことか?」

戸塚「…………」

八幡「……黙ってたのは悪かったって。でも、あれはお前のためでもあるんだよ」

戸塚「…………」

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 01:59:19 ID:1IubQg5a0
八幡「……お前との関係を疑われないようにするには、俺に仮の彼女を作ったほうがいろいろやりやすいんだよ」

戸塚「……嘘ばっかり、そんなこと本当は思ってないくせに」

八幡「…………そんなことないよ。俺はお前だけが大事だよ」サワッ…

戸塚「あっ……ダメ、八幡ズルい……」

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 02:05:09 ID:1IubQg5a0
八幡「そんなこと言って、もう硬くなってるぞ? 本当は期待してたんだろ?」カチャ…ジジーー…

戸塚「そんな、こと、ない……」

八幡「…………ほら、もうこんな大きくなってる」シュッシュッシュッシュッ…

戸塚「うっ……ダメ、言わないで……」

八幡「……可愛いよ、戸塚。すげー可愛い……大好きだよ、戸塚」シュッシュッシュッシュッ…

戸塚「はっ、八幡ん……ハァッ、ハァ……うっ…………ハァッ、ハァッ……」

八幡「もうイきそうなのか? いいよ、出せよ。出していいよ」シュッシュッシュッシュッ…モミモミモミモミ

戸塚「は、八幡っ! 八幡んんっ!」ドピュッー!ドピュッ ドピュ ピュッ トロッ…

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 02:08:20 ID:1IubQg5a0
八幡「……すごく出たな。後は俺がやっとくから、先に教室戻ってろよ」

戸塚「…………八幡は、もう入れてくれないんだね」

八幡「……今日は時間なかったからだよ。ゴムもないしな……」

八幡「……早く行かないと、ホームルーム始まるぞ? 俺も遅れないようにするからさ」

戸塚「…………嘘つき」

カチャ ガララッ ガラ

八幡「…………」

102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 02:13:04 ID:1IubQg5a0
ワイワイワイ ワーワー

「ねぇ、相模。あいつ、また寝たふりしてんだけど」

「あっ、本当だ。朝もなんか遅刻してたし、来たくないなら来なければいいのにね~」

相模「……う、うん。そうだね」

「なにが楽しくて学校来てるんだろうね~」

「あれじゃん? お母さんに言われるから来てんでしょ?」

「うえぇ、キッショ(笑)」

八幡「…………」チラッ

相模「!」

105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 02:17:07 ID:1IubQg5a0
「うわっ、今こっち見たんだけど!」

「ほんっっと、キモい! ないよね~、相模」

相模「ええ? ああ、うん……。ああっ、そうだ! 次の体育ってなんだっけ?」

「ええ……? 確かバレーだったと思うけど」

相模「バレーか~、うち球技苦手なんだよね~」

「そうだっけ? ……まあ、あたしもあんまりなんだけどさぁ」

ワイワイワイ ガヤガヤガヤ

八幡「…………」

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 02:19:33 ID:1IubQg5a0
ピピーーッ ワーワーワー

戸塚「…………」

葉山「やっ」

戸塚「あっ、葉山君……」

葉山「ヒキタニくん、どこ行ったか知らないか?」

戸塚「あ、えっと……八幡ならちょっと気分が悪くなったって保健室に」

葉山「そうか……、ありがとう」

戸塚「うん……」

葉山「…………」

113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 02:21:24 ID:1IubQg5a0
「あれー? 相模どこ?」

「んー、なんか体調悪いって保健室行ったー」

「えっ、大丈夫? なんか悪そうだった?」

「わかんない~、着いて行こうかって聞いたけどいいって言われたし」

「バレー苦手らしいからサボりじゃん?」

「ええ~? 相模が~?」

葉山「…………」

117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 02:27:34 ID:1IubQg5a0
パンッパンッパンッパンッ パンッパンッパンッパンッ

相模「あっ、ああっ! あんっ! うっ、ふうっ、あっあっ」ズッズッズッズッ

八幡「どうだよ、相模? キッショいぼっちに突かれてる感想は?」ヌチッヌチッヌチッヌチッ

相模「あっ、あっ、違っ……うちは、そんなこと、くひぃっ! 言っ、言ってなっ、あっ、あっ」ズッズッズッズッ

八幡「あの場に一緒に居たんだから同じだろ? おら、もっと声出せよ。グラウンドに居る奴らにお前のヤられ顔見せてやれよ」ヌチッヌチッヌチッヌチッ

相模「やっ! ほんとにっ! ほんとに見えちゃうからっ! あっあっ」スピッズプッズッズッズチュッズッ

八幡「もう何人か気付いてんじゃねーの? 屋上って案外見えるだろ、ここは教室からは見えないだろうけど」ヌチッヌチュッヌチッヌチッ

120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 02:34:02 ID:1IubQg5a0
八幡「クラスの連中に見せられないのが残念だな。あそこで体育やってんの何年だ?」ヌチッヌチュッヌチッヌチッ

相模「あっ、謝るからっ! あっ、あん、あん、あっ、あ、謝るから、許っ、許してぇ……」ズブッズブッズブッズブッ

八幡「……いいよ、謝らなくて。あそこで変に返したらお前の立場が悪くなるんだろ?」ヌチッヌチッヌチッヌチッ

八幡「ちょっと寂しくなっただけだから……ハァハァ……相模がわかってくれりゃあそれでいいんだよ」ヌチッヌチッヌチッヌチッ

相模「あっ、ありがとぉっ! あっあっあっあっ、やっ、だ、大好きっ! うち、比企谷のことぉっ、大好きっ、だからぁ! あっあっ」ズチッズチュッズチュッズチュッ

八幡「ハァハァ、ハァハァ……そーかよ。じゃあ、ご褒美をやらないとな……ふうっ……中で出してやるよ」ヌチッヌチッヌチッヌチッ

122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 02:38:37 ID:1IubQg5a0
相模「えっ、ええっ!? あっ、だっ、ダメ! 中はっ、やっ、んっ……中っ、やばいからっ!」ズチュッズチュッズチュッズチュッ

八幡「ハァハァハァ、ハッ……もう無理だ、出る、出るぞ!」ヌチッヌチッヌチッヌチッ

相模「ダメダメダメダメ! マジでダメ! ダメだから! マジ、出来ちゃうからぁ!」ズッズッズッズッズッズッズッズッ

八幡「ッ、ッ、んんっ! あっーー、出てる、出てるぞぉっ」ドピッー! ピュッ! ピュッ! ピュッ

相模「うううぅ! あっあっ、ダメェッ! うううぅぅ……」

124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 02:43:09 ID:1IubQg5a0
八幡「ハァハァ…………ハァハァ…………ハァッ、ふぅ~」ヌチッ…タラッ

相模「うっうっ…………なんでぇ……なんで出すのぉ……ダメって言ったのにぃぃ……」ヌチョッ…トロッ

八幡「…………はぁ。おら、ケツ向けろ。精子掻き出すから」

相模「うっうっ……」

八幡「…………」クチッ… クチュ、クチッ…

相模「うえぇぇ…………ふええぇ……」

127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 02:44:56 ID:1IubQg5a0
八幡「……こんなもんでいいだろ。俺は先に戻ってるからな」

相模「……ッ、……ッ、…………ハッ、ハァァ……グズッ」

カツ カツ カツ ギイィィ ギイィィ カチャカ

八幡「…………」

130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 02:47:34 ID:1IubQg5a0
八幡(…………あいつ自分の安全日わかってねーのか? いや、完璧に避妊できるわけじゃないけど)

八幡(オギノ式とか教えたほうがいいか……)

八幡(いや、そしたら今度は調子乗ってバンバン生でやりだしそうだな……)

八幡「…………」

カツ カツ カツ カツ…

133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 02:51:19 ID:1IubQg5a0
キーンコーンカーンコーン

八幡(さてと、昼飯は……)ガコッ

ガララッ

八幡(おっ)

八幡「よっ、川崎。昼は屋上か?」

川崎「ふぇっ!? そそ、そうだけど……あ、あんたも来るの……?」

八幡「ああ、そうだけど別に一緒に飯食おうってわけじゃねーよ。俺もあんまり人の居ないところで食いたいだけだ。別に構わないだろ?」

134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 02:53:00 ID:1IubQg5a0
川崎「うっ、うん……そういうことなら、別に、いい……」

八幡「ん。じゃあ行こうぜ」

川崎「……うん」

カツ カツ カツ カツ ワーワーワーワー

葉山「…………」

136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 02:56:40 ID:1IubQg5a0
キーンコーンカーンコーン

八幡「……」

葉山「…………」

ガララッ

川崎「……ハァハァ、……ッ」

八幡「……」

ガラ カツ カツ カツ カツ

海老名「サキサキ遅かったね? ギリギリだよ?」

川崎「……あ、ああ。ちょっとね」

海老名「ふぅん……」

葉山「…………」

141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 03:02:06 ID:1IubQg5a0
平塚「以上でホームルームは終わりだ。日直、号令」

「きりーつ、気を付け。礼」

平塚「解散」

ガタッガタッガタ ワーワーワーワー

八幡「…………」ガコッ

カツ カツ カツ カツ

葉山「…………」

143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 03:05:38 ID:1IubQg5a0
カツ カツ カツ カツ

八幡「…………ん?」

葉山「……比企谷、ちょっといいか?」

八幡「……ああ?」

葉山「角の部屋が空いてる。中で話そう」

八幡「なんだよ、こえーよ。ここで言えない話か?」

葉山「真面目な話だ」

八幡「…………」

145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 03:10:02 ID:1IubQg5a0
カツ カツ カツ カツ

ガララッ ガラ ガチャ

八幡「……で、こんな部屋で鍵までかけてなんの話だ?」

葉山「……今日の体育のとき、君は体育館に居なかったな。戸塚に聞いたら、保健室に行ったと言っていた」

八幡「……ああ、それで?」

葉山「同じ時間、相模さんも体調を崩して保健室に行っていたそうだよ」

葉山「……けど、さっき保健室に確認しに行ったら、二人とも今日は来てないと言われた」

八幡「…………」

葉山「……昼休みに君と川崎さんが一緒に出て行くのも見ている。けれど君は一人で帰ってきて、後から来た川崎さんの様子もおかしかった」

八幡「…………」

146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 03:12:00 ID:1IubQg5a0
葉山「……いったい何をやっているんだ? 君は雪ノ下さんの彼氏だろ?」

八幡「……はっ、何をやってるってんだよ?」

葉山「とぼけるなよ比企谷。俺だってチェーンメールのとき、君の世話にはなっているんだ。君のやり方は知ってる」

150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 03:15:52 ID:1IubQg5a0
八幡「……そうだよ。覚えててくれたのか、葉山? また欲しくなったか?」

葉山「やめろ! 俺はもう、君とそういうことをするつもりはない!」

八幡「…………」

葉山「……俺も戸部も姫菜も、君に抱かれて救われた。そのことには感謝している」

葉山「けど! お前はいつまでこんなことを続けるつもりなんだ!?」

葉山「雪ノ下さんという彼女が出来た以上、ほかの奴にどんなに求められたとしても、断るのが誠実さじゃないのか!?」

155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 03:19:43 ID:1IubQg5a0
八幡「…………そうだな、俺もそう思う。お前の言っていることは正しい」

葉山「…………」

八幡「……けどな、みんなお前みたいに強くはねーんだ。一度依存したものに……依存し続けないとおかしくなっちまうんだ」

葉山「…………ああ、わかるよ。俺だってもう一度君に抱かれたら……もう戻れなくなる気がする」

八幡「……はっ。流石の葉山も、おっ立てながらじゃカッコつかねーな」

葉山「……君もな」

162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 03:23:48 ID:1IubQg5a0
八幡「…………」

葉山「…………」

八幡「……徐々に減らすようにはしてるんだ。あいつらが俺が居なくても大丈夫になれるまで」

葉山「…………」

八幡「こんな関係になった以上……出来る限り、最後まで面倒見るのが俺の責任だと思ってる。それが例え、どんな形でもだ」

葉山「……君の周りの関係は、もう限界に見えるぞ」

八幡「それもわかってる。……特に一人、いや、二人……こじれちまったのも居る」

八幡「……まっ、近々どうにかするつもりだがな」

164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 03:26:28 ID:1IubQg5a0
葉山「……本当にどうにかなればいいけどな」

八幡「…………じゃあ、俺はもう行くな」

カツ カツ カツ カツ カチャ ガララッ

葉山「……雪ノ下さんを、悲しませるなよ」

八幡「…………」

ガララ

165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 03:29:30 ID:1IubQg5a0
カツ カツ カツ カツ…

八幡「…………」

八幡(……悲しませるな、か)

166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 03:32:43 ID:1IubQg5a0
ガララッ ガララ

八幡「うーっす」

結衣「あ、ヒッキー……」

八幡「……雪ノ下は?」

結衣「今日、国際教養科は……一時間、多い日だよ……」

八幡「そうか……」

結衣「……ひ、ヒッキー……あたし、もう、もうっ……!」

168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 03:34:08 ID:1IubQg5a0
カツ カツ カツ チュ… チュ…

結衣「んっ……ん、っは! ごめんね、ごめんねヒッキー…………ごめんね、ゆきのん……」

クチュクチックチュクチュクチュ…

八幡(…………雪ノ下)

……



 

170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 03:36:21 ID:1IubQg5a0
八幡「…………ふぅ、ちょっとトイレ行って来るな」

結衣「ハァハァ………………ハァ……、うん……」

八幡「…………」

カチャ ガララッ ガラ

八幡「…………」

カツ カツ カツ カツ

八幡「……!」

172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 03:38:58 ID:1IubQg5a0
雪乃「終わったようね……」

八幡「雪ノ下……」

雪乃「お疲れ様、と言うべきなのかしら?」

八幡「……雪乃ぉ」

ダッ! ガシッ チュ…チュ…

175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 03:43:31 ID:1IubQg5a0
雪乃「ん……んっ…………っはぁ、何? その呼び方は二人っきりのときだけだったのでは?」

八幡「ん…………悪い」

雪乃「いいえ、嫌ではないのよ。…………由比ヶ浜さんは?」

八幡「……まだしばらくは駄目だ」

雪乃「そう……それなら、少し図書室に行って来るわ」

八幡「……そうか」

雪乃「ええ、ではまた後で……」

カツ カツ…

176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 03:46:46 ID:1IubQg5a0
八幡「……雪乃」

雪乃「……何?」

八幡「…………いや」

雪乃「…………」

八幡「………………俺は、お前を悲しませているか?」

雪乃「…………罪悪感を、感じているの?」

八幡「…………」

177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 03:49:09 ID:1IubQg5a0
雪乃「……そうね。あなたのしていることに何も感じていないわけではないわ。一般的に考えても決して正しくはないのでしょう」

八幡「…………」

雪乃「……けれど、あなたがそれをするべきだと考えているのなら、私はそれが正しいことなのだと信じるわ」

八幡「…………」

179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 03:53:08 ID:1IubQg5a0
雪乃「変わらないことを肯定するあなたが、堕落することを許容するあなたが……それでも前を向いて生きたいと願うあなたが」

雪乃「……本当に必要だと思ってしていることなら、私があなたを肯定する」

八幡「…………そっか。お前がそう言ってくれるなら、俺は……正しいんだな」

雪乃「……ええ、そうよ。だからあなたはあなたのするべきことをしなさい」

八幡「…………」

カツッ カツッ カツッ カツッ

181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 03:56:17 ID:1IubQg5a0
八幡「…………」

八幡(…………本当に、支えられている)

八幡(……雪乃が居なけりゃ、この世は地獄だ。けど雪乃が居れば、雪乃さえ居れば)

八幡(……全部なんとかしないとな。あいつのためにも……それこそがあいつに対する誠実さだ)

八幡(だって、だってな……)

182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 03:57:13 ID:1IubQg5a0
八幡「俺、セックス依存症だもんな……」




  

183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/01 03:57:47 ID:1IubQg5a0
                                         〈 ̄ヽ
                                   ,、____|  |____,、
                                  〈  _________ ヽ,
                                   | |             | |
                                   ヽ'  〈^ー―――^ 〉   |/
                                      ,、二二二二二_、
                                     〈__  _  __〉
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雪ノ下「…………」ペラリ 八幡「……なあ、どこか行くか?」
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