1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/22 00:03:04 ID:0CqURf9x0
P「それっ、水鉄砲連射ァ!」パシュパシュパシュ

ちひろ「きゃっ!? もう、服濡れちゃうじゃないですかー!」

P「ははは、ちひろさんが避ければいい話ですよ!」パシュパシュパシュ

ちひろ「プロデューサーさんがやめればいい話じゃないですかー! もー!」プンプン

キャッキャッ アハハハハ モー! パシュパシュ

凛・奈緒・加蓮「……」

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3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/22 00:05:14 ID:0CqURf9x0
凛「……あの、プロデューサー」

P「ん? どうした? それっ」パシュッ

ちひろ「きゃあ!? ちょっとお!?」

凛「私たちさ、レッスンのためとはいえプールに来たってことで、新しい水着着てみたんだけど」

P「ん? おお、似合ってる似合ってる、みんな可愛いじゃないか! とうっ」パシュッ

ちひろ「ちょっ、喋るか撃つかどっちかにしてくださいよ!」

P「ははは、油断大敵ィ!」パパパパパパパパシュッ

ちひろ「きゃあ~~~!?」

凛・奈緒・加蓮「……」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/22 00:09:45 ID:0CqURf9x0
奈緒「……プロデューサーさんはしゃぎすぎだろ、あれ」

加蓮「……ちひろさん水鉄砲で撃つのがそんなに面白いのかな」

凛「……普段の仕返し?」

加蓮「……その割には何というか」

P「ふははは! いい動きをするじゃないですか!」パシュンパシュン

ちひろ「もー、筋肉痛になったらどうするんですか!」バッ バッ

奈緒「……楽しそうだよな」

加蓮「ていうか一応仕事場だよねココ、何で水鉄砲とか持ってきてるの」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/22 00:12:44 ID:0CqURf9x0
凛「何というか、このままじゃ納得できないよね」

加蓮「せっかく新しい水着買ったんだもん、ちゃんと見てもらわないと。ね、奈緒」

奈緒「あ、アタシは別にどうでもいいけど、二人がそういうなら」

加蓮「そうは言っても、一番楽しそうに水着選んでたの奈緒だったよねー」

奈緒「う、うるさいっ!」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/22 00:16:54 ID:0CqURf9x0
ちひろ「も、もう、いい加減やめ……きゃあっ!?」ツルッ

凛「ちひろさんっ! あぶな……」

パシッ

P「危ない所でしたね、ちひろさん……」

ちひろ「ぷ、プロデューサーさん……あ、ありがとう……」

チャキッ

P「何つってな! ゼロ距離ならば避けられまいッ!」シュパーーーッ!

ちひろ「い、いやぁ~~~!?」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/22 00:21:07 ID:0CqURf9x0
ちひろ「ふええぇぇん……」ビショビショ

P「……すんません、はしゃぎすぎました……」

ちひろ「もう、とりあえず私着替えてきますから! もうすぐトレーナーさんが来られると思いますから、凛ちゃんたちと準備しておいてくださいね!」プンプン

P「了解っすー……やっちまったなぁ」

凛「やっちまったとかそれ以前の問題だよ、何で水鉄砲なんか持ちこんでるの」

P「いや、なんつーか、プールとか久しぶりだし……」

奈緒「遊びに来たんじゃないんだからな、ったく……」

加蓮「そうそう、プロデューサーなんだから、ちゃんと見ててよね、私たちのこと」

P「はい……」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/22 00:25:36 ID:0CqURf9x0
加蓮「で、どう、ちゃんと見てみた結果は? 私、結構自信あるんだけどなー?」

凛「わ、私も新調してみたんだけど……どう?」

奈緒「う……何だよ、あんまりじろじろ見んなよ。さっさと感想言えって、ほら……」

P「お、おう……ふむ、なかなか……」

トレーナー「すいませーん、遅れちゃいましたー!」

P「ああトレーナーさん、今日はよろし……!?」

凛・奈緒・加蓮「!!」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/22 00:30:02 ID:0CqURf9x0
トレ「ごめんなさい、移動に手間取っちゃって! さっそくレッスン始めましょうか!」

P「あ……は、はい……」

凛・奈緒・加蓮「……」

トレ「? 皆さんどうされたんですか?」

P「い、いや……その、トレーナーさん、水着姿、可愛いっすね」

トレ「はえっ!?」ドキッ

凛・奈緒・加蓮「!!!」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/22 00:34:11 ID:0CqURf9x0
トレ「い、いえそんな、私アイドルみたいに可愛くないし、水着だって地味なトレーニング用だし……」アタフタ

P「いやそんな、可愛いっす、ホント、うん」

トレ「その、えと、あんまり言われると、こ、困ります……」

凛・奈緒・加蓮(何これ、何なのこれ)

奈緒(ちょ、ちょっと、ホント何なんだよこれ!)

加蓮(普段練習着姿ばかり見てたトレーナーさんの水着姿だからってこと……?)

凛(体鍛えてるからスタイルいいもんね……)

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/22 00:39:50 ID:0CqURf9x0
トレ「さ、さあさあ、レッスン始めましょ、ね?」

凛・奈緒・加蓮「はーい……」

トレ(うう、三人の視線がちょっと怖い……)

ちひろ「すいませーん、着替えてきましたー!」

P「ああちひろさん、先ほどは本当にごめんなさ……!?」

凛・奈緒・加蓮「!!!」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/22 00:43:34 ID:0CqURf9x0
ちひろ「ふふーん! これでプロデューサーに水かけられたって平気ですもんね!」

P「あ、そ、そうすね、ハハハ」

凛「ち、ちひろさん、その水着姿……」

ちひろ「こんなこともあろうかと用意しておいたんです!」ピョンピョン

P「あ、あんまり跳ねない方が、その、目のやり場に困るというか……」

ちひろ「?」

トレ「……むぅ」

奈緒(あの水着結構攻めてるよな)

加蓮(ね)

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/22 00:46:50 ID:0CqURf9x0
―――

凛「はあ、今日のレッスン楽しかったけど、釈然としなかったなー」

P「ん? 何でだ?」

加蓮「反応薄かったんだもん、ねー、奈緒」

奈緒「う……まあ、そうだな」

P「?……そういえば今日の新しい水着、三人とも可愛かったと思うぞ、うん」

加蓮「!」

凛「……えっ?」

奈緒「!?」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/22 00:50:18 ID:0CqURf9x0
加蓮「もー、今頃になって言ったって遅いよ!」

P「う……すまん、プロデューサーとしてダメだったな」

凛「……そういうんじゃなくって、もう」

加蓮「ところでプロデューサー、ちひろさんやトレーナーさん含めて、今日一番可愛かったのって誰?」

P「!? おま、そういうややこしいこと聞くなよ!」

凛「私も一応聞いておきたいかな。ね、奈緒」

奈緒「ええっ? う、まあ、一応参考までに……」

P「え~、マジかよ……」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/22 00:54:18 ID:0CqURf9x0
P「ん~……」

凛・奈緒・加蓮「……」

P「んん~……」

凛・奈緒・加蓮「……」

P「…………」

凛・奈緒・加蓮「……」ドキドキ

P「ふぶっ!?」ブシュッ

凛・奈緒・加蓮(鼻血!?)ギョッ

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/22 00:57:27 ID:0CqURf9x0
凛「ちょ、プロデューサー!?」

P「いや違うんだ、これは決してやましいのとかじゃ!」

加蓮「それくらい分かるよ! 漫画じゃないんだし!」

奈緒「だ、大丈夫か!? 脱水!?」

P「う、そ、そうかもしれん……」クラクラ

凛「加蓮! 冷蔵庫にスポドリあったよね!」

加蓮「分かった、持ってくる!」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/22 01:01:21 ID:0CqURf9x0
―――
P「うう、すまん、自分の体調管理もできないとか、マジでプロデューサー失格だな……」

凛「そういうのいいから、もっと自分を労りなよ。はいスポドリもう一本」

P「すまん……」ゴクゴク

加蓮「……」

加蓮「そういえばさ、さっき鼻血吹いた時、誰の水着姿思い浮べてたの?」

P「ぶっ!?」

凛「ちょ、加蓮!?」

奈緒「な、何訊いてんだよお前!」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/22 01:04:29 ID:0CqURf9x0
加蓮「だってちゃんと聞かせてもらいたいでしょ、さっきの答え?」

凛「い、いやでも鼻血とは関係ないのは分かってるって、さっき加蓮自分で……」

加蓮「でも一応さ、ねー奈緒?」

奈緒「何でここでアタシに振るんだよ!?」

加蓮「で、どうなの?」

P「え゛……」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/22 01:06:23 ID:0CqURf9x0
凛「……」

奈緒「……」

加蓮「……」

P「…………あー……」

P「あ、あー、頭痛いなー、さっき誰思い浮べてたのかとか忘れたわー」

加蓮「ああっ、ずるいよプロデューサー!」

凛「訊かれたんだからちゃんと答えなよ!」

奈緒「お、男らしくねーぞ!」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/22 01:09:03 ID:0CqURf9x0
P「というわけでPちゃんは仮眠室で寝ます。おやすみ」ガチャ バタン

加蓮「ちょっとー!?」

凛「に、逃げた……」

奈緒「ま、まあどうでもいいけどなアタシは……ホントどうでもいいし……」

その後プロデューサーはプールでのレッスンのたびに三人に、そのうちちひろさんとトレーナーさんも含めた五人に問い詰められる様になったという。

おわり


モバP「くらえー!」ちひろ「もう、はしゃぎすぎですよ!」
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