1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/09 23:14:48 ID:eKWAD8Gx0
京太郎「早く部室に着いたはいいが誰もいないな…」

京太郎「ひまだな…」

京太郎「遊ぶか」

京太郎「『遂にここまで辿り着いたか勇シャーよ』」

西「親父の敵をとってやる!魔王め!」

魔王「ふ…しょうがない、本気でかかるとするか…」

西「くらえ!ダブシャー!」

魔王「ぐはあっ!まさか…失われた奥義を使うとは…」

西「今の一撃は効いたようだな、魔王の闇の鎧が崩れていくぞ」

002

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/09 23:18:59 ID:eKWAD8Gx0
京太郎「『ま、まさか貴様の正体は!』」

ガチャ

咲「きょ、京ちゃん?」

京太郎「よ、よう」

咲「……」

京太郎「……」

京太郎「『お、親父!?』」

咲「!?」

京太郎「……」チラッ

咲(京ちゃんが西を片手に目配せしてくる…)

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/09 23:28:00 ID:eKWAD8Gx0
西「なぜ生きているんだ!?」

咲「せ、『成長したな…我が息子よ…』

西「一体何がどうなっているんだ!」

東「この戦いが終わったらわかるだろう!」

西「俺達は親子じゃないか!」

東「言いたいことがあるなら拳で語れ!」

西(マズイ!俺が和了したせいで親番が親父に!)

東「トンドラ3!」

西「ぐっはああああああ」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/09 23:32:42 ID:eKWAD8Gx0
西「馬鹿な…攻撃力を上げる魔法ドラを同時に3つ複合だと!?」

東「貴様に技を教えたのは誰だったか思い出せ!」

西「そうだ…俺を育てたのは親父…なのになぜ!」

東「本当の事を教えてやろう!私は貴様の親父などではない!」

西「な、なんだって!?今まで騙していたのか!!」

東「悔しいか?悔しいなら私を殺してみたらどうだ!」

西「きさまあああああ」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/09 23:36:11 ID:eKWAD8Gx0
西「カン!嶺上開花ドラ4!」

東「ぶふぉおおおおお!満貫だとおおお!!」

西「勝負あったな」

東「くっ…」

ガチャ

和「あ…」

咲「和…ちゃん」

京太郎「……」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/09 23:42:04 ID:eKWAD8Gx0
和「す、すみません!私邪魔でしたらちょっと外室しますので!」

京太郎「『さあ教えてもらおうか!俺の本当の親父は誰だ!』」

咲和「!!」

和(須賀くんが倒れている東に西を近づけなている…)

咲「『わかった、いつかはこうなる日がくることだろうと思っていたよ』」

咲京太郎「……」チラッ

和(咲さんが倒れている東をゆっくり起こして私に目配せを…)

16: 近づけなている×近づけている○ 2013/09/09 23:49:20 ID:eKWAD8Gx0
和「お、『おしゃべりはそこまでだ』」シュッ

東「ぐはあッ!」

西「お、親父!」

東「すまなかった、お前の本当の親父は大魔王發なんだ…私は大魔王を裏切りお前を本当の子として育てた…大魔王を倒せるのは大魔王の血を引く者のみ」

東「できれば平和に育ててやりたかった、最後に親父と呼んでくれて…本望…だ」ガクッ

西「おやじいいいいいいいいい!!」

南「話は済んだか?」

西「貴様だけはゆるさない!」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/09 23:58:11 ID:eKWAD8Gx0
南「私は大魔王の手下、大魔王の危機となるものを排除しに来た」

西「貴様を倒せば大魔王に会えるのか?」

南「会えるだろうな…ただし、この私を倒せたらなあ!南タテホンドラ2!!」

西「ぐはああああああああああ」

南「私の最高の攻撃だ…これをくらって立てたものは…」

西「攻撃は…終わりか?」

南「なに!?」

西「親父の愛を受け取った俺にはそんなもの効かない!!くらえ!!カン!カン!嶺上開花ツモドラ8!!」

南「ぬあああああああああああ」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/10 00:02:41 ID:xwocEwYn0
西「ぐっ…何とか倒せたか…だがこれで大魔王と戦える…」

ガチャ

優希「優希ちゃん登場だじぇー!!」

咲「あ…」

和「あら…」

優希「んん?どうしたんだじょ?みんなしんみりして」

京太郎「…」

優希「どーした犬!さては腹が減っているんだな?でもこのタコスはやらないじょ!」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/10 00:08:42 ID:xwocEwYn0
京太郎「……」

優希「うぅ、無反応はちょっと効くじぇ」

和「…」

咲「…」

優希「みんな、何でだれも構ってくれないんだじょ…」ウルウル

京太郎「『ぐっ…残りあとどれくらい戦えるだろうか…』」

優希「!?」

西「村のみんなを中張牌から守るためにも、大魔王を倒さなければならないのに…」

西「目を閉じると思いだす…村の皆の事を…」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/10 00:14:48 ID:xwocEwYn0
咲「『やあ西ちゃんお煎餅食べる?』」

優希「!?」

西「隣に住んでたイーソウばーちゃん」

和「『西坊!お使いか?』」

優希「!?」

西「魚屋さんのチューピンおじさん」

咲和「『西にーちゃん!あそんで!』」

西「俺の可愛い妹達イーワン、イーピン」

まこ「『おかえり、飯できとるよ』」

西「俺のかーさん、東親父の妻チューワン」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/10 00:23:02 ID:xwocEwYn0
西「ペットのチューソウ」

咲「『バウワウ!』」

西「そして昔っから大好きだった北」

京太郎和咲「……」チラッ

優希(村人の自己紹介をしてからのこの目配せ、なるほど!わかったじぇ)

優希「『早く起きろ西!遅刻しちゃうぞ!』」

西「皆の事を考えると力が湧いてくる…」

まこ「『フッフッフ』」

西「この不穏な空気!!貴様が!!」

發「そう、この我輩こそ大魔王發!そして、貴様の父親だ…」

西「うおおおおお!!」

發「まあそう焦るな…貴様にはまずこいつとやってもらう」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/10 00:29:46 ID:xwocEwYn0
優希「『お前が俺の弟か』」

西「なに!?」

發「貴様の兄だ、さあ!楽しい兄弟喧嘩を親にみせてくれ!」

白「悪いが次の大魔王になるのはこの俺だぜ?」

西「何を言っている!俺はそこの大魔王を倒しにきたんだ!!」

白「なんだ、知らないのか?大魔王を倒した者こそが次期大魔王となれるんだぜ」

西「な、なにいいいい!!」

白「隙を見せたな!!ハクハツ三暗刻トイトイドラ3!!」

西「ぐううううああああああああ」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/10 00:36:18 ID:xwocEwYn0
西「あれ…ここはどこだ?」

和「『起きなさい西』」

西(あったかい感じがする…それにどこか懐かしい…)

西「誰だ…あんた…」

中「私は貴方の母親です」

西「なんだって?」

中「話したいことはいっぱいあるけど、貴方はしんではならない…貴方も兄、白は父の血を濃く引継ぎすぎた…そのせいでとても邪悪な性格を持っている」

西「だから、父親の技をあんな簡単に…」

中「貴方は特別な力をもっている…その力の使い方を教えてあげる…」

西「こ、これは!!」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/10 00:39:46 ID:xwocEwYn0
白「弟といっても大したことなかったぜ」

西「それは、どうかな…」

白「なに!?」

西「みせてやる…俺の力を!!」

發「これは!!」

西「今までの俺の思い出、数々の敵…それらの力を吸収して自分の力に換える!!」

白「なんだ!このオーラは!!」

西「国士無双!!!」

白「ぐああああああああああああ」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/10 00:47:37 ID:xwocEwYn0
發「さて、私との戦いの前に本気を出してしまってもいいのか?」

西「…」

發「それでは最後の戦いをはじめようではないか!!」

西「ぐっ!!」

西(初っ端から飛ばしてきやがった…これは役満クラスの手だ!)

發「どうした!!貴様の国士を目指すには中張牌をきらなければならないのだぞ!!」

西(これを捨てたら負ける…しかし捨てなかったら俺の攻撃は当たらない…どうすれば……)

東「自分を信じるんだ」

九萬「美味しい飯作って待っとるよ!!」

西「親父!?」

中「貴方は正義の心に溢れた子よ」

西「かーさん…」

北「帰ってこなかったら承知しないんだからね!」

西「北…」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/10 00:52:49 ID:xwocEwYn0
西「見つけた…」

發「なに?」

西「一つだけ見つけたよ…お前を倒す方法」

發「面白い…やってみろ!!」

西「ぬおおおおおお!!」タン

發「フハハハハ!!ヤオチュー牌を切っているではないか!それでは我輩に国士はあたらん!!」

西「馬鹿野郎…河を見てみろよ…」

發「何?こ、これは!!」

西「これで完成だ…」

發「しかし!最後のヤオチュー牌を切ることは貴様の死を意味するんだぞ!!」

西「構わねえさ…くらえ…流し満貫!!」

發「ぬおおおおおおおおおおおおおおお」

西「勝った……ぜ」バタッ

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/10 00:58:20 ID:xwocEwYn0
久「この戦いで大魔王の血を引く者はこの世から消え去った…彼は自分の命と引き換えに世界を平和から守った」

まこ「そんな彼にいつでも会える場所」

京太郎「彼が命と引き換えに守った場所」

優希「彼を想いつづけた者のいる場所」

咲「彼を育て、成長を見守った場所」

全員「そんな場所清澄高校麻雀部!入部歓迎!」

久「はい、以上麻雀部入部説明会を終わりまーす」

ムロ(こんなんでいいのか!?)ガビーン

おわり


京太郎「中ビーム!!」
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1378736088/)