1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/07 21:03:59 ID:I38fS4AA0
No.231:向日葵「歯が痛いですわ」櫻子「!!!!?」

向日葵(朝から歯が痛いですわ…)

櫻子「あーは、あーかりちゃんのあー♪」

向日葵(うぅ…でも、歯医者は行きたくないですわね)

櫻子「いーは、磯辺揚げのいー♪」

向日葵(でも行かないと…このままでは何も食べられませんわ)

櫻子「うーは、焼き肉のうー♪」

向日葵(…よくよく考えたら、明日になったら治っているかもしれませんわ!)

005

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/07 21:09:02 ID:I38fS4AA0
櫻子「えーは、宿題終わらないーのえー♪」

向日葵(それに歯が痛かったら、食べる量が減る→取得カロリーが減る!)

櫻子「おーは、おっぱい向日葵~♪」

向日葵(これで夏休みに体重が増える危険が減りますわ!)

櫻子「さあ、うーたーいーまーしょー♪」

向日葵「って、うるさいですわよ!」

櫻子「ったく、真剣な顔してるから、櫻子様が場を盛り上げてやったって言うのに」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/07 21:13:52 ID:I38fS4AA0
向日葵「っていうか今の歌は何なんですの!?」

櫻子「ドレミの歌だよ!それくらいわかれよ!」

向日葵「わかるわけないでしょう!このバカ!」

櫻子「向日葵のバカ!バカって言った方がバカだもんね!」


向日葵「ぐぬぬぬぬぬぬ」バチバチ
櫻子「ぎぎぎぎっぎぎぎ」バチバチ

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/07 21:19:09 ID:I38fS4AA0
向日葵「もういいですわ。それより聞きたい事があるんですけど」

櫻子「なに?」

向日葵「歯ってどうやったら痛くなくなるのかしら?」


櫻子「…」

櫻子「!!」ピコーン

櫻子「おっほぉおおおーー」

向日葵「…何ですの?目を輝かせて…」

櫻子「大切にとっておいた向日葵が作ったクッキー…もぐしっ!うめぇ!」

向日葵「…はあ?」

櫻子「ふふん。羨ましいだろ!」

向日葵「意味がわかりませんわ」


櫻子「だって、歯が痛いんでしょ?今度はステーキ持ってこい!」

向日葵「」イラッ

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/07 21:23:50 ID:I38fS4AA0
………

向日葵「実は楓が…」

櫻子「痛い」

向日葵「それで何か良い方法を知ってないかと」

櫻子「ねえ、向日葵に殴られた歯が痛い」

向日葵「ちょっとハリセンで叩いただけで、なんで歯が痛いのよ!」

櫻子「そうですわね。向日葵さんは私よりもっと痛いんですものね。歯がとても」

向日葵「その優しい目と口調やめてくれません?とてもイラッとくるので」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/07 21:29:22 ID:I38fS4AA0
櫻子「で、こっちが痛いの?」

ぷにぷに

向日葵「なっ!?何でほっぺをつついて…」

櫻子「ははあーん。ここか?ここが痛いんでしょ?」

ぷにぷに

向日葵「って、顔が近いですわ!」

櫻子「え?あっ」

バッ

向日葵「っ//」

櫻子「って、ちげーし!ほっぺたをつつくのに夢中で!」

向日葵「だったらなんで茹でタコみたいに顔が真っ赤になのよ!」

櫻子「向日葵なんかイカ焼きみたいな色だし!」

向日葵「どんな色よ!」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/07 21:34:23 ID:I38fS4AA0
櫻子「向日葵のほっぺたが柔らかいのがいけないんだぞ!」

向日葵「ほっぺたくらいみんな柔らかいですわよ!」

櫻子「ぐぬぬぬぬぬぬ」


向日葵「ふっ。反論できないということは私の勝ちって事ですわね」

櫻子「な、ななななな!」

櫻子「じゃあ、私のほっぺたが硬い事を証明してやる!」


向日葵「って、あっ…」

あかり「あっ、向日葵ちゃんの手を櫻子ちゃんが無理矢理奪って…」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/07 21:38:59 ID:I38fS4AA0
 
ぷにぷに


櫻子「どうだ!硬いだろ!向日葵のは柔らかい!だからさっきはしょうがなかったもんね!」

向日葵「離して!」


バッ


櫻子「これで私の勝ち!」

向日葵「意味がわかりませんわ…」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/07 21:45:10 ID:I38fS4AA0
向日葵「でも、まあ…」


向日葵「櫻子のほっぺたは気持ちよかったですわよ」

櫻子「…」


櫻子「なっ//」




櫻子「ななななななに言ってんの!?」

櫻子「バッカじゃねーの!?ばーかばーか」

向日葵「はあ!?なんですって!」




ちなつ「夏休みの宿題を一緒にやってたのに…なんでこうなっちゃうのかな」

あかり「さくひま、ひまさく短篇集、はっじまるよ~」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/07 21:49:56 ID:I38fS4AA0
No.232:櫻子「大室家!」向日葵「!!」

櫻子「大室家の1巻…私が主役なのに…なんで裏表紙は向日葵なんだよ!」

向日葵「そんな事より、いつになったら宿題やるんですの?」

向日葵「背表紙の私だって櫻子がいつ勉強を始めるのか?を待ってますのよ」

櫻子「あ、あとでやるし!」

向日葵「はいはい」

櫻子「…」

向日葵「…」


櫻子(というか何なんだよ!この裏表紙の向日葵可愛すぎだろ!)

櫻子(…別に携帯の待ち受けになんかしてねーし!)

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/07 21:54:33 ID:I38fS4AA0
向日葵(そもそもあの大室家の単行本は何なんですの!?)

向日葵(表紙の裏って言うんですの?そこのデフォルメ櫻子可愛すぎて死ぬかと思いましたわよ!)

向日葵(あのデザインのストラップが発売されたら、保存用・保管用・予備用・観賞用・使用用に5つ購入しますわ!絶対!)


櫻子「…」

向日葵「…」


向日葵「そういえば、大室家幻の11話ですが」

櫻子「え?」


向日葵「UMAを馬と勘違いしていたようですが」

向日葵「UMAというのは『謎の未確認動物』という事で…」

櫻子「ねー。宿題のここ教えてー」

向日葵「ああ、えーとここは…これで」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/07 21:59:57 ID:I38fS4AA0
櫻子「なるほど。わからん」

向日葵「そして、こうなって」

櫻子「ああ、じゃあここに代入すれば」

向日葵「違います。ここはこれを…」

櫻子「おぉー。解けたー」


向日葵「櫻子は落ち着きがないから、話を最後まで聞いて落ちついてやれば…」

櫻子「そんな事より、次の問題は…」

向日葵「だから、落ち着きを」

櫻子「ねー、向日葵ーこれは?」

向日葵「はいはい、これはこれで…」



No.232 終わり

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/07 22:04:45 ID:I38fS4AA0
No.233:向日葵「絶対にこれですわ!」櫻子「それはダメ!」


綾乃「あら?終業式ぶりね…って」

向日葵「杉浦先輩いいところに!」

櫻子「聞いてください!杉浦先輩!」

綾乃「って、水着コーナーで何を騒いでいるの?」


向日葵「私はオレンジのビキニを買おうと思うのですが、櫻子が絶対にダメって言うんですの!」

櫻子「そんな露出が多い水着はダメ!」

向日葵「今はビキニは普通なんですのよ!?じゃあ、どんなのがいいのよ!」

櫻子「す、スクール水着とか?」

向日葵「みんなでせっかく海に行くから、スクール水着以外がいいですわ!」

櫻子「ぐ、ぐぬぬぬぬぬぬ!」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/07 22:10:01 ID:I38fS4AA0
向日葵「じゃあ、買ってきますわね」

櫻子「き、気付けよ!もちを焼いてるんだよ!」

向日葵「…へ?」

櫻子「ぐ、ぐぐぐぐぐ」

向日葵「あっ…もしかして、その…やきもち?」

櫻子「ち、ちげーし!」


向日葵「…」

櫻子「別に向日葵がみんなの注目を浴びても何とも思わないもんねっ!」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/07 22:14:43 ID:I38fS4AA0
向日葵「はぁ~。やっぱりこれは買ってきますわ」

櫻子「なっ!」

向日葵「今度二人でプールにでも行きましょう。その時だけ着ますわね」

櫻子「え?」

櫻子(よく考えたらオレンジのビキニだと、こっそり買った私とお揃いに…!)

櫻子「あ…あああぁぁ」

向日葵(ふふ♪顔真っ赤にして照れちゃって可愛いですわ)

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/07 22:19:50 ID:I38fS4AA0
向日葵「さて、海はどうしようかしら?」

櫻子「じゃ、じゃあ、私が選んであげる!」

向日葵「ふふっ。可愛いのをお願いしますわね」




「って、なんで黒のビキニなのよ!さっきのより露出が多いし、話が違いますわ!」

「こっちも見たくなったとか思ってないもんねっ!」

「うっ…し、仕方ありませんわね。櫻子がそこまで言うなら買わない事もないですわよ」

「えへへへ」



綾乃「∵」



No.233 終わり

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/07 22:25:48 ID:I38fS4AA0
No.234:櫻子「ひまさく喫茶」向日葵「ですわー」


綾乃「二人が経営している喫茶店…」

綾乃「コーヒーも美味しいし、仕事に行く途中にあるから、場所も丁度いいのよね」

綾乃「それに仕事まで時間があるから、仕事の整理も兼ねて寄って行こうかしら」


カランカラーン


櫻子「向日葵のバカ!そんな事言うなら、もうお帰りのチューはしてやらないもんねっ!」

向日葵「なっ!つまみ食いを注意しただけで、なんでそんな酷い仕打ちを受けないといけないのよ!」

櫻子「じゃあ、お帰りのチューをしてやるから、つまみ食いを認めろ!」

向日葵「ぐぬぬぬぬぬぬぬ!」


綾乃「∵」


No.234 終わり

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/07 22:30:50 ID:I38fS4AA0
No.235:櫻子「花子誕生日おめでとう!」花子「わわっ」

櫻子「花子誕生日おめでとう!」

向日葵「花子ちゃんお誕生日おめでとうございますわ」

楓「おめでとう花子おねえちゃん」

撫子「誕生日おめでとう」

花子「あ、ありがとうだし」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/07 22:35:51 ID:I38fS4AA0
花子「みんな覚えてくれていて…本当に嬉しいし」

櫻子「ふふーん」

花子「…櫻子どうかしたし?」

向日葵「サプライズを考えたのは櫻子ですの。だから調子に乗って…」

花子「そうだったのかし…」


花子「その…櫻子…嬉しかったし。ありがとうだし」

櫻子「」ドヤァ

向日葵「」イラッ

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/07 22:40:09 ID:I38fS4AA0
櫻子「プレゼントターイム!」

櫻子「はい花子!」

花子「わわっ。ねこのだきまくら!?すごいし!ありがとうだし!」


向日葵「はい花子ちゃん」

花子「本!?ありがとうだし!絶対に読むし!」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/07 22:45:42 ID:I38fS4AA0
櫻子「ふふふふふふ」

向日葵「…何なんですの?」

櫻子「花子は私の方のプレゼントの方が喜んだ!よって私の勝ち!」

向日葵「はあ?プレゼントに勝ちも負けもないですわよ!」

櫻子「っていうか、小学生に本って何だよ!本って!」

向日葵「花子ちゃんは櫻子と違って頭がいいから、本を楽しむことができますわ!」

櫻子「なんだと!?本が楽しめない私をバカって言いたいのか!」

向日葵「ええそうですわ!読むとすぐに寝るなんて、バカとしか言いようがありませんわよ!」

櫻子「むきーっ!」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/07 22:50:56 ID:I38fS4AA0
楓「おねえちゃん。ケンカはだめだよ」

撫子「大丈夫だよ。楓」

花子「そうだし」

楓「でも、最近ケンカばかりしてるよ?」

撫子「そうだね。ケンカばかりだけど…なんだかんだ言って一緒にいるでしょ?」

花子「ほら、ケンカするほど仲が良いって言うし」

楓「そうなの?」


櫻子「ちげーし!」
向日葵「違いますわ!」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/07 22:56:08 ID:I38fS4AA0
楓「やっぱり…仲が悪いの」

撫子「ほら、息ぴったりだったでしょ?」

花子「仲が良い証拠だし」


向日葵「仲なんか!」
櫻子「よくないもんね!」


花子「やっぱり息ぴったりだし」

楓「あっ、本当だ…えへへ。仲良しのおねえちゃん大好き」



櫻子「ちげーーーーし!」

向日葵「本当に違うんですのーーーーーー!」





       終わり


向日葵「さくひま、ひまさく短篇集」櫻子「夏休み!」
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1375877039/)